チェンマイの誕生と共に建立された古い寺院 ワット・チェンマン Wat Chieng Mun
1999年撮影

マンラーイ王は、チェンマイを造成するにあたって、元々郡の駐屯地を兼ねた離宮の一つ Wiang Lek(Wiang Chieng Munとも呼ばれる)のあった場所に王宮を築き、その敷地内にチェンマイ最初の寺院を建立しました。それがワット・チェンマンです。建立はチェンマイの造成と同じ1296年とされています。
この寺院で有名なのは四方をゾウの像に取り囲まれた仏塔 Chang Lom で、そこには釈尊の髪舎利が納められています。また、本堂(旧本堂)には、タイで聖なる仏像と言われる白水晶で作られたSetangamani仏像(Phra Keo Khao とも呼ばれる)と石板像(Phra Sila)の2体が安置されています。ちなみに、他に聖なる仏像とされるものは、ワット・チェンマンからほど近い王室一級寺院の一つワット・プラシン Wat Phra Singh に安置されているシヒン仏像(獅子仏)と、バンコクのワット・プラケオ Wat Phra Kaeo (Wat Phra Sri Rattana Satsadaram) にあるエメラルド仏像の4体のみです。Phra Kaeo(エメラルド仏像)はタイの守護神として安置されているのは有名です。
Setangamani仏像と石板像は、中央に少しだけ見えるガラス張りの格子付き厨子の中に並べて安置されています。
Setangamani仏像:あらゆる危険を防ぐ守護力を持つとされる。
Phra Sila(石板像):生命の蘇生と再生する力があり、雨を降らすことができる。チェンマイのソンクラーンで重要な役割をはたす。
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