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2019/03/11

Adobe Lightroom を使って写真を印象色に補正する

昨年、メインカメラを SONY α7R III に変えてから、旅写真の保存を RAW ファイルにすることにしました。それまでは、RAW の良さはわかってたけれど、現像する面倒さとファイル容量の大きさから躊躇してました。RAW ファイルならできることが沢山あります。補正も自由のままで、実際に見たときの印象に近い色合いにすることができるのです。

その一例として、失敗写真として諦めていたものを Adobe Lightroom で補正してみました。
JPG保存した写真がこちら。全体の露出はあってると思いますが、くすんだ感じでパッとしません。

TMH_Original JPG

Lightroom で RAWファイルを開いて現像画面を見たところ。JPGファイルはカメラ内で現像されているのと同じなので、こちらの写真が撮ったままのデータで、更に暗い感じがします。
TM_Lightroom_01.jpg

この写真に Adobe Lightroom で補正を加えていきます。

1. 写真の傾き補正。僅かに傾いているので補正します。
TM_Lightroom_02.jpg

2. 「自動補正」HDRと同じように全体の明暗を平たくします。画像右上のヒストグラムの変化を見れば結果の違いは明らかです。
TM_Lightroom_03.jpg

暗部は明るくなりましたが全体的にのっぺりした感じになるので、コントラストを補正します。
3. コントラスト補正「ゼロ」に戻す。
TM_Lightroom_04.jpg

少しだけ全体にしまりが出てきました。これでも良いのですが、更にメリハリを付けるために「明瞭度」と「かすみの除去」を調整します。

4. 「明瞭度」調整 全体がクッキリします。明暗共に色コントラストが強調されている感じ
TM_Lightroom_05.jpg

5. 「かすみの除去」調整 本来は遠景のかすみを除去してクッキリ見せる為の機能ですが、全体のモヤモヤ感を軽減して空の色などを引き締める(より青く)効果があります。
TM_Lightroom_06.jpg

6. 「シャドウ」補正 暗い部分を明るくします。Lightroomでは、黒く潰れた部分だけ色付けできるので、それを参考にしてつぶれが多少残る程度まで調整します。
TM_Lightroom_07.jpg

7. 「黒レベル」補正 より暗い部分の黒潰れ無くします。
TM_Lightroom_08.jpg

「シャドウ」「黒レベル」を明るく調整しすぎるとのっぺりした写真に逆戻りしてしまうので、多少潰が残る程度の方が良いでしょう。

8. 「ハイライト」「白レベル」補正 暗部と同様に白トビがあれば補正します。ハイライトを落とすことで、写真左上部の雲がより鮮明に見えるようになりました。
TM_Lightroom_09.jpg

9. 「色温度」「色かぶり」補正 「色温度」は個人の好みでしょう。私は少し色温度を下げて青を強調した方がスッキリして好きです。逆に、色温度を上げれば日中撮った写真でも夕焼けのようにすることもできます。
TM_Lightroom_10.jpg

これでほぼ完成です。補正前の写真と比較して、暗部が明るくなって空の色も綺麗な青空になりました。左下の店内の様子も潰れずに表現されています。ですが、なんかバランスが悪い。

ここからが Lightroom の更に凄いところ。写真を部分的に補正することもできるのです。「段階フィルター」「円形フィルター」「ブラシ」が用意されていて、それを使うとフィルターをかけた部分やブラシでなぞって指定した部分のみ補正をかけることができます。

上の写真では右側の木々が明るくなりすぎて五月蠅いので「段階ブラシ」補正してみました。
10. 「段階ブラシ」「円形ブラシ」「ブラシ」で部分補正
TM_Lightroom_11-2.jpg

フィルターをかけた部分だけ露出を落として彩度を下げてみました。写真の左側に影響を与えず、右側の木々だけが少し暗くなって全体的に引き締まった感じがします。これで完成です。

目で見た時は視点を合わせたところだけが綺麗に見えています。その周辺は見えてる気がしてる程度で邪魔にならないのですが、写真にすると全体が均一に記録されてしまう。中心となる被写体以外を暗くしたり彩度を落とすことによって、実際に見たときの印象に近づけられるのではないかと思います。

最後にもう一度、JPG保存した写真と Lightroomで現像補正した後の写真を並べて表示します。違いは明らかです。

TMH_Original JPG
TMH_Lightroom Final

JPG写真でも補正することはできますが、RAW写真に比べると補正できる程度が低いです。また、RAW の方が JPG よりダイナミックレンジが広いので白トビや黒潰れも低減されます。白トビ部分は補正のしようが無いので、RAW で少し露出アンダー気味で写真を撮っていれば失敗が少なくなります。

RAWファイルで写真を保存すると現像が面倒なのは間違いありません。ですが、旅写真の場合は、一枚ずつ現像することで旅の思い出が蘇るので苦にはならないのでは無いでしょうか。

明暗が激しい被写体の場合は露出を変えて撮った写真から HDR 写真を作ることができます。Lightroomにも複数の写真を合成して HDR写真にすることができます。シングルショットの写真と HDR写真を同じように補正して比較してみましたが、素人が見る限り、違いはほとんどわかりません。RAWファイルはJPGに比べてファイルサイズが大きいので、RAW で連続写真を撮る意味はほとんど無いのではないでしょうか。


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