2018/03/06

チャオプラヤ川河口の街 Paknam, Samut Prakan 散策

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バンコクの中心街 Siam SQ から南東に約20km、サムットプラカーン県の中心地パクナム(Pak Numとは河口)を紹介します。Samut Prakan とは「海辺の城壁」の意味です。チャオプラヤ川の東西に広がる県で、西側には田園地帯が広がり、東側は工業地帯や観光施設があります。スワンナプーム国際空港もサムットプラカーン県にあるのです。チャオプラヤ側の河口という重要な位置にあるので、パクナム周辺はアユタヤ王朝時代から既に開発が進んでいました。現在の港が整備されたのはラーマ II世の時代以降です。海の安全を見守るためでしょうか、チャオプラヤ川を挟んでパクナム市街地の対岸にはプラ・サムットチェディーがあります。

パクナムは、タイで初めの電車鉄道 Paknum Railways の終点でした。港で上がった荷物をバンコクに搬送するためだったと思われますが、実際には人の行き来に使われることの方が多かったそうです。1960年に廃止されてから、パクナムには鉄道が通っていません。


そのパクナムに間もなく BTS スカイトレインがやってきます。高架路線と駅は昨年末頃までに既に完成しているので、あとは開業を待つだけです。まだ日程は発表されていません。アクセスが良くなるので観光客も増えるのではないでしょうか。現在は Samrong(青枠)までです。

BTS Map

クロコダイルファームまでは行きやすくなります。もう少し南まで、あと3kmくらい延びてくれれば Ancient City にも行けるのですが、タイというのは面白い国で、観光地の近くに駅はできません。Samrong から二つ目は Chang Erawan という駅で、エラワン博物館の最寄り駅になりますが、駅から入り口までは 500m 以上離れているのです。タクシーやモトサイの仕事を奪わないための配慮なのでしょうかね。観光客にとっては不便極まりないのですけど。

パクナム市街地の見所は、Samut Prakan Pier 付近の商店街と寺院です。このピアからは対岸のプラ・サムットチェディーに渡る船が出ています。Paknum Railways の名残と言われるモニュメント(冒頭の写真)もあります。

 
  

市街中心部には立派な寺院が二つあって、一つはワット・ピーチャイソンクラーム Wat Pichai Songkram で、もう一つは少し離れた場所にあるワット・クラン Wat Klang です。


 

写真に写っているタワーはパクナムタワーと言いますが、オープンしているかどうか不明です。この辺りでは一番高い建物なので、晴れて空気が綺麗な時はバンコク市街地の展望台からも見えます。

街全体はバンコクに比べるとのんびりとした雰囲気です。市街地は小さいのですが、寺院巡りをしようとすると意外とそれぞれが離れています。BTS Paknam駅のできる場所から市街地と寺院を回って BTS Srinagarindra まで行くと約4km。ゆっくりと観光しながら歩くと、少なくとも 3時間くらいはかかります。対岸のプラ・サムットチェディーまで行くと、更に 2時間は見ておくべきです。大体の位置がわかる地図を載せておきます。ちなみに、 BTS Paknamからパクナムタワー前までで約 500mです。ピアの辺りまでだと約 1km にもなります。暑いので、歩くのはちょっとしんどい距離かもしれません。

Paknum map

BTSの延長改行が待ち望まれます。完成したらまた行ってみることにしています。今度はプラ・サムットチェディーにも行って、できれば Ancient City にも行ってみようかと。。。ただ、Ancient City は広大な土地に沢山の歴史的建造物が移設あるいは作られているので、おそらく 1日がかりだと思います。タイの歴史をぎゅっと集約したような場所ですから。ちなみに、Ancient City はタイの大富豪が作ったもので、彼はエラワン博物館やパタヤの Sanctuary of Truth という奇妙な寺院も作っています。


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2018/01/15

バンコク・チャイナタウン誕生の地 サンペン・レーン Sampheng Lane を歩く

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世界最大の中華街と言われるヤオワラート通り周辺。この地が中華街として栄えだしたのは、1782年以降、現王朝になってからです。現在の王宮付近に住んでいた多くの中国商人が移住してきたのが始まりです。当時、ヤオワラート通りはまだなくて、サンペン・レーン Sampheng Lane という細い小道の周辺に商店を開きました。現在もこの通りは残っていて、Soi Wanit と呼ばれています。Google Map でも道路ではなく“線”で示された細い道です。

Sampheng Lane

東の端は、当時の呼び名で Wat Sampheng(Wat Pathum Khongkha Ratchaworawihan)です。Sampheng Lane の名前の由来にもなっています。西の端には Wat Sam Pluem(Wat Chakrawatrachawat Woramahawihan)があります。全長約1kmの細い道です。東側から歩いて行くと、最初の300mは車が通れる比較的広い道ですが、Yaowa Phanit 通りから先は商店で混み合った細い道になります。道というか、通路みたいな感じです。

 
 

Mangkon 通りとの交差点は昔の繁華街の中心だったのでしょうか、“盤谷銀行” や同じような古い建物もあります。現王朝の建築様式と西洋建築をミックスしたような建物ですね。

 

さらに雑多な商店街は続きます。中にはエレベーターを備えた近代的な新しい店もあります。とにかく、様々な雑貨や衣類、靴などを扱う店が秩序無く並んでいる感じです。

 

途中、車の通る広い通りと何本か交差します。Ratchawong 通りはグランドチャイナホテルからチャオプラヤエクスプレスのピアに続く大きな通りです。Sampheng Lane の入口はかなりごちゃごちゃしていて、普通は中に入るのを躊躇してしまいそうです。屋根はありますが、バンコクのスコールで雨漏りしないのでしょうか。。。(笑)

 

同じようなアーケード街は Chakkrawat 通りを越えても続きます。地図によると、その通りは Hua Met となっており、細い運河まで続きます。狭い路地ですが、その中でもバイクが通ります。日本では考えられない光景ですが、バンコクでは極日常ですね。

 

知らなければまず行く事もない古い商店街です。バンコクには昔からの商店街が数多くありますが、どこも大体こんな感じ。狭い路地の両側に商店が建ち並び、バイクは通るし、食べ物など物売りの小さな屋台は通るし、ほんとうに雑多です。Sampheng Lane はほぼ直線なので脇道にそれなければ迷うことはありません。観光客もチラホラ見かけますが、基本的には現地の人達の市場といったところでしょうか。Sampheng Lane とヤオワラート通りと間には半端ない数の店があります。小物探しにはうってつけの場所だと思います。時間をかけて店を見て回るのも楽しいでしょう。。。きっと。


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2018/01/10

バンコク・カオサン通りからバンランプー(プラ・アーチット)までを歩く

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カオサン通りはバックパッカーの聖地と言われるだけあって、多くのバス路線が走っています。正確には、カオサン通りにバスは乗り入れてないので、その近くまで(Ratchadamnoen Klang通りの Democracy Monument か Khok Wua バス停)になります。ガイド本には BTS Victory Monument からバスに乗って・・・・と簡単に書かれていますが、実はこれ、バンコク初心者には大変難しいルートなのです。理由は、Victory Monument を発着するバスが大変多いので、大きなサークルの周りにバス停が沢山あって何処でバスを待てば良いのか、どのバスに乗れば良いのかがわかりづらいからです。初めて行くなら、チャオプラヤ川ボートのバンランプー(プラ・アーチット)から歩くのがお薦めです。BTS Saphan Taksin からチャオプラヤ・ツーリストボートも停まります。

さて、本題はカオサン通りからプラ・アーチットまでのルートです。この逆を行けばカオサン通りにたどり着きます。ゆっくり歩いて15分くらいです。途中、カフェやレストランも多数あるので、寄り道をしても楽しいです。

カオサン通りの西端から Chakrabongse通りを北東に50mほど進むと右手にスタバっぽくないブルーの建物があります。私はここで休憩しました。更に進むと Soi Ram Buttri があり、その角を左手に曲がります。(下の写真は交差点から反対側を見たところ)



反対側の Rambuttri Alley(カオサン通りと並行して走る通り)は何となく落ち着いた古い雰囲気があって、個人的にはカオサン通りよりも好きです。カオサン通りと Rambuttri Alley の間には細い路地がいくつもあり探索するのも楽しいです。バックパッカーの聖地だなぁ・・という雰囲気を味わうことができます。(笑)

Chakrabongse通りを左折すると、左手は寺院の壁、右手に様々な店が並んでいます。



南国らしい雰囲気を味わえるカフェやレストランもあって、こういう場所は好きですね。おそらく、ここも夜になると騒がしくなるのでしょうが、カオサン通りよりは全然マシな感じがします。




この先に Chana Songkhram Alley という細い道があり、人の流れに沿って右折すると Phra Athit 通りに出られます。細い道ですが、店や安宿もあったり、壁には芸術作品もあって安全な通りです。



この通りを抜けると Phra Athit通りです。右折して50mほど行くとピアの入口があります。多少わかりづらいので通り過ぎてしまわないように。(笑)

ここまで来たなら、その先にあるプラ・スーメン砦 Pom Phra Sumen のある公園を散策するのもお薦めです。チャオプラヤ川を一望できます。

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2018/01/09

バンコク・カオサン通りを歩く 2017

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この場所を訪れたのは何年ぶりだろう。記憶をたどると、十数年前に王宮見学をしたあとに人の流れに従って歩いて着いたのが最初です。当時はスマホも無い時代ですから、その場所が有名なカオサン通りだとわかったのは後日でした。2回目は2005年で、現地の知り合いに連れられて、カオサン観光と爆音鳴り響くクラブに行ったときです。その後は近くを通った記憶はありますが、写真に残っていないし、いつ頃だったか定かではありません。少なくとも10年は行ってないと思います。

カオサン通りと言えばバックパッカーの聖地として有名ですが、ここが安宿街になったのは1980年代半ばからです。それまでの安宿街はシーロム通りに近いマレーシアホテル近辺で、その後、中華街に移って、今のカオサンに至るそうです。BTSの終点、ナショナルスタジアム周辺にも少し高級な安宿があるそうです。高級な安宿って変な言い方ですが、一泊 500〜1,000バーツくらいのレベルです。

今回カオサンに行った理由は、前国王の葬儀場を見物するためにカオサン通り近くのホテルを取ったからです。まだ改装したばかりのホテルだったので、1,200バーツの割には非常に綺麗で快適でした。王宮周辺にはホテルが少なくて、有名なロイヤルホテルが地理的には最高なのですが、なにせ古くて泊まるにはちょっと勇気がいります。かつては王室御用達というか、国賓レベルの要人も泊まっていた由緒あるホテルなのですけどね。一応、部屋の空き状況は調べてみましたが、葬儀関連でほぼ満室状態。しかも、通常は1,500バーツ位の部屋が4,000バーツ以上なんてあり得ないです。

久しぶりだったので、昼と夜にカオサン通り周辺を歩いてみました。昼でもそこそこ人が多くて、夕方時になると何処からともなく人が沸いてきます。

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カオサン通りは約400m、点線通りに歩いてボート・ターミナル Phra Arthit 入口までは約1.1kmです。途中、立派な寺院 Wat Chanasongkhram があります。屋根の装飾と立派な鐘楼は必見です。

 
 

2017年7月頃に、バンコク政府が露店一掃を発表して、カオサン通りや中華街を含む多くの繁華街から屋台が撤去されました。


カオサン通りも一掃されたのだろうと思っていましたが、夕方になるとしっかり営業していました。おそらく、取り締まりが一段落して様子がわかってきたので再び店を出しだしたのではないかと思います。

 
 

カオサン通りの中央付近は夜になると爆音が鳴り響きます。道を挟んで向かいあったクラブから、とてつもない音量で音楽が流れて耳が痛くなりそうなほど(笑)昼間は普通のカフェっぽいのですけどね。



マッサージ屋さんも大盛況です。こんなに混み合った店だとサービスも良いと思えないので、ここでマッサージを受ける理由って何なんだろう・・と思ってしまいました。



バックパッカーの聖地カオサン。昔は安宿も通りに面していたそうですが、今では店や洒落たカフェ、クラブばかりです。バンコクの一大観光名所になって、安宿は路地の奥の方に追いやられてしまってる感があります。通りに面して、いかにも雑多な安宿っぽい建物もありますが、おそらく、カオサンに来ている観光客はそういう所には泊まっていないはずです。



5、6年前までは、カオサンで沈没する日本人も多く日本人相手の安宿もあったそうです。私も20才、いや、、、30才以上若かったら、こういう場所でダラダラと時間を使ってみたいと思いました。

少し陽が落ちて看板の明かりが付きだした頃が一番綺麗です。





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2017/12/28

【バンコク散策】ワット・ラチャオラサラーム周辺を歩く

ワット・ラチャオラサラームは、ラーマ3世の菩提寺で由緒ある第一級王室寺院でありながら、バンコク市街地から少し離れていることもあって、観光客を全くと言ってよいほど見ることない静かな寺院です。都会の喧噪を離れてゆっくり寺院見物したい人にはうってつけのスポットです。周辺には、同時期に修復された美しい寺院がいくつかあります。約2~2.5kmのコース、ゆっくり見物しながら歩いて約3時間程度です。

Rout Wat Ratcha Orasaram 

出発点はワット・ナンノン Wat Nag Nong Worawihan のバス停付近から。ここまでは BTS ウタカート Wutthakat 駅から約1.3km、歩けない距離ではありませんが、猛暑の中を歩くのは大変なのでバスかタクシーの利用がお勧めです。

バス停から直ぐの所にワット・ナンノンがあります。中国様式を取り入れた寺院は屋根の装飾が見物です。訪れた時は、残念ながら、本堂裏手の仏塔は修復中でした。



礼拝堂の屋根装飾も大変美しいです。地図で見ると、この寺院とワット・ラチャオラサラームは運河を挟んで向かい合わせです。そのような場合、小さな橋がかかっているか渡し船があることが多いのですが、ここにはありませんでした。ワット・ラチャオラサラームまでショートカットできるかと思っていたので残念でした。境内、人影もほとんどありません。奥の方に行くと犬がいたりするので、ちょっと注意が必要です。

寺院北側にも門があります。そこから出ると橋を渡った直ぐ先に次の目的地が見えます。


この寺院、ワット・ナンラチャヴィハーン Wat Nang Ratchawihan は、ラーマ3世の母親が修復した寺院です。こちらはタイ様式です。寺院の前には学校か何らかの教育施設があるようで、小学生くらいの子達が大勢居ました。寺院の一部なのかもしれませんが、ネットで調べても全く情報がありません。写真では右手に移っている建物です。これも立派な寺院建築ですけどね。


寺院は立派で大変綺麗に整備されています。訪れたときは一部修復中でしたが、美しさを堪能できました。寺院奥には小さな博物館もあります。全く大したことありませんが。(笑)


地図に従い、寺院を出て真っ直ぐに進むと路地があり、その先に小さな橋がかかっています。そこを越えるとワット・ラチャオラサラームです。橋の上では犬がお出迎え。飼い犬のようなので安心ですが、こういう種類の犬のほうが危険なこと多いです。チェンライの山中で噛まれそうになり追いかけられた犬も小型犬でした。(笑)



ワット・ラチャオラサラームの入口に到着です。別記事で書きましたが、大変立派な寺院です。ゆっくり時間をかけての見物をお勧めします。中国様式を取り入れた寺院の屋根装飾は大変美しくて見物です。



そして帰り道。これは現地に行かないとわからないことでした。寺院境内にSRT Chom Thog駅があるのはわかっていましたので、鉄道好きな私としては、通過する列車を見てみたい・・・と、駅に向かいました。途中、子供達も駅方向に向かっているので、まもなく列車が来るのかなと期待しながら。

子供達、なんと鉄橋を渡って帰っているのです。鉄橋の端には板が渡されていて歩けるようになっており、生活道路の一部になっていました。



列車と側道の間には柵も何もありません。単線なのでどちらから列車が来るかもわからないのです。私も鉄橋を渡って、ワット・ナンノン付近の踏切近くに着いたときに列車が来ました。


踏切を通る列車の様子。マハチャイからウォンウェイヤイ駅に向かう列車です。踏切には係員が居て、手動で遮断機(細くて見えにくいですがロープ状のもの)を操作していました。なんか、のどかでイイ感じです。寺院巡りの散策で列車まで見ることできて得した気分でした。


寺院境内の散策を含めて、歩いた距離は約2.5kmでした。時間にして約3時間。観光客は居ないので、寺院全部を独り占めした感覚で満足感たっぷりの時間を過ごすことができました。

ワット・ラチャオラサラーム以外の寺院については、ネットで情報が取れてまとまり次第、記事にする予定です。


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