旅の思い出 - 美しく生まれ変わったラーチャナッダーラーム寺院 Wat Ratcha Natdaram (2017年)
ワット・ラーチャナッダーラームは、王室仏教寺格付けでは第三級(一般人が建てて王室の認定を受けた寺)なのでメジャーとは言えないかもしれませんが、Rama III の命で1846年に建造された大きな寺院です。有名なのは本堂横に立てられたロハ・プラサート Loha Prasat です。1867年に建造され、鉄の城とも言われて数年前までは真っ黒な塔が何本もそびえ立つ重厚な姿でした。昨年末頃までに改装工事が終わり、現在はその黒い塔が全て黄金色に塗られて大変豪華な装いに生まれ変わりました。
ロハ・プラサートの塔の先端までは36m。37種類の善行を表す37本の尖塔がそびえ立っています。同様の寺院はインドとスリランカにもあったそうですが、現存するのはここだけです。内部は7階立てで、狭い回廊で最上階まで上ることができます。
船着き場を出て大きな交差点まで行くと見えます。入口には Rama III の銅像が。
ロハ・プラサートの入口はこんな感じ。ここで「維持費」として外国人は20バーツの入館料を払います。開札があるわけではなし、英語でのみ書かれているので知らずに入っていく人も居るみたいです。ロハ・プラサート、ほんとに美しくて圧倒されます。
内部には仏像が置かれています。各階で趣が異なるので、一階ずつゆっくり見て回るのが良いでしょう。外にも出られるので、周りの景色を見るのも楽しいです。
尖塔のクローズアップ。改修工事が終わったばかりなので、まだ細部まで綺麗ですね。
最上階のベランダからは、遠くシーロムからチョンノンシー辺りのビル群を望めます。
最後の写真一階部分の屋根が黒くなっていますが、以前は上階も全てこの黒でした。豪華と言うより大変力強い感じがしました。タイの寺院にしては本当に珍しい建造物です。ボートを使えばアクセスもいいのに、何故ガイドブックには余り取り上げられてないのかなぁ。必見だと思います。


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