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2020/01/22

ワット・チュラーマニー Wat Chula Manee, Phitsanulok(天国の仏塔) - クメール様式の古い塔堂 Prang がある寺院

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ワット・チュラーマニーはピッサヌロークで最も古い現存する寺院だと言われています。ピッサヌロークがまだソーンクウェー Song Khwae(二つの川の町)と呼ばれ、現在より8km程南西に町が広がっていた時代、その中心部にあったのがワット・チュラーマニーです。1465年、アユタヤ王朝第8代トロイローカナート王(Borommatrailokkanat, 1448 - 1488)が礼拝堂を建て、2,348名もの僧侶を連れて8ヶ月と15日間も修行を行った寺院として有名です。

寺院の建立はスコータイ王朝第6代リタイ王(Li Thai, 1347 - 1368)の時代との記述がありますが、寺院の中心的存在とも言える塔堂 Prang がクメール様式であることから、その前からこの地にはクメール人の寺院があったのではないかと思われます。ちなみに、市街地を現在の場所に移したのはリタイ王です。

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建物の配置は次写真のようになっており、本堂 Ubosot と隣の礼拝堂 Viharn は遺跡の上に屋根がつけられています。

Wat Chula Manee location

塔堂 Prang の入口は東側にあって中に入ることができます。塔堂なので、元々は写真左側の部分にはスコータイ歴史公園にあるワット・シーサワイーの様なトウモロコシ型の塔が建っていたのですが、現在は崩れ落ちて天井が開いたままになっています。塔堂内部には小さな仏像が祀られていました。

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塔堂の外壁には白鳥や花などの細かい装飾が施されています。ワット・シーサワイーの塔堂装飾は少々おどろおどろしい感じがしましたが、こちらの装飾は平和的です。

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次は昔の本堂 Ubosot です。結界石が残されているので本堂であったことがわかります。現在は屋根が取り付けられていて、本堂内も綺麗にタイル張りされています。

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中に入ることはできませんでしたが、本堂奥にはご本尊様? Luang Pho Khao という仏像が祀られていました。タイル張りの床を見ると、ラテライトでできた支柱の一部が露出しているのがわかります。

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隣の礼拝堂には Luang Pho Luang と呼ばれる黄色く塗られた珍しい仏像と真っ黒な仏像(Luang Pho Dam ?)が祀られていて、どちらも由緒あるものだそうです。

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塔堂の東側にも礼拝堂があります。ワット・チュラーマニーで特徴的なのは、遺跡の外壁を残したまま、その上に少し小ぶりの新しい礼拝堂が建てられている点です。こんな遺跡・寺院は見たことありません。

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東側正面から見ると元の礼拝堂の大きさが良くわかります。そして内部には Luang Pho Phet と呼ばれる穏やかな表情をした仏像が祀られています。

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この礼拝堂の隣にはモンドップ(仏堂)があります。

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入口は東側を向いていますが、裏手(西側)にはアユタヤ王朝第27代ナライ王(1656 - 1688)が書いたと言われる石碑がガラスで覆われた小さな出窓のような部分に残されています。

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そして、塔堂内部にはナライ王が作らせたと言われる仏陀の足跡が残されています。写真の下の方に少しだけ見えるのが足跡の一部です。(下調べができてなくて、全体写真はありません。言われないと価値がわからないようなもの・・かも)ちなみに、写真内の緑の掲示板には「仏陀の足跡の呪文」と書かれているようです(Google翻訳)

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最後は現在の本堂。元寺院の東側、通り沿いに本堂はあります。この建物を見ただけでは古さは全く感じません。本堂は東側を向いていて、十字構造の建物なので南側にも入口があってドアが開いていました。東側正面には真新しい結界石があり、その模様から王室ゆかりの寺院であることがわかるのだそうです。

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現在のご本尊様はこちら。壁に描かれた絵もなくて、かなりシンプルな感じがしました。

市街地から離れているので、タイ寺院に全く興味がない観光客は訪れる意味はないかもしれません。ピッサヌロークの歴史を知る上では必ず登場する寺院です。時間に余裕があるなら是非訪れてみることをお勧めします。



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