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2019/01/26

スコータイ歴史公園(3) ワット・トラパントーン Wat Traphang Thong, Sukhothai

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本堂と仏塔、奥に小さなモンドップが見えています。

スコータイ歴史公園の東側入口から約300mほど東に進んだ所にワット・トラパントーンはあります。Trapang と言うことからして、この寺院も池の真ん中にあります。スコータイは水の便が良くなかったので溜め池が沢山ありました。大きな川沿いでも無い場所に何故スコータイの町が造られたのか疑問です。
※ 英語の表記からするとトラパントーンになりますが、現地標識にあった説明サイトではタパントーンと表記されています。Wat Traphang Ngoen はワット・タパンアン。

ワット・トラパントーンの位置は王宮があったと思われる場所を中心にして、西側のワット・マハータートの反対側になります。伝説によると、スコータイ王朝初期に東国タークの統治者の娘でとても勇敢だったイーメイが、スコータイ王朝のプラルアン(ワット・マハタートの本堂を建設)と競い合ってワット・トラパントーンの本堂を建設したとされています。一夜にして造ったため寺院の向きを間違えて本堂入口を西側に造ってしまったと言い伝えられています。現実的には、おそらく王宮に尻を向けるような本堂を建てづらかったのではないでしょうか。また、仏塔が既にあったとするならば、島の大きさからするとあの場所しか立てるスペースはなく、仏塔側(東側)に入口は作れないので入口を西側にせざるを得なかったのかもしれません。

他の島中の寺院と異なるのは、ワット・トラパントーンでは本堂だけで無く仏塔もあることです。ワット・トラパンアン Wat Traphang Ngoen、ワット・サーシー Wat Sra Si などでは本堂だけが島にあります。

寺院で一番重要とされているのは、スコータイ王朝後期 1359年にリタイ王によって作られたお釈迦様の足跡です。1927年に小さなモンドップが作られ、現在はそこに納められています。四方をガラスで囲まれた狭い部屋の中に置かれていて、しかもガラスケースに入れられているため外の明かりが反射して写真を撮るのは容易ではありません。

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この立仏像の後ろの小部屋にお釈迦様の足跡が置かれています。

現在もアクティブな寺院で、もともと僧侶が暮らす寺院だったためか、仏塔は比較的良く保存されています。仏塔下部には特に装飾も無く、かなりシンプルなスコータイ様式の仏塔です。

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この仏塔、夜になるとライトアップされ、幻想的で大変美しかったです。

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モンドップの前には売店かと見間違えるほど大小様々な形をした仏像が並べられていて、そこが通常のお参りの場所(礼拝場所)ということでしょう。衛星写真で見てみると建物は本堂と同じくらいの大きさがあるので、僧侶はそこで生活しているのかもしれません。サワンカローク焼と思われる大きな皿も置かれていました。

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さて、本堂に移ると、昼間に行ったときは本堂の入口は施錠されていて中を見ることはできませんでした。本堂入り口前には真っ白な仏像が二体、一体は立仏像でもう一つは仏座像。写真右側に写っているのは結界石 Sima です。本堂周りの低い囲いの中に8箇所ありました。

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私はこの寺院の直ぐ近くに宿を取っていたので、夜景を見に出かけてみました。寺院へは橋が架かっているのですが、その橋の明かりとライトアップされた寺院は大変美しかったです。

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よく見ると、本堂に明かりがついているではないですか。急いで寺院に行ってみると、本堂入り口のドアが開けられ、中では僧侶を集めて読経か問答が行われていました。音を立てないようにシャッター音を切ってパチリ。美しい白色の仏像(ロアンポカートと呼ばれています)を撮ることができました。

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仏座は大変シンプル。その前にはお坊さん達。よく見ると、皆さんスマホを見つめていました。最近は読経もスマホなんですね、古い仕来りの中にも現代を感じる一コマでした。

橋の明かり(提灯のような物)が綺麗だったので帰りに撮りました。

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そう言えば、スコータイ王朝時代に始まったとされるロイクラトン、スコータイはロイクラトン発祥の地なのです。11月頃の満月の前後に祭りが行われます。現在はスコータイ公演内のワット・マハタート周辺で盛大に行われているようですが、実は初めて祭りが開催されたのはこの寺院ワット・トラパントーンでした。1933年のことだったそうです。

スコータイ歴史公園の高解像度写真は Flickr で公開しています。

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