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2020/08/31

タイ寺院の美しさに魅せられて・・ 屋根の破風と妻・妻壁の飾り

宗教心などみじんも無い筆者ですが、何故だかタイ寺院にはハマってます。最近数年間は訪タイのたびに寺院巡りをしてきました。Wikipediaによるとタイ全土には約34,000もの寺院があり、バンコクだけでも数百から千箇所もあるらしいのですが定かではありません。私が行ったのは、バンコクでは100箇所にも満たないのですが、有名無名含めて気になる寺院には行ったつもりです。😅

最初のうちは興味の対象は寺院建築やそこに祭られている仏像だったのですが、数多く廻ってるとどれも同じに見えてくる(笑)。奇抜な形をした寺院もありますが、オーソドックスな寺院はどれも似たようなものなのです。仏像も同じで、じっくり見比べると違いはわかるものの、仏像当てクイズにされると極一部を除いて絶対にわからない・・・と思う。

いくつも寺院を巡ってるうちに、寺院の屋根飾り(破風や妻壁の飾り)の美しさにフォーカスするようになりました。多分、全ての寺院で異なり、その寺院の特徴を表しているのではないかと思っています。金ぴかで豪華絢爛なものから均一デザインでシンプルなものまで、また、絵画のように描かれたものまで多種多様です。

Bangkok Temple Roof_S

オーソドックスなタイ寺院の屋根として代表的なものは言うまでも無くワット・プラケオ Wat Phra Kaew でしょう。屋根の頂点にはチョーファと呼ばれる神聖な棟飾りがあり、その両側(破風)には連なる鱗状の装飾は、お釈迦様の守護神と言われるナーガ(巨大な蛇)の胴体で、所々にある突起はインド神話の創造上の高貴な水鳥 ホン の尻尾をイメージしたものらしいです。寺院によって形は様々ですが、基本的に幾層にも積み上げられたような屋根を持つものが多いです。

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次の写真も同じくワット・プラケオのものです。幾層にも重なった屋根とその飾りは豪華で美しいです。

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妻飾りの部分は寺院それぞれで違っていて、凝った作りのものから比較的シンプルな模様の者まで様々です。ワット・プラケオの直ぐ隣にある超有名寺院ワット・ポー Wat Pho(正式名は Wat Phra Chetuphon)にもいくつもの礼拝堂があってそれぞれ装飾が異なります。その一つがこれで、花をモチーフにした模様が美しいです。

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ラーマ3世(1824 - 1851)の時代になると中国芸術がもてはやされるようになり、寺院の装飾にも変化が現れます。ラーマ3世は色とりどりのタイルを中国から取り寄せ、ワット・ラチャオラサラーム Wat Ratcha Orasaram を改修しました。その後、中国調の装飾を施した寺院が増えていったとのことです。

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これはワット・ラチャオラサラームの本堂の屋根飾りです。伝統的なチョーファや破風はなくなり、鮮やかな装飾で彩られていることがわかります。よく見ると左右対称に描かれていて、鶏や鹿?、牛?などの動物も描かれています。

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これはワット・ラチャオラサラームから運河を渡って直ぐ東側にあるワット・ナンノン Wat Nangnong Woravihan の屋根です。鮮やかな装飾は負けていません 😄。

バンコク中心街にも中国調装飾を施した寺院がいくつもあります。代表的なものはワット ボウォンニウェート Wat Bowonniwet です。ラーマ3世の時代に建立された第一級王室寺院です。

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タイ寺院の屋根に注目するきっかけになったのが次の写真です。当時は空いた時間に有名寺院巡りをする程度だったのですが、ワット・ラーチャナッダーラーム Wat Ratcha Natdaram(ロハ・プラサート Loha Prasat)を見学した後に、直ぐ南側にあるワット・テープティダーラーム Wat Thepthidaram に立ち寄ったときに目にしたのがこの屋根飾りです。

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有名寺院の隣とは言えこぢんまりした第三級王室寺院なので観光客が訪問するような場所ではありません。ですが、この屋根を見たときに美しい装飾に目を奪われてしまい、しばらく眺めていた記憶があります。😊

最後に、一番のお気に入りがこちら。
カオサン通りからサムセン通りを北側に進んだ先にあるワット・サームプラヤー Wat Sam Phraya の本堂屋根です。

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ここも観光客が行くような場所ではありませんし寺院境内も多少荒廃していますが、町中から少し離れて一休みするには絶好の場所です。緑色の屋根に鮮やかな屋根装飾。さらに、屋根を取り巻く屋根下の飾り模様も大変美しい。

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境内を見学中にお坊さんが本堂内に招き入れてくれました。こぢんまりした本堂内にも壁一面に装飾が施されていて、どっしりと鎮座する仏像。ここでしばし涼を取って、身も心も清めた後に次の寺院に向かいました 😄。

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訪れる人はほとんど居なくて犬が寺院前や境内をうろついていましたが、ここの犬は大変おとなしくて危険を感じることはありませんでした。😝


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2020/08/12

【門司港散策】はじめて清滝界隈を訪れてから約10年あまり - 消えていく風景 -

錦町・清滝路地裏散策マップ修正3

このガイドマップを見ながら清滝を始めて散策したのは約10年ほど前です。2006〜2007年頃に作られたものでしょう。子供時代、清滝は大人の街のイメージが強くて立ち入ったことが無い場所。年齢を重ねて、門司港の歴史にも興味を持ちだした頃なので、ワクワクしながら清滝の路地を歩いたものです。

現在の状況をを赤枠、青枠、黒枠で加筆しました。赤は現存するもので、青は名前が変わってしまったもの、そして黒枠は既に解体されて無くなってしまった建物です。右下の「旧大連航路上屋」は当時はなかった施設です。

名称変更されたものは、
山口銀行門司支店 → 北九州銀行門司支店
門司港ホテル → プレミアホテル門司港
サティ → サンキュードラッグ門司港本店
国際友好記念図書館 → 北九州市大連友好記念館
海峡ドラマシップ → 関門海峡ミュージアム

「料亭ひろせ」「料亭大和」「萬龍」は閉店しましたが建屋は現存しています。「萬龍」さんは直ぐ近くで「中華・龍」として営業中で「萬龍」から続く味を継承しています。

左上、門司港で起業した出光商会のなごりを残していた「出光興産門司支店」の大きな建物は2007年に解体されました。現在は「ハローデイ」スーパーマーケットになっています。

錦町(マップの左側)には三つの銭湯があり、最後まで営業を続けていたのが「梅の湯」です。「木造3階建ての建物(元遊郭)」の角には「旭湯(昭和10年開業、平成14年2月閉店)」がありました。いずれも解体されて跡形もありません。もう一つは「あずま湯」で、1970年代頃まで営業していたようです。こちらは奇跡的に建物が現存しています。
TM_1208 Moji_110R

GL_あずま湯 2019

立派な門構えと左右二つある入り口(男女用)は明らかに銭湯のなごりを残しています。少なくとも50年以上前の建物なので、いつ解体されてもおかしくはありません。元あずま湯の隣は駐車場になっていて、そこにはかつて有楽映画劇場がありました。

「門司港レトロ」は観光地。その陰で、門司港が栄えていた頃の面影を残す建物は老朽化により次々と無くなっていて寂しい限りです。栄華の象徴とも言える「元料亭・三宜楼」は市民運動の結果、解体を免れました。一方で、表通りに面していたためか、明治時代の貴重な歴史遺産ともいえる「明治屋門司支店」や「九州鉄道管理局保線事務所」はあっさりと取り壊されていまいました。それら以外にも、この10数年の間に解体されてしまった建物は数多くあります。古い建物の維持管理に多額の費用がかかるのはわかりますが、所有者個人や民間の力だけでは限りがあるので行政が取り組むべき課題の一つのようにも思います。

残念ながら歴史あるビルの多くは既に取り壊されています。残るは「門司区役所(登録有形文化財)」「旧門鉄ビル」「元郵船ビル」「海運ビル」の今後が気になるところです。


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