【門司港散策】鉄オタ必見!「めかり饅頭」で有名な老舗菓子店「柳月堂」
初代門司駅(現在の門司港駅)が開業したのが 1891年(明治24年)、料亭 群芳閣が駅前に開業し、桟橋通に石田旅館が開業したのが 1895年(明治28年)です。旅館や料亭に菓子は付きものなので、時をさほど経ずに石井製菓は創業したのでは無いでしょうか。ちなみに、柳月堂本店は石田旅館の隣にあったそうです。(つい最近、本店ビルは取り壊されて更地になりました)
「めかり饅頭」の歴史は120年以上になります。風光明媚な関門海峡に、神代の伝説を秘めて点在する満珠・干珠の二島をかたどり、粒餡と白餡をそれぞれ源平合戦の赤・白の旗になぞらえ作られたと言われているそうです。非常にシンプルで素朴な一口大の蒸し饅頭です。1個46円です。
さて、何故「鉄オタ」必見なのかというと・・・
実は、柳月堂の店内に鉄オタがワクワクするような展示があるからです。元鉄オタとしては、お店の人に許可をもらって店内の写真を撮らせてもらいました。そういうお客さんも結構いますよ・・とのこと。その写真がこれ、菓子のショーケース奥の壁にドーンと飾られていました。
昔、九州を走ってた特急列車のヘッドマークです。門司港駅近くの九州鉄道記念館にも「つばめ」などのヘッドマークが展示されていますが、柳月堂店内展示もなかなか迫力があります。ショーウインドウに向かって背中側には、列車の行き先を示す「行先標」も多数掲示されています。
経由地の記載がある門司港行パネルはいいですね。数少なかった門司行のパネルもありました。さらには、かなり古いと思われる右から左に書かれたパネルも(写真左上)。
ブルートレインのワッペンも珍しいと思います。「みずほ(東京-熊本・長崎)」「さくら(東京-長崎)」「はやぶさ(東京-熊本)」
蒸気機関車のミニアチュアなども多数展示しています。「めかり饅頭」や他の菓子を買うついでに店舗に行ってみると楽しいです。
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