ピッサヌローク駅 SRT Phitsanulok Station
ピッサヌローク駅を通る列車は上下線それぞれ13本だけです(うち3本はピッサヌローク発着)。バンコクからチェンマイまで行く列車は5本のみで、昼間に通る列車は上下それぞれ4〜5本という寂しさです。 😝 それでも、市街中心部に近いこともあって、駅周辺は賑わっています。
ピッサヌローク駅の歴史は古く、1907年1月にバンコクまで蒸気機関車を走らせたのが最初だと駅前の案内板に記述がありました。Wikipedia には 1908年となっていますが、駅にあった説明文を信じることにしましょう。ちなみに、チェンマイまで開通したのは1922年です。
冒頭写真は駅舎正面です。駅前ロータリーには、1911年製で1967年まで実際に使用されていた英国製の蒸気機関車が展示されています。綺麗に装飾されて完全にオブジェ化しています。駅前には、懐かしい三輪自動車が何台も停まっていました。日本でも1960年代頃まで町で見かけたものです。
駅に向かう正面の道はピッサヌロークのメインストリーと言っても良い感じで、この町が駅と共に発展してきたのだろうと想像できます。
午前中に北側の主要観光スポットを見学して、昼食の後に南側に向かう途中で駅に寄りました。本数が少ないのは知っていたので、駅舎やホームだけを見て回る予定にしていたのですが、何と偶然にもバンコクからチェンマイに向かう特急(SP DRC : Special Express Diesel Rail Car)を見ることができました。20~30分ほど遅れてたようですが、タイでは普通なのかも知れません。😄
こちらはチケット売り場の様子。ここに書かれているのが全列車なのですが、始発駅と終着駅の発着時間も記載されているのでわかりづらいです。ピッサヌロークの発着時間は青色の部分で、上下それぞれ13本ずつしかありません。
ホームに向かう出口付近。肖像画が飾られていましたが誰なのか。。チュラーロンコーン大王?😅
列車が到着する前のホームの様子です。左奥側がチェンマイ方面です。
入線してきた列車。プラットフォームの行き先表示はバンコクとチェンマイだけで大変シンプル 😄
そして、ホームに停車中の列車。右奥にも似たような車両が見えますが、右側は1983年製の日本車輌(東急と日立)で、この車輌は1996年製の韓国車両です。何でもコピーするのがお得意なお国柄ですから、日本車輌を真似たのでしょう。
タイでは線路に降りることは違法ではなく、普通の人も平気で降りたりします。プラットフォーム自体が低く作られていて降りやすいし、線路を横切って移動するところも良く目にします。と言うことで、私も線路に降りて、二つの車両が綺麗に見える位置から写真を撮ってみました。
バンコクとチェンマイを結ぶ高速鉄道構想があります。約750kmの距離なので3時間程度で結ばれることになり、観光客には大変有り難いことです。日本が主導的に計画を作っているようですが、採算性の問題で実現するかどうかは不透明です。沿線に大きな都市が無く、タイで2,3番目に人口が多いとされるチェンマイですら人口20万人足らずです。バンコク・チェンマイ間には毎日60便近い飛行機が飛んでいます。バス路線も数多くあるので、タイ版新幹線は必要ないんじゃないでしょうか。
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コメント
承認待ちコメント
2020-02-28 01:59 編集
タイに行った気分になれました!
情報をありがとうございます♪
2020-03-09 19:17 マロン URL 編集