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2019/03/04

【バンコクの寺院】ワット・パイゴーンチョターナラーム Wat Phai Ngoen Chotana Ram, Bangkok

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しばらくスコータイ歴史公園の記事ばかり書いていましたが、久しぶりにバンコクの寺院です。この寺院、以前から是非とも行ってみたいと思っていた寺院なのです。観光客がほとんど居ないエリアにあり、当然ながらガイドブックにも記載は全くありません。

何故行きたいと思っていたかというと、1940年頃の『選択』によっては、この寺院が超有名寺院になっていたかもしれないからです。この寺院のことは少しだけ以前の記事に書いています。


現在のアジアティック付近にあった廃寺から二体の仏像が運び出されて、一つは現在のワット・トライミットに、そしてもう一体の行き先がここワット・パイゴーンチョターナラームだったのです。当時、新しくなったこの寺院にスコータイ仏像の特徴を持つブロンズ製の仏像が運ばれました。そして、ワット・トライミット(当時はワット・サムチーンと呼ばれる無名寺院)には漆喰でできた大きな仏像が運ばれたのです。後に、その漆喰仏像から黄金の仏像が見つかった話はあまりにも有名です。つまり、もしもその時にワット・パイゴーンチョターナラームが漆喰仏像を選択していたら、この寺院が黄金仏寺院になっていたかもしれないのです。

元々の寺院はワット・パイローム Wat Phai Lom と呼ばれており、現王朝初期に建立されたと言われています。1939年、タイ国政府がクローントーイの港湾整備を進めるにあたり、そこにあったワット・ンゴーン Wat Ngoen をワット・パイロームに移すことになりました。さらに、1940年、チャオプラヤ川添いにあった廃寺ワット・プラヤークライ Wat Phraya Krai (元の名はワット・チョチカラーム Wat Chotikaram)の仏像をこの地に移したことで三つの寺院が一つにまとまり、それぞれの寺院名の一部を取ってワット・パイゴーンチョターナラームに名称変更されました。

冒頭写真の右手に見えるのが本堂ですが、訪問時は中に入ることはできませんでした。左側がオープンな礼拝堂で、そこにワット・プラヤークライから移されたと思われる仏像が安置されていました。なかなか立派です。

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元々はビエンチャンにあったものだと考えられています。ラーマ I 世がタイ全土の荒廃した寺から仏像をバンコクに集めた際、価値の高いものはワット・ポーに、比較的価値が低いと判定されたものがワット・チョチカラームなどの寺院に移されたと言われています。この仏像やワット・トライミットに移された漆喰仏像(後の黄金仏)は価値が低いと判断されたのです。

仏像を正面から見ると次のようになり、スコータイ王朝時代の仏像の特徴を良く表しています。

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立派な本堂の中がどうなっているのか見たかったのですが、入口が開いて無くて残念でした。外観だけでも・・・

正面から撮った写真と裏手に回って撮った写真です。本堂裏に回ると鐘楼がありました。また、一番奥には火葬場も併設されていました。

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道沿いにもう一つ綺麗な仏像が祀られていました。正面入口には扉がないので境内入り口からでも仏像を拝むことができます。スコータイ仏の様にも見えますが、顔の作りが少しふっくらしていてさほど古い仏像ではなさそうです。

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最寄り駅は BTS Surasak です。駅から直線距離で約2kmほど南に下ったところにあります。近くには観光名所は全く無いし、寺院の名前 Wat Phai Ngoen Chotana Ram も発音が難しくてタクシー運転手には伝わりません。地図を見せても知らないと言う運転手がほとんど。私は泊まってた Surasak のホテルのボーイさんに手助けしてもらって、この寺院の場所を知ってる運転手を探してもらいました。観光客が全く入り込まないエリアのバンコクは何となく新鮮でした。



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