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2017/12/10

カメラで撮った RAW データがいらない 3つの理由

JPG_RAW.jpg

その昔、高級一眼デジラルカメラでは JPG(圧縮ファイル)の他にセンサーがとらえた生のデータ(RAWデータ)の両方をメモリーカードに記録できるようになりました。プロの方々からすると大変ありがたい機能なのだそうで、撮った全ての生データを直接処理できるので画質の劣化を最小限に抑えることができます(多分)。そういうこともあって、最近では高級コンデジにまで RAW記録できるものが増えてきました。なんというか、高級デジカメの証・・みたいな感じで、メーカーも宣伝文句に使ったりしています。

旅先で撮った写真をパソコンかテレビで見て楽しむ程度の素人にとって、RAWデータなんて必要ないです。いや、むしろ邪魔。そういう機能が付いていると、ついつい気になって使ってみたくなるのが “人の性” というもので、Mac の Aperture アプリや Adobe Lightroom アプリなど、RAWデータを「現像」できるアプリを買ってしまったり。今では Mac のプレビューでも表示だけは出来るようになりましたけどね。

簡単に RAW と JPG の利点と欠点をまとめると、
RAW
【利点】センサーがとらえた全ての情報を記録 → 生のデータ全てが残せる
【欠点】ファイルサイズが大きい。統一規格が無くカメラに依存。専用アプリが必要(だった)
JPG
【利点】データの容量が小さい。汎用性がある。
【欠点】データが圧縮される → データの一部が捨てられる

RAW データがいらない理由(1) データは小さい方がいい
旅行などで写真を沢山撮る場合、画像データの大きさは重要なポイントです。たとえば、私の使っているデジカメの場合、Fine 設定で JPG だと約 10MB です(2,400万画素)RAW は、なんと 25MB も使うのです。JPG と RAW の両方を保存すると合計で 35MB。64GBのメモリーでも 1,800枚くらいしか撮れません。HDR 処理のために3段階のブラケットで撮ると、600枚(種類)になってしまいます。通常、一日で平均200枚くらいは撮るので、64GBでもたったの3日分しかありません。よって、10日間の旅行だと、64GB メモリを 4〜5枚くらい持って行かないと安心できません。
一方、JPG なら、64GB メモリ 1枚で 6,400枚、ブラケットで撮っても 2,000枚以上撮れるので、予備を含めても 64GBメモリを 2枚で十分なのです。

RAW データがいらない理由(2) 画質はほんとうに違うのか
画質に決定的な差があるとは思えません。拡大して虫眼鏡で見るような感じで比べても、素人目には差があるように思えません。ましてや、パソコンやテレビで見る程度なら差は全く無いと言ってもいいくらいです。(カメラによっては圧縮率が高い場合もあるので一概には言えませんが)

RAW データがいらない理由(3) JPG なら、カメラがレンズ補正してくれる
多分、これが決定的な理由です。RAWデータは生のデータなので何も色つけされていません。カメラとレンズには固有の「癖」があって、レンズの場合は「ゆがみ」が必ずあります。広角側で撮ると、魚眼レンズで撮ったように多少真ん中がもっこりして画像の端がゆがんでしまいます。専用アプリでレンズ補正をかけてあげないと “正しい” 写真になりません。
各社、画像処理エンジンに力を入れていますからね。色や階調表現もそうですが、カメラ固有の癖とかレンズのゆがみの補正など、そういうのを至適化した上で保存されているのが JPG データなのです。

綺麗な写真を残したいなら、RAW データを残すよりブラケット写真を撮っておいた方が色々と加工して楽しむことができるのでお薦めです。

ま、一応、JPG と RAW で HDR 写真の品質を色々と試してみましたが、JPG の方が明らかに劣る点は皆無でした。むしろ、カメラが独自に画像処理してくれているので、JPG の HDR 写真の方が見た目は綺麗な仕上がりになりました。HDR 写真作成アプリ、Photomatix や Aurora は1枚の写真からでも HDR 写真を作れるのですが、その場合も JPG, RAW で差は見られませんでした。

最近のデジカメ、無くても良い(無くても困らない)機能が沢山付いています。その分、操作が面倒で覚えるのも大変です。Simpe is the best 基本性能だけにこだわったカメラって出てこないかなぁ。多様なニーズに応えるためには、そういう考え方ではメーカーはやっていけないのはわかりますけどね。


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