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2019/05/27

【門司港散策】和布刈神社 1,800年以上の歴史を持つ由緒ある神社

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和布刈神社は九州の最北端、関門海峡を間近で眺められる場所にあります。創建は西暦200年頃とされ、古く江戸時代までは「隼人社」「速戸社」「早鞆明神」などと呼ばれており、和布刈神社と呼ばれるようになったのは1809年のことだそうです。「和布刈」とは「わかめを苅る」という意味です。

和布刈神事は、「旧暦の元旦夜中3時に3人の神職が衣冠を正して松明、鎌と桶を持ち社前の石段下りて厳寒の海に入って和布を刈り神前に供える」というもので、神社創建以来続いています。古くは、和銅3年(710年)に和布刈神事のわかめを朝廷に献上したとの記録も残っています。

門司港レトロ観光線のノーフォーク広場駅で降りて北側に約150m程歩くと和布刈神社の大鳥居があります。そこから和布刈神社までは約700mです。ノーフォーク広場を左手に見ながら海岸沿いを歩くと、目の前に関門海峡と関門橋が広がります。和布刈神社は関門橋橋柱のたもとにあります。

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※ かつて、和布刈公園への入口付近、現在のノーフォーク広場には和布刈遊園地があり、その横には和布刈菊人形館があって一大行楽地でした。また岸壁は海上保安本部の所有だったので、常に巡視船が停泊していました。

神社奥に進むと本殿、拝殿の前にも大きな鳥居があります。境内は狭いので鳥居全体を見渡すのはなかなか難しい。鳥居奥には拝殿があり、左手には和布刈神事が行われる岩場に降りる階段とその前に鳥居(写真左)があります。

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海峡側の鳥居をくぐるとわかめを苅る岩場に通じる階段があります。直ぐ横に見えるのは枕潮閣という料亭で、50年ほど前の地図にも記載されているのでかなり古いものだと思います。

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そして、目の前には海の中にある灯籠と本州まで延びる関門橋の雄大な姿を見ることができます。関門橋ができるときは和布刈神社はどうなってしまうのかと心配したものですが、古い灯籠と薄緑色の関門橋のコントラストは素晴らしい眺めだと思います。

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海中灯籠を別角度から見ると、遠く小倉や下関の町並みも見ることができます。

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階段下から見た鳥居がこちら、わかめを苅ったあと、神聖な社殿に向かう入口であるのがわかります。

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この鳥居前には細川忠興、小笠原氏が寄進した石灯籠があります。以前は囲いがなくてむき出しになっていましたが、大変古いものなので現在は写真のように囲いが設けられています。

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海岸沿いの狭い場所に建てられて神社なので、鳥居、灯籠、狛犬などが所狭しと置かれています。さらに奥には雄大な関門橋の姿もあって、混み合ってはいるものの他では見ることができない新旧取り混ぜた絶妙な光景が広がっています。

社殿は足利尊氏、大内義隆などにより建造されたといわれています。現在の本殿は三間社流造の銅板葺で、明和四年 (1767年)小倉藩四代藩主の小笠原忠総により健立されました。その手前には拝殿があり、明治中期頃の建造で、装飾が多く、屋根に千鳥破風や唐破風を設けた賑やかな造りになっています。

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拝殿を正面から見た写真(海側)

拝殿の後ろ側に神聖な岩と一体になったような本殿があります。

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本殿横には小さな祠があって、その一つが早鞆稲荷です。鮮やかな朱色の祠とその手前に稲荷神の神使とされる狐が建っています。

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和布刈神社には鳥居がもう一つあります。関門トンネル人道入口手前に建てられた鳥居からは神社とともに関門橋を眺めることができます。

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和布刈神社は海の神にまつわる神社です。神社の御神宝「満珠と干珠」は和布刈神社の沖合約6kmのところにある元奥津島と辺津島(現在の満珠島と干珠島)に納められているそうです(衛星写真で見る限り祠らしい建造物は見当たりません)。地理的には山口県に近いものの、本来は和布刈神社ゆかりの島なので福岡県に属しても良いような気はしますが、Google Map で見ると下関市の一部です。

※ 和布刈神社周辺は門司港の一大観光地でした。関門橋の建設と工事などの影響で、神社手前にあった旅館や飲食店などは全て姿を消しました。関門橋の工事が始まった頃までは、割烹旅館めかり荘、めかり会館、めかり毎日荘、めかり食堂、めかり屋、源平茶屋などが神社前バス停付近にありました。

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