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2018/10/17

iPhone Xs と iPhone 7 Plus のカメラ性能比較 - 闇に強くなった iPhone Xs -

iPhone X で格段に進化したと言われるカメラ。iPhone Xs では更にその性能に磨きがかかったと言われています。iPhone Xs のカメラを iPhone 7 Plus と比べてもスペック上に大きな差は無いものの、撮影した画像をみると違いは歴然としていました。これだけでも機種変更して良かったと思ってます。

歴代 iPhone のカメラ基本特性は次の通り。iPhone Xs のカメラは多少広角になっているので、iPhone X などよりも広い範囲を撮ることができます。センサーチップは iPhone X より約30%大きな物を使っているらしいので、より多くの光を集めることができ夜に強くなったのではないかと期待できます。

iPhone Camera Comp 01

結論から言うと、照度が低い屋内での撮影や夜景で明確に違いが出ました。iPhone Xs のカメラは屋内や夜の撮影に強くなった

スマホカメラの比較記事は色々と出ていますが、ほとんどは標準的な被写体を屋外で撮って比較したものです。どのスマホのカメラが良いとか悪いとか評価されていますが、色合いや明るさなどは個人の趣味にもよるので客観的な評価は難しいです。光量が十分にある明るい場所だと iPhone Xs も iPhone 7 Plus も同様に綺麗な写真が撮れてほとんど区別ができません。ですが、低照度になると違いが歴然とでてきます。ノーマルカメラの開放f値は変わらないのでセンサーの性能によるものと思われます。

テストした方法は次の通り。
1. 外光が入る室内で、約50cmの距離に置物を置いて iPhone を固定して撮影する
2. 約15cmの間隔で置物を並べて置く
3. 低照度の撮影では、LEDライトの上にガラスの置物を置いて明かりを取る
4, iPhone の撮影は、カメラを ON にして直ぐの状態で撮る(画面をタッチしてピントを合わせない)

【昼間に 1x で撮影】(左が iPhone 7 Plus、右が iPhone Xs)
TM_IP7P_1x.jpg TM_IPXs_1x.jpg

若干色合いが違って iPhone 7 Plus の方が白っぽくのっぺりした感じですが、カメラの個体差の範囲なのかもしれません。一番奥の家を見ると、iPhone Xs の方がクッキリして綺麗に映っています。iPhone Xs ではセンサーサイズが約30%大型化しているので、そのために被写界深度が深くなったのではないかと想像できます。要するに、自然ボケは iPhone 7 Plus の方があるわけです。

【昼間に 2x で撮影】(左が iPhone 7 Plus、右が iPhone Xs)
TM_IP7P_2x.jpg TM_IPXs_2x.jpg

同じ画角になるように修正しているので、 1x 写真よりも 2倍解像度が高い写真になります。2x 望遠側のカメラが使われるので写真の色合いが若干変わりました。カメラの個体差って意外と大きいんだなと実感した次第です。この場合も一番奥の家は iPhone 7 Plus の方がボケ具合が良いです。

昼間の撮影では特に顕著な差は見られませんでした。

【夜に 1x で撮影】(左が iPhone 7 Plus、右が iPhone Xs)
TM_IP7P_1x Dark TM_IPXs_1x Dark

どうでしょう、明らかに iPhone Xs の方が綺麗に撮れています。iPhone 7 Plus ではライトが明るくなりすぎている上に色も全体的に薄くなってしまいました。 iPhone Xs では薔薇の花びらも全体の色合いも残っていて良好でした。

【夜に 2x で撮影】(左が iPhone 7 Plus、右が iPhone Xs)
TM_IP7P_2x Dark TM_IPXs_2x Dark

2x にして撮っても状況は変わりません。ここで意外なことが。。。
写真の Exif 情報を見てみると、2x で撮ったのに望遠カメラの方では無くてノーマルカメラで撮られていたのです。つまり、これって、2x デジタルズーム!? 暗い環境では開放f値が小さい(明るいレンズ)カメラが使われるようです。暗いレンズを使って荒れた写真になるより、デジタルズームの方が綺麗に撮れると言うことでしょうか。2x 撮影では望遠レンズの方が使われると思っていたので意外な結果でした。まぁ、確かに、1x の写真と比較するとほとんど差が無い。

では、2x望遠レンズで撮影するとどうなるか。ポートレートモードでは 2x 望遠レンズが使われます。

【夜に ポートレートモードで撮影】(左が iPhone 7 Plus、右が iPhone Xs)
TM_IP7P_Port Dark TM_IPXs_Port Dark

これも差は歴然としています。iPhone Xs の方が開放f値が小さいので光をより多く取り込めているのだと思います。薔薇もしっかりと確認できるし、全体の暗さは見た目の印象に非常に近いと思いました。

夕方にも撮って撮影データを比較した表は次の通り。

iPhone Camera Comp 02

光量が少ない夕方の撮影では iPhone 7 Plus では 2x 撮影でもノーマルカメラが使われていることがわかります(赤枠)。iPhone Xs では望遠カメラの開放f値が少し明るくなっているので低照度でも望遠カメラが使われるのだと思います。

暗い状況だと iPhone 7 Plus も iPhone Xs も 2x 撮影でノーマルカメラが使われることがあります。撮影データも全く同じになりました(青枠)。暗い状況だと全てにおいてノーマルカメラが使われるわけでは無く、明るさに応じて ISO を下げて対応できる場合は望遠カメラが使われます。実際、近所で夜間に撮影した店の看板などは望遠カメラで撮影されていました。

iPhone Xs の望遠カメラの焦点距離が短くなったことから自然のボケは少ないと考えられます。その点はポートレートモードで撮影して撮影後にソフト的に疑似的なボケを加えられるので良いと合理的に考えているのでしょう。

撮影は iPhone はスタンドに固定して行いました。手持ち撮影ならシャッター速度が 1/30 〜 1/60 がブレない限界だと思います。

iPhone Xs ではセンサーの性能が向上し、望遠レンズの開放f値が明るくなったことと相まって暗い屋内や夜景で綺麗な写真が撮れるようになったのだと思います。

iPhone の標準カメラアプリではフォーカスポイントと露出を別々に設定することはできません。従って、全体的に暗い雰囲気の写真を撮るのは苦手です。Apple製品に共通して言えることですが、とにかく「素人が何も考えずに操作できて、そこそこの事ができる」。スマートHDRなる機能もあって究極のバカチョンカメラを目指しているのでしょう。どんなに頑張っても一眼レフなどの専用カメラには画質的にかないませんから。

iPhone Xs カメラを使ってみて、センサーチップの性能が向上して、色の深みはちょっと前の高級デジカメ(一眼レフではない)並みになってきたのではないかと感じています。時間が取れたら、手持ちの“高級”デジカメとの比較もしてみたいと思います。


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