2011/09/22

AppleのSamsung離れが進んでる。DRAM, NAND flash供給を日本企業にシフトか

AppleはSamsungへの依存を減らそうとしてます。[DigiTimes]  昨今の特許論争からすると当然と言えば当然だと思いますが、もしもAppleがSamsungからの供給を止めたら、Samsungは少なくとも78億ドル(約6,000億円)もの売り上げを無くすことになります。なにせ、AppleはSamsungにとって最大のお客様なのですから。また、SamsungはAppleにとっても最大のパーツ供給先です。日本人の感覚からすると、ビジネスとは言え、最大のお客様を特許侵害で訴えたり、真っ向から対抗する姿勢が良く理解できません。どうみても、状況はAppleに有利で、Samsungにとっては社運をかけた戦いのように思えます。Samsungさんも、『欲を出しすぎたばかりに・・・』と後世に汚点を残さなければ良いのですがね。

Samsungは全世界のDRAMマーケットで40%のシェアを持っています。NAND flashでも30%ものシェアを持っています。AppleはSamsungへの依存を軽減するために、NAND flashを東芝に、DRAMをエルピーダに打診していると記事は伝えてます。

AppleはかつてSamsungとiOSデバイス用のプロセッサー製造契約を結んでいました。しかし、つい先日のレポートでは、Appleは次世代プロセッサーの製造を台湾の企業(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company : TSMC)に委託するだろうとのことです。ディスプレイについては、シャープの名前もあがっていました。もしも、これら全てが本当に実施されたならば、Samsungにとっては1兆円を超える売上減になるのは避けられません。もちろん、Appleもいかにして膨大な量のデバイスを安定的に供給するかが鍵ですので、Samsungを100%切るようなことはしないでしょう。単に、複数の供給先を確保して安定供給体制を取るのが最優先で、Samsungに偏りすぎていた現状を是正しようとしているだけなのかもしれませんが。

Appleの強みはなんと言っても莫大なFree Cash Flowです。10億ドル(750億円)程度のキャッシュを前払いして安定的に供給させるのです。シャープの時も、Appleがシャープに600〜700億円投資か・・と報道されました。かつて、iPod用のRAMをAppleが世界中で買い占めたとの噂さえたちました。世界を相手にした超優良企業だからなせる技です。日本人の考えるスケールを超えていますね。

ともあれ、Mac Loverの一人としては、Appleに今後もずっと『わくわくする製品』を開発していってもらいたいものです。
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