バンコク ワット・アルンの修復完了
ワット・アルンの歴史は古く、アユタヤ王朝の時代に建造されたようですが詳細は不明です。ナライ王の時代(1656〜1688)には既に記載があることから、それより以前に建立されたことは間違いありません。1767年にアユタヤ王朝が滅亡した後、タークシン王により修復されてトンブリ王朝の王宮寺院になりました。王宮格付けは第一級(王室のメンバーにより建立された寺院)、10寺院の内の一つです。また、現在のチャクリー王朝の二代目、ラーマ II 世の菩提寺になっています。
トンブリ王朝はタークシン王の時代一代だけで、わずか15年しか続きませんでした。後年、乱心したとのことでチャオプラヤー・ハーカサット・スック(ラーマ I 世)に殺害されて、現在のチャクリー王朝が誕生しました。現在の寺院の呼び名 “ワット・アルン” は、1820年、ヒンドゥー教の “暁神 アルーナ” に由来しており、ラーマ II 世により命名されました。
修復完了の式典は年末に行われるようです。
私は近々、綺麗になったワット・アルンを見に行ってきます。
Top画像は 2017年6月に撮影した写真。
2000年11月撮影
2014年11月撮影 中央の大仏塔の周りの仏塔に足場が組まれています。
- 関連記事
-
- ワット・ラチャボピット Wat Ratchabophit - Rama VII が眠る寺院 (2017/10/20)
- ワット・マンコン・カマラワート(龍蓮寺)Wat Mangkon Kamalawat バンコクで最も古い中国寺院 (2017/10/20)
- ワット・テープティダーラーム Wat Thepthidaram - ロハ・プラサートの隣にある第三級王室寺院 (2017/10/19)
- ワット・パクナム Wat Paknam の有名な天井画とエメラルド仏塔 (2017/10/06)
- 成田にもある大変立派なタイ寺院 ワット・パクナム日本別院 (2017/10/06)
- 巨大なピンクのガネーシャ(2)Wat Saman Rattanaram (2017/09/27)
- 巨大なピンクのガネーシャ(1)Wat Phrong Akat (2017/09/27)
- サムット・プラカーン県のパクナムにある古い寺院 ワット・クラン Wat Klang Worawihan (2017/09/25)
- バンコクを一望できる黄金の丘 ワット・サケート Wat Saket (2017/09/24)
- アユタヤ王朝時代から続くタクシン王ゆかりの寺院 ワット・ホン・ラッタナラーム (2017/09/23)
- バンコクのトンブリ地区で見つけた寺院境内の不思議な場所 Khao Mo (2017/09/14)
- 美しく蘇った ワット・アルン(暁の寺)に行ってきました (2017/09/13)
- 必見! 最も美しいタイ寺院の一つ ワット・ソートン Wat Sotorn Wararam, Chachoengsao (2017/09/04)
- バンコク ワット・アルンの修復完了 (2017/08/28)
- 旅の思い出 - 美しく生まれ変わったラーチャナッダーラーム寺院 Wat Ratcha Natdaram (2017年) (2017/08/24)
コメント