2017/08/22

アナログ写真のデジタル化は大変

1980年代半ばから撮りためた写真フィルムがあって、そのデジタル化に何度も挑戦してきました。フィルムの種類は、ネガフィルムが9割でポジが1割程度。その昔は Hewlett-Packardの透過原稿ユニット搭載の巨大なスキャナーを使ったり、NIKONのフィルムスキャナー COOLSCAN を使ってみたり、色々とトライしてきました。でも、いずれも途中で挫折。理由は簡単で、面倒で飽きてしまったから(笑)。なにしろ、スキャンに時間がかかり、フィルムスキャナーに至っては 1コマ撮るのに4~5分はかかったように思います。

その後もスキャナの解像度が上がる度に、新しくスキャナを購入して、今度こそは・・・と頑張ったものの全てのフィルムをスキャンすることは出来ませんでした。またしても同じ理由で。。。

普通市販されているスキャナには二種類有ります。昔からあるのは CCDスキャナで、最近は小型軽量化、低価格化できることからほとんどが CISスキャナになってきました。CISスキャナは凹凸があるものをスキャンするのが苦手なんですよね。長年保存していたフィルムは平坦ではないので、CCDスキャナにこだわって再度挑戦している最中です。(Canonさんの CISスキャナは試したけれど、善し悪しを評価する前に画面に傷が付いてしまい継続を断念)

フィルムを諦めてプリントした写真をスキャンするのはどうか・・・。スキャンに時間がかかるのがネックだったので、富士通の ScanSnapも試してみました。ですが、これは画質が最悪で却下。ドキュメントスキャナに写真を読み取らせるのは無理があったわけです。高解像度モードでの読み取りもできますが、こんどは時間が半端なくかかるので却下。さらに、古い写真なのでホコリも付いていて、スキャナヘッドが頻繁に汚れて筋が出て使えない。ラインスキャナの欠点ですね。

ph_visual.jpg 
と、色々ありましたが、現在は、昨年購入した Epsonの GTX-830 でちまちまスキャンしています。光学解像度が6,400dpiまで対応するので、フィルムを2,000万画素くらいでスキャンしても余裕です。フィルム自体がそこまで解像度高くないので1,200万画素くらいでも十分過ぎるのですが。ネガフィルムの補正も昔の機種より随分と進化しています。保存状態の良いフィルムなら、かなり綺麗にスキャンできます。まぁ、フィルムメーカー(主に富士フイルムとコダック使用)やフィルムの種類にも依存しますけど。

30年もののフィルムだと、コダックのポジフィルム(CODACHROME)は昔と変わらない発色で素晴らしい。更に、Digital ICEというゴミ・キズ自動検出補正機能が完璧なまでに働くので、スキャンする前に面倒なホコリ取りも不要でした。コダックでも EKTACHROME はこの機能を使えません。(フィルム自体にデコボコがあるから)余談ですが、コダックさん、リバーサルフィルムの販売を2012年に終了してましたが、昨今のアナログ写真人気により、2017年後半から EKTACHROMEを再発売するそうです。

残念ながら富士フイルムはポジ、ネガとも最悪でした。(保管状態は同じだったのに)
独断と偏見で画質の優劣を付けるなら、
コダクローム > エクタクローム >> コダックネガフィルム >>> フジクローム > フジネガフィルム

富士フイルムの場合、退色と色むらがとにかく激しくて使い物になりませんでした。よって、富士フイルムで撮った写真は、プリント写真からデジタル化するしかない。(全てのフジフィルムが悪かったわけではありません。何故だか色再現良いものもありました。おそらくフィルムの種類によるのかもしれませんが、詳細は調べていません)あと、富士フイルムの名誉のために、画像の粒状感はフジフィルムの方が勝っていたように感じました。

ということで、約6,000枚くらいある写真のなかで、海外で撮影したもの全てと一部国内撮影の写真、合計約3,000枚弱のスキャンが終わったところです。残りは多分、気が向くまでスキャンはしないでしょう。でも、国内撮影の残りの写真は全てフジフィルムで撮影しているので、劣化を考えると時間との勝負です。(汗)

ちなみに、GTX-830 付属のスキャンアプリ EPSON Scan は 32bitアプリなんです。更新されなかったら来年には使えなくなります。EPSONさん、お願いしますね。