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2019/06/07

復旧が進む熊本城 2019年5月

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2016年4月に発生した熊本地震で大きな被害を受けた熊本城。震災の前年にはあの雄姿に感動し、そして震災直後に熊本を訪問した時は壊れ果てた熊本城を見てショックを受けたものです。写真を撮り記録に残すことすら躊躇いました。報道で知る限り、完全復旧には多額の費用と数十年という長い年月が必要だろうと言われています。それでも時より見かけるテレビニュースなどでは天守閣の復旧の様子が映し出され、3年経った今ではかなり復旧してきたのではないか・・・と思っていました。

冒頭の写真、天守閣は以前の雄姿を取り戻しつつありますが隣の小天守閣はまだ「建築中」です。手前は宇土櫓で奇跡的に大きな被害を免れましたが、手前の石垣は崩れ落ちたままです。城内ほぼ全域で立ち入りが制限されており、望遠レンズを通してのみ建物を間近でみることができました。

宇土櫓にほど近い加藤神社には参拝できました。そこから見た宇土櫓は壁に所々ヒビが入っていますが全体の造りはしっかりしているように見えます。復旧基本計画によると、宇土櫓の復旧は2028年から2032年頃とのことです。完成までには10年以上もかかることになります。

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震災の影響を全く受けてないように見える建物もあります。桜馬馬場方面から最初に見える羊申櫓は写真を撮った方向からは石垣を含めて外観はほぼ無傷に見えます。

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一方で、北側の角に立つ戌亥櫓は石垣が壊れ落ちて、角の積み石(隅石)だけで櫓が支えられた姿はテレビなどでも度々映し出されて余りにも有名です。見るからに壊れ落ちそうで早急の対応が必要なのでは無いかと思っていましたが、実は現在も何も変わっていません。

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直ぐ近くまで降りて見ることができます。崩れ落ちた石垣の様子は震災直後とほとんど変わっていません。素人的には、万が一また地震があったら今度は櫓が崩れ落ちるのでは無いかと心配してしまいました。実はこの櫓、羊申櫓と同様に明治時代に一度解体されて2003年(平成15年)に復元されたものなのだそうです。熊本のシンボル的存在の天守閣や国指定重要文化財の復旧工事の方が優先順位が高いということでしょう。

崩れ落ちた石垣は、外側の大きな石はすべて番号が付けられて保管場所に整然と並べられています。その数は半端なく、それらを全て元あった場所に戻すと考えると想像を絶するほど途方も無い作業です。城内に何カ所もある広場に並べられて復旧工事が始まるのを待っていました。

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加藤神社からは天守閣の復旧工事の様子を間近で見ることができました。大天守閣の外観はほぼ出来上がっていて、小天守閣の工事が進められていました。限られた場所で足場が悪い中、鉄筋造りの城が造られる様子を見られる機会はそう多くは無いでしょう。

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大天守閣の復旧は2019年中に終わる予定で、今年の10月からは週末のみ特別公開が予定されています(外観のみで内部には入場不可)。天守閣全体の復旧は2021年とのことです。

加藤神社を出て通町筋方面に降りて行くと、その途中に平櫓があります。建物、石垣ともに被害を受け、石垣の崩壊防止のために鉄骨の構台が儲けられています。何とも痛々しい姿ですが、復旧が終わるのは2023年から2027年にかけてだそうです。道路からほど近く、間近で見ることができます。

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市民会館にほど近い場所に加藤清正公の銅像があります。そこから最近復元されたばかりの馬具櫓と奥の方に2014年に復元された飯田丸五階櫓が見えます。飯田丸五階櫓は損傷が激しく既に解体されています。馬具櫓は残っているものの一部石垣が崩壊している様子がわかります。たまたま震災直後に訪問したとき撮った写真があったので比較してみましたが、崩壊した石の様子から全く手が付けられてないことがわかりました。

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ここ、熊本城の石碑があってお気に入りの場所でした。(石碑は震災直後も建ったままでした)

現在最優先で復旧工事が進んでいるのは天守閣です(2021年完了予定)。同時に長堀の復旧も進められていて、こちらは完了予定が2020年になっています。その後、国指定重要文化財の復旧工事が進められて、全体の復旧完了予定は2037年頃です。20年近くも先のことですが、熊本のシンボルが生まれ変わる姿を見ていきたいです。(復旧完了まで生きていられるかどうかわかりませんが。。😅)


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2017/08/21

旅の思い出 - 震災後の熊本城

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前記事で震災前の熊本城について書いたので、震災後 2016年5月に訪問したときの写真もいくつか紹介します。テレビニュースなどで震災被害のすさまじさは知っていましたが、実際に見ると言葉が出ませんでした。熊本市内でもほとんど被害がなかった地区もあったようですが、熊本城周辺地域はかなり酷かった。天守閣のシャチホコや瓦が落ちてしまっていて、あの荘厳な姿は変わり果てていました。キャッスルホテルやホテル日航などの高級ホテルも被害を受けて、しばらく休業してましたし。
やっとの思いで取れたホテルは、あの有名な Aホテル。需要と供給の関係で致し方ないとは言え、ホテル日航の平常時価格よりも大幅に高かったのには驚きました。ボランティアで宿泊していた人もいるはずなのに、あの価格はないでしょ!

通町方面からみた天守閣
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テレビでも何度も放送された「奇跡の一本石垣」の飯田丸五階櫓と天守閣
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築城当時の姿を今に残す「宇土櫓」と天守閣。宇土櫓は被害が少なかったことで話題になりました。現在の天守閣は1960年に再建されたものです。
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熊本空港に着陸前に撮った写真です。ブルーシートで屋根を覆った家々が痛ましい。
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2017/08/21

旅の思い出 - 震災前の熊本城

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2015年、久しぶりに熊本城に行ってきました。遠くから見ることはあっても中に入るのは実に10数年ぶりで、雄大な天守閣だけでなく素晴らしい本丸御殿の内装も見てきました。翌年4月、あのような震災に見舞われるとは・・・。天守閣については2019年までに復旧を終わると言われていますが、熊本城のすばらしさは天守閣だけではありません。天守閣を取り巻く数々の櫓と武者返しと呼ばれる石垣。全ての復旧が完了するのは20年、それ以上とも言われています。

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熊本市一番の繁華街、下通付近から見上げると、いつもそこに熊本城がありました。でも、今は工事用の足場が組まれその姿を見ることができません。震災1ヶ月後にも訪れましたが、被害は天守閣だけでなく広範囲にわたっていて非常に大きかったです。早く元の姿を見たいものです。

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2017/08/18

思い出の場所 - 熊本 TIMELESS 珈琲店

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熊本市内から車で小一時間、南阿蘇に向かう途中、Google先生をもってしてもたどり着けない山奥の木立の中にその珈琲店はありました。元々は熊本市内で20数年も営業を続けていたそうですが、2013年10月に移転したとのこと。木立に囲まれて、まさに時間を忘れてしまいそうな落ち着いたお店でした。20年以上も前、熊本市内で営業していた頃に何度も行ったことがあります。見覚えのある店の看板と昔のままのカウンターはそのまま移設、以前にも増して心地よい雰囲気が漂っていました。

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一番のお気に入りは、褐色で完全に透き通ったモカコーヒー。物静かなマスターお手製のネルドリッパーを使い、自家焙煎の珈琲を目の前で一杯ずつゆっくりといれてくれました。お湯を注ぐと珈琲がほっくりと膨れあがり、香ばしい珈琲の香りと共にぷつぷつと泡立つ。珈琲は色々と飲んできたけれど、最高の一杯でした。

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私が訪問したのは 2015年6月。その翌年3月に大地震がありました。南阿蘇から益城郡にかけて、お店のある西原村も大きな被害を受けました。そして、残念だけど復旧は困難だったようで廃業されたとのこと。もうあの味と香り、雰囲気を味わえないかと思うと寂しいなぁ。(Top画像は TIMELESS さんの HP より借用しました。)

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マスター、元気にされてるかなぁ。


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