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2018/12/27

サワンカローク Sawankhalok という気になる町に寄ってみた

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サワンカローク駅舎

スコータイ旧市街からシーサッチャナリ歴史公園に向かう途中、少し寄り道になるけれどちょっと気になっていた町サワンカローク Sawankhalok に寄ってみました。何故気になっていたかというと、この町には鉄道駅があるのです。チェンマイまでの北本線から短い支線を作ってまでも駅を作ったのは何故なのだろうかと不思議に思ったからです。

クルンテープ(バンコク)駅からアユタヤ駅までが開通したのが1897年です。それから少しずつ北に延びていって1908年にはピサヌローク駅まで開通しました。チェンマイ駅まで開通したのは1922年のことです。サワンカロークに向かう支線が開通したのはピサヌローク駅まで開通した翌年の1909年です。北本線から別れる支線はサワンカローク支線だけです。このことからサワンカロークは余程重要な場所だったんじゃないかと想像できるわけです。スコータイもシーサッチャナライもあるのに何故サワンカロークなの・・・と。しかも、北本線の分岐駅バーンダーラー駅からわずか30kmも離れてないのです。

色々と調べてみましたが確定的な理由はわかりませんでした。ただ、当時のことを考えると、スコータイやシーサッチャナライの遺跡が発掘され始めたのは1950年代なので、サワンカロークはこの地域で最も栄えていた町だったのではないかと。また、支線はサワンカローク駅で止まっているけれど本来はミャンマーとの国境に近いターク郡まで伸ばす予定だったらしい・・との記述を見たことがあります。

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サワンカローク駅、線路はここで行き止まり

現在のサワンカロークという町が昔からあったのかどうかはわかりませんが、Wikipediaによると、13世紀以前からヨム川のほとりにチャリエンという町がタイ族により作られていたようです。現在の場所はシーサッチャナライ歴史公園の東側にあるワット・プラシーラッタナマハタート Wat Phra Sri Rattana Mahathat がある一帯のようです。北部のチェンセンから南下してきた中国人も住み着きクメール王朝時代には重要な貿易の中心地になったとあります。

中国人はこの地に陶器の製造技術を持ち込み、現在のシーサッチャナライ歴史公園の西北域ヨム川沿いの西側に大規模な窯跡群を作りました。サッカローク焼として有名なこの陶磁器は日本にも輸出されて、安土桃山時代に宋胡録、寸胡録、すんころく焼の名で広く知られるようになりました。(近年、シーサッチャナライの陶器はスコータイ王朝の1,000年以上前から作られていたとする証拠が見つかり、中国人が伝えたという説は疑問視されています)

スコータイ王ラームカムヘーンは中国から陶磁器の製法を輸入し、シーサッチャナーライ周辺では陶器産業が盛んになった。」 との記述もありますが、これは多分、大王を称えるための逸話と言ってもよいのかもしれません。ですが、援助したのは間違いないでしょう。

Wikipedia をはじめネット上の情報を見ていると、この地の呼び方に多少混乱していました。時代によって町の呼び方が変わっているのではないか・・と。その答えとなるような記述が Wikipedia にありました。

シーサッチャナーライとは「吉祥なる銀の出るところ」を意味する。旧称・チャリエン (タイ語: ชะเลียง) 、ハートシアオ (タイ語: หาดเสี้ยว) 。サワンカローク (タイ語: สวรรคโลก) 、サンカローク (タイ語: สังคโลก) とも称したが、現在、この名称はサワンカローク郡のものとなっている。

現在はシーサッチャナライ、サワンカロークは別々の町ですが、昔の記述ではどちらも同じ町(地域)を指していたのではなでしょうか。「現在のサワンカロークという町が昔からあったのかどうかはわかりませんが」・・・と上述しましたが、多分、現在のサワンカローク市街地は歴史上の記載にあるサワンカロークとは異なると思っています。直線距離で約13km、スコータイ旧市街と新市街の距離も13km位なので現在のサワンカロークが新市街であってもおかしくなさそうです。(笑)

余談ですが、現在のスコータイ郡は1932年にサワンカローク県に編入されています。1949年にサワンカローク県がスコータイ県と名称変更しスコータイ郡が県庁所在地になりました。このことからも以前はサワンカロークが中心だったことがうかがえます。

現在、サワンカローク駅に停まる列車はというと、たったの1本しかありません。
バンコクを 10:50 に出発した列車は北本線の分岐駅バーンダーラー駅から逆走してサワンカローク支線に入り、サワンカローク駅に 17:46 着。15分間停車して 18:01 にシラーアー駅に向けて出発します。この列車はシラーアー駅に 19:15 着で、19:45 に折り返してバンコクに向かいます。その時はサワンカローク駅には行かずに北本線をそのまま南下するのです。つまり、サワンカローク駅の営業時間はわずか 15分のみ。変則的な運行ですが、この列車はタイ国鉄の中でもチェンマイ行きの花形列車、第1特急、第2特急についで第3特急と第4特急の名前を与えられた由緒ある(?)特急なのです。

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サワンカローク駅の切符売り場。時刻表は緑色のパネルで、右の大きなパネルは価格表。

駅前の様子はこんな感じ。そこそこ車通りもありますが、ごく一般的なタイの地方町といった感じです。

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タイの鉄道駅は市街地中心から離れた場所に作られている場合が多いのですが、ここは市街地中心に近いようです。もしかしたら、100年以上前に鉄道駅ができてから栄えてきた場所なのかもしれません。

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駅構内の売店

一日に一本しか列車がないのに売店は営業していました。行ったのは朝9時頃です。まぁ売店と言うよりも普通の店と言った方が良いのかも。オジサンは暇にしていました。

 

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