旅の強い味方、看板の文字を翻訳する グーグル翻訳アプリ
英語圏を旅するときは、街の標識などを見て意味を理解できますが、それ以外の国では、現地の言語で書かれていると全くわかりません。私はタイに数十回も行っていますが、タイ語を覚える気が全くないので読み書きおろか簡単な会話すらできません。英語ならば単語のスペルを入力して翻訳することもできます。ですが、タイ語となると、まず入力できない。タイ語に限らず、中国語であったとしても状況はさほど変わりません。
で、大活躍してくれる力強い味方が Google 翻訳アプリなのです。日本語を入力してタイ語を表示させる一般的な使い方の他に、タイ語で書かれた標識を写真に撮って、それを日本語や英語に翻訳することもできるので、ここではその方法を紹介します。
アプリを立ち上げると、こんな感じで上の方に言語を選択する場所があります。日本語を左に、タイ語を右に設定すると「カメラマーク」が表示されます。ところが、それを逆にするとマークは表示されません。日本語からタイ語に翻訳したい場合は、カメラマークをタップして写真を撮れば良いわけですが、タイ語を翻訳したいと思ってタイ語<=>日本語にすると写真を撮ることができなくなります。
でも、ちゃんとタイ語から日本語に翻訳することは出来るのです。なぜ Google がこのような仕様にしているのか、あるいはバグなのかはわかりませんが、次のようにすると問題なくタイ語の看板文字を写真に撮って日本語に翻訳することができます。
まず、日本語<=>タイ語のままカメラマークをタップします。撮影画面が現れるので、その中で言語を変更するのです。
画面の指示に従って、テキストの部分を枠にだいたい合わせて、下のカメラマークをタップします。すると、何度か画面をスキャンして、認識された文字が枠付きで表示されます。
ついで、翻訳したいタイ語の部分を指でざっくりなぞってやると、ご覧の通り。日本語翻訳できました。
Google 翻訳アプリはほんとに便利です。日本語や英語で音声入力してタイ語に翻訳して表示することもできるし、その逆も可能です。認識された音声はテキストで表示されるので、間違った翻訳をすることもありません。
タイに行くとき、昔は「指さし会話帳」なるものを使っていた時期もあります。当時としては、それでも画期的なツールだったのは間違いありませんが、なにせ時間がかかるし応用も利かない。Google 翻訳アプリのスゴイところは、テキスト入力だけでなく音声や画像からも翻訳ができることです。これはもう使わない手はありません。
最近、特に重宝したのは、風邪を引いたり怪我をして薬局に行ったときです。日本語で、例えば「頭痛薬」とか「咳止め」「消炎鎮痛剤」と入力して、タイ語に翻訳して iPhone の画面を見せるだけで、転院に間違いなく伝えることができました。簡単な会話なら正確に翻訳もしてくれるので、なにか会ったときにはほんとに頼りになります。
コツとしては、できるだけ簡単で文法的に正しい言葉で入力すること。日常語で話をしても正しく意味が伝わらないことがあるので、ちょっと注意が必要です。まぁ、その辺は、どの翻訳アプリでも同じ事なので Google が劣っているわけではありません。むしろ、Google 翻訳ほど優れたものは無いと言っても良いくらいだと思います。
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