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2020/09/09

バンコク・チャイナタウン裏通り - 昔は日本人バックパッカーの聖地 【備忘録】

Twitter でバンコクにあった知る人ぞ知る元・ジュライホテルの写真を見ました。1995年10月30日に閉館ですので、もう25年も前からこの姿を留めているわけです。バンコクには廃墟が沢山ありますが、建設途中で資金が尽きたり、廃業後も解体するよりそのままにしておいた方が安上がりなのかもしれません。

GL_ジュライホテル GGL 2019_08

現在のバックパッカーの聖地と言えばバンコク・カオサン通り。ですが、実は歴史はさほど古くありません。かつてバンコクに来るバックパッカーは、フアランポン駅近くのホテル(タイソングリートホテル Thai Song Greet Hotel)に泊まる者が多く、1970年代後半(1977年との記載あり)にホテルが閉館すると、多くの外国人はルンピニ公園南側のラマ4通りから少し入ったところにあるマレーシアホテル周辺に、そして日本人はフアランポン駅からクルンカセム運河を渡ったチャイナタウンに移動したそうです。(次の写真は1973年に撮影されたもの)

1973-12 Bangkok Thai Song Greet Hotel

私がタイに行き始めたのは1990年代後半に入ってからなので昔のことは全く知りません。当時はアジア旅行ブームだったのでしょうか、谷恒生、下川裕治、クーロン黒沢、蔵前仁一さんらの単行本が数多く出版されていて、バンコクに「沈没」という言葉を始めて知りました。酒、女、そして薬などにハマって怠惰な生活に明け暮れるって感じでしょうか。怠惰という表現は良くないですね、多分、ご本人達にとっては浮世離れした楽園のような生活だったのかもしれません。

タイ・デビューが比較的に遅く、表街道しか歩いて来られなかった私は、「沈没」的生活とはほど遠く、本の中の生活に理由無く憧れたものです。もしも学生時代にタイを知っていたら、多分、私の人生は変わっていたと思います。🤣

当時の様子を垣間見ることが出来る Web を検索してみました。

 当時のジュライホテルの様子が詳細にに綴られています。
> 1970年代日本人旅行者の大部分がバンコックでは、中央駅近くのタイソングリートホテルに泊まっていた。そこが閉鎖した後、ヤワラー界隈の楽宮旅社に移り大いに賑わったということです。
80年代日本バブル期急激に増えだした日本人旅行者を楽宮旅社だけでは、賄いきれず、また時代の流れによって、廃れていった楽宮旅社の受け皿でもあるかのように、ジュライホテルに旅人が流れて来たのです。最盛期80年代後半から92~93頃常時、ジュライホテルに約80人、楽宮旅社に約20人。

バンコク「楽宮大旅社」旅人たちの夢の跡(2007/05)楽宮ホテルは2005年6月末で閉鎖
楽宮ホテル 2007_05

ジュライホテル 2005_07

楽宮ホテル 2005_09

楽宮ホテル 2009_03

楽宮ホテル 2006_12

・ジュライ・ホテルと北京飯店(2012/07)写真中央は台北大旅社
台北大旅社 2012_07

 2015年5月頃閉館、現在は改装して W22 by Burasari として営業中
台北大旅社 2015_05


長年にわたって日本人バックパッカーを支えてきて、2005年頃に閉館した楽宮ホテル(楽宮大旅社)の今は・・・建物はもちろん残っており、Google Street View で見ると入り口看板後もうっすらと確認できます。

GL_楽宮ホテル跡 GGL 2019_08

また、Google Street View の2011年撮影写真を見ると、楽宮大旅社の入り口付近にあった北京飯店の看板も確認できます。

最後に、バンコク・バックパッカーの原点とも言えるタイソングリートホテルの住所(247 Rama IV)を Google Map で調べてみると、次の水色のビルがその場所に相当しました。

GL_タイソングリートホテル跡 GGL 2019_08

2006年に撮影された写真を見るとセブンイレブンは現在の左側のビル1階にあったようで、元タイソングリートホテルのビルは分割されて現在のセブンイレブンと水色のビルになっているのだと思います。これらのビルは既に築50年をゆうに超えているはずなので、フアランポン駅周辺の再開発が進めば無くなってしまうのでしょう。

バックパッカーという言葉に憧れすら感じてタイに行き続けてきた私ですが、社会に縛られて一歩が踏み出せなかった過去だけは後悔してやみません。😅


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