iPhone カメラの焦点距離がどれくらいか調べてみた
美しい写真を撮るためにはセンサーが大きいに越したことないけど、スマホの場合は色々と制約があります。まず、大きなセンサーが使えない。せいぜい 1/2.3 inche 位まで。しかも、厚さが薄いので焦点距離を長くすることもできません。では何ができるのか・・・。普通のデジカメと同じ発想だとおそらく美しい写真は撮れないのかもしれません(笑)。
iPhone のカメラ特性を手持ち画像の Exif データから読み取ってみました。
これを見たらわかるように、iPhoneがやったことは、f値を下げる(明るいレンズに変える)ことと ISO感度を落とす(より美しい写真が撮れる)ことですね。iPhone 7S Plusはデュアルカメラなので、2x望遠カメラ側では焦点距離も伸ばしています(実際の距離をさほど変えなくても、小さなセンサーを使えば35mm換算焦点距離を伸ばすことができます)。画素数は 4K撮影(830万画素)には十分すぎる 1,219万画素として必要以上に画素数を上げない。
明るいレンズを使って f値を下げれば、通常のデジカメなら「ボケ」味を出すことができますが、焦点距離が短いといくら f値を下げてもボケ味を十分に出すことはできません。スマホで「ボケ」を出せない理由です。iPhone 7 Plus では、デュアルカメラにすることで「ボケ」の実現に迫ってる・・・(35mm換算 57mm程度ではまだ不十分ですが)
センサーが小さいため、ISO感度を落として少しでも綺麗な画像にする。それを補うべく明るいレンズを使っているという感じでしょうか。明るい場所だとシャッタースピードも落とさなくて良いので、“ブレ”を抑えた鮮明な写真が撮れると言うわけです。
iPhone が間違いなく得意とする被写体は、ボケを抑えたい商品写真とか記念写真、ボケの必要が無い風景写真でしょうね。実際、町の景色とか風景なら手持ちのミラーレスカメラと変わらないくらい高画質です。弱点は言うまでも無く暗所での撮影。できるだけ ISO感度を落として撮影する傾向があるようですが、ISO感度を200以上にしないといけない状況になると、画質は一気に落ちてとても見れたものではありません。
街歩き、カフェ巡り、料理写真を撮ったりするなら、間違いなく iPhone は素晴らしいカメラになります。(他社製スマホもだいたい同じようなコンセプトで作られてると思います)
以上、独断と偏見に満ちた説明で申し訳ないです。間違ってたらごめんなさい。m(__)m
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