2017/09/10

バンコク高架鉄道 BTS の サラデーン駅は何故シーロムではないのか

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サラデーン交差点。写真中央奥がBTSサラデーン駅。左手がMRTシーロム駅。

タイ初の電化鉄道 Paknam Railway が廃止されてから約40年後、1999年12月に高架鉄道 BTS が開通して再びバンコクに電車が走り始めました。1996年頃から建設が始まり、工事で車線が狭められたことにより、当時のシーロム通りは想像を絶するほどの渋滞に見舞われていました。そして、予定よりかなり遅れてようやく完成しました。

シーロム通りの駅は当然「シーロム」だと思っていました。ですが、「サラデーン」。それまで聞いたことも無い名前だったので不思議に思ったものです。今ではすっかり慣れてしまいましたが。2004年に開通した地下鉄MRTの駅は、シーロム駅なんですよね。運営会社が違うと言えばそれまでですが、疑問は消えません。

BTS (Bangkok Mass Transit System): 
     Bangkok Mass Transit System Public Company Limited
MRT (Mass Rapid Transit): 
     Bangkok Expressway and Metro Public Company Limited

サラデーンとは、ラマ IV 通りとシーロム通りとの交差点の名前です。また、シーロム通りに入って最初の通りで ラマ IV とほぼ並行して走る通りがサラデーン通りです。サラデーン Sala Deang とは "red pavilion" の意味で、実は 1960年に廃止された Paknam Railway の駅舎に由来しているのです。こんなところにも Paknam Railway の痕跡が残っているんですね。

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サラデーン通り。サトーン大通りまで続いています。

Paknam Railwayは、シーロム通りの入口付近にあったチュラロンコン(ラマ5世)王記念病院(現在のチュラロンコン大学)の前に駅を作りました。その駅舎が真っ赤に塗られていたため、いつのまにかその付近が Sala Deang (Red Pavilion) と呼ばれるようになったのだそうです。Paknam Railwayが開通した1893年には既にシーロム通り(1851年頃)はできていたので、もしも、その時、シーロム駅としていたら、現在の BTS もシーロム駅になっていたのかもしれません。

ちなみに、サラデーンの前にはルンピニ公園がありますが、この公園は1920年代半ばにラマ6世が王室所有地として購入したものです。入口のラマ6世像は1942年に作られました。この公園、第二次世界大戦中は日本軍のキャンプとして使われていたそうです。

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ルンピニ公園入口のラマ6世像

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