2017/10/10

iPhone 8 のカメラは、iPhone 7 からどれだけ進化しているか

iPhone 7 Plus ユーザーとしてはあまり見たくない記事ですが、iPhone 7 と iPhone 8 との比較記事は色々と出ています。AppleInsiderも iPhone 8 Plus と 7 Plus で撮った写真の “質” を比較していました。1年も新しい製品なので、カメラセンサーの性能が良くなってるのは当然ですけどね。



こちらの比較記事の方が動画含めて色々と試しているのでわかりやすいです。


カメラセンサーの解像度や f値はどちらも同じです。ですが、ダイナミックレンジは iPhone 8 の方が優れているようです。また、iPhone 8 で撮った方がクリアに見えます。おそらくエッジの処理が違うのでしょう。嫌味にならない程度にシャープネスがかかっているように思えました。また、色表現も iPhone 8 の方が綺麗です。“綺麗” は必ずしも “高品位” を意味しません。見た目が綺麗ということなので、印象色に近い色作りなのではないでしょうか。典型的な例だと思ったのは次の画像。

比較1

明らかに右側 iPhone 8 Plus の写真の方が綺麗です。が、ほんとにこの人の肌ってこんなにピンク色で綺麗なんだろうか・・って思ってしまいます。 Photoshop でトーンカーブを少しS字型にして明るくして、カラーバランスを整えると同じような画像を作ることができます。カメラセンサーの性能が良くなっているのは間違いないですが、画像処理というか、センサー制御の改良によるところが大きいのかもしれません。

静止画で決定的な違いはフラッシュ撮影です。これはもう、iPhone 7 Plus ではかないません。スローシンク・フラッシュにより背景もそれなりにしっかり写って、要は見た目に近い感じの写真を撮ることができます。

比較2

 動画では、iPhone 8 なら 4K 60p で撮影できます。 30p だと、どうしても少しガクガクした映像になるので、60p で記録できるのは大きいです。デジカメでも 4K 60p 対応はほとんどないので、どうしても綺麗な動画を撮りたいなら iPhone 8 はアリだと思います。

iPhone 8 のカメラ性能はかなり向上してきましたが、それでもまだ、写真を撮るならデジカメにかなわないでしょう。解像度の問題もありますが、一番は焦点距離の短さ。これはどうしようもありません。と、今は思ってますが、そのうち、また、Apple流音作りに慣れてしまったように、iPhone 写真の多少べっとりした画質を綺麗と思うようになるのかなぁ。。。便利さにはかないません。



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2017/10/05

HEIF vs JPEG - iOS 11 で新フォーマット採用、写真はどちらで保存しますか? どっちが良いか試してみた。

AppleInsider に、iOS 11 で採用された HEIF は写真品質を損なうのか? という記事が出ていました。結論から言うと、「写真品質はほとんど変わらず容量は半分程度」という Apple の発表と変わりませんでした。厳密に見ると、HEIF は低照度でちょっと弱いかなと感じられたらしいですが、気のせいなのかもしれません(笑)。容量が小さくて高圧縮であることは間違い無いので、それくらいの差なら十分に許容範囲かもしれません。ただ、できるだけ高画質で・・というなら JPEG を選択した方が良いかもしれないとのこと。
Does HEIF in iOS 11 kill iPhone 8 photo quality? HEIF vs JPEG Compared


YouTube の中でいくつか写真の比較がありますが、アップロード際に圧縮されているので比べてもあまり意味ないかもしれません。ぱっと見る限りにおいて HEIF と JPG で違いはわかりません。ファイルサイズは JPG の方が 80 ~ 95% 大きくなっていました。

iPhone で HEIF フォーマットで写真を撮っても「iPhoneの設定/カメラ/フォーマット/互換性優先」、SNSなど対応してないアプリに書き出したり、AirDrop で他のデバイスにコピー転送するときは自動的に JPG に変換されます。「iPhoneの設定/写真/MACまたはPCに転送」で元のフォーマットのままを選択して、iPhone を iMac に繋いでイメージキャプチャでファイルを読み込むと、HEIF (HEIC) ファイルを取り出すことができます。

どっちがいいのか、どっちでもよいのか(笑)、試してみました。まず、ファイルサイズ。被写体により大きく変わるので、全く同じ条件下で撮影してみました。

JPG_vs_HEIC.jpg 
なんと、この場合は HEIF に比べて JPG は 130%も大きくなりました。HEIF は JPG に比べて約60%も圧縮されていました。HEIF の効果絶大ですね。色空間は、AppleInsiderの記事では JPG は sRGBになっていましたが、こちらでは HEIF, JPG とも同じ P3 でした。

画質については、パット見る限り違いを探すのは難しい。ファイルサイズが倍以上も違うにも関わらず、画質が変わらないのは凄いことです。むしろ、HEIF の方が少しエッジが効いていて鮮明に見えるくらいです。撮影条件や被写体によっても異なるので断定的なことは言えませんが、HEIF か JPG か気にせず撮影して良い・・のではないでしょうか。iPhone の容量が気になるなら HEIF にすれば良いのかな。動画の場合は HEIC の一択でしょう。

とりあえず、iPhone 7 Plus で撮影した画像を添付しておきます。上の二つの写真ファイルを写真アプリで開いて1x表示した画面をキャプチャしました。(HEIFファイルはそのままアップロードできないので)画像の大きさは、一部分のみ切り抜いて 2,409 x 1,355 pix にしています。
何となく違いがわかるのは、全体の色合いを除くと、左上の家の木製ドアの青い窓かなぁ。HEIF の方がくっきりしています。圧縮アルゴリズムの差でしょうね。個人的には HEIF で撮った写真の方がメリハリがあって好きかなぁ。
最初の写真が JPG で、次が HEIF です。

JPG.jpg
HEIC.jpg 

違い、わかりますか? 


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2017/08/31

中国製偽物 iPhone 7 の品質には驚かされます。見ただけでは判別不能

fake-iphone-home-screen-comparison-780x585.jpg 

Cult of Mac に興味深い記事が載ってました。ぱっと見て違いが全く無い iPhone 7 plus の偽物が出回っているとのことです。中国の Hdcplayer Technology Co./ Ltd が製造して Shenzhen と言う会社が販売しているようです。中古市場でゴミを掴まされないよう注意が必要かもしれません。Top画像に見られるように、電源を入れた状態でも全く区別ができません。これ、右側が偽物なのだそうです。

裏面や待機画面でも全くと言って良いほど区別ができません。
fake-iphone-back-comparison-780x585.jpg  fake-iphone-lock-screen-780x585.jpg

さらに驚くのは、一部のアプリは起動できるので、iPhone を知らない人が見ると信じてしまいそうなこと。ただOSは酷いもので、iOS をコピーするようにハッキングした Android なのだそうです。たとえば、Touch ID オプションはあるものの指紋認証は機能しない、ロックもできない。Apple Watch や Find My Phone などももちろん動かない。Mapアプリは起動するけれど Android 環境と同様に動くだけで Apple Mapには繋がらない。iPhone の個体識別 IMEI 番号を調べてみたら、16GB gold iPhone 5s だったのだとか。

もしも Apple ID とパスワードなどを入力してしまったら・・・何が起こるかわからないけど、最悪の場合はこの中国企業に個人情報が流れてしまうのかもしれない。てことで、誰もトライしなかったのだそうです。

外見は全く本物と変わらないものの、中を見てみると明らかに違ってます。
fake-iphone-internal-photo-780x1040.jpg 

もちろん、上が本物で、下が偽物。カメラの品質も全然違っててこんな感じ。
fake-iphone-camera-comparison-780x585.jpg 

左が本物の iPhone で、右が偽物

それにしても、見かけはほんとに良くできています。これらのパーツを iPhone 7 plus と同じサイズに詰め込む技術は大したものです。なんと、この偽 iPhone 7 plus、値段も付いてて$85〜$170で売られてるのだとか。メモリーもアップグレード可能で、64GBで$20、128GBで$40なのだそうです。

外見は iPhone 7 plus、中身はAndroidのまがい物で不完全な動作。こんなものがほんとに売れるのかどうかわかりませんが、中国のコピー技術の発達にはほんとに驚かされます。ここまでやってしまう中国人の発想にも驚きます。iPhone 人気にあやかった商売なのか、品質問題で iPhone を貶めようとする意図的なものなのか定かではないけれど、Appleも大変です。

おそらく、日本語には対応してないでしょうから、日本で出回ることは無いかもしれませんね。でも、海外で使う目的で Free SIM 版を買う際にはちょっと注意した方が良いのかもしれません。


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2017/08/31

iOS 11 に更新するための準備 - iPhone の対応状況を調べる

まもなく Apple 製品の OSがアップデートされます。iPhoneは iOS 11になって完全64bit化します。Appleのサポートページに「iOS11に備える」というページが出ています。これを見ると、対応機種は iPhone 5s 以降です。なぜ iPhone 5s 以降かというと、この機種から64bit Processorが使われているからです。

iPhone 5s では Apple初の64bit processor A7 が使われています。見た目がほとんど同じ iPhone 5 や iPhone 5c は 32bit processor の A6 なので iOS 11 に対応しません。iPhone 5 の発売は 2012年9月、もう5年近くも経っているのですね。iPhone 5s の発売は2013年9月です。iPhone 5s と同時に発表された iPhone 5c は、発売後まだ4年ちょっとですが対応機種から外れます。iPhone モデルの比較表を作ってみました。

iPhone list 

iPhone 5 と iPhone 5s は見た目はそっくりですが、簡単に見分ける方法があります。

iPhone 5_5s 
違いは Homeボタン。iPhone 5 の Homeボタンには □ が書かれています。

iPhone の他に全ての Apple製品のモデル名やサポート状況は、AppleのWebで確認できます。
保証状況の確認」でシリアル番号を入力するとモデル名とサポート状況が表示されます。


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2017/08/20

iOS 11 で iPhone 7 Plus のポートレートモードが進化する

IMG_2550.jpg 

appleinsiderの記事(2017/08/10)によると、iOS 11ではポートレートモードに変更が加えられるのだとか。ポートレートモードは、iPhone 7 Plus に搭載されたデュアルカメラを使って擬似的に背景のボケを演出する機能で、その名の通り人物撮影などで背景をボカして被写体をくっきりさせた写真を撮ることができます。

iOS 11になると、撮影した後にカメラロールの中でボケ効果の ON/OFF が可能になるようです。もちろん、ポートレートモードで撮った写真に限られますが、効果を OFF にしても画像データに変更が加えられるわけではありません(非破壊的)。

iOS 11から画像フォーマットとして HEIF が採用されます(iPhone 7 以降の機種についてのみ)。これ、読み方は色々あるみたいですが、個人的には「ヘイフ」がわかりやすいのですが、おそらく英語では「ヒーフ」って発音されるのかもしれません。ちなみに、このフォーマットは Nokiaが開発したもので、フィンランド語なら「ヘイフ」なんだそうです。HEIFの特徴は、同画質ならファイルサイズがJPGに比べて約半分になるとうたってますが、新しいフォーマットなので現時点では全く普及していません。Appleが採用することで対応アプリも増えていくでしょうが、競合他社も独自フォーマットを提唱していたりして先行きは見えません。JPGやPNGほど一般的に使われるフォーマットにはならないでしょうね。(大昔、Appleは PICTフォーマットを、MSさんは BMPフォーマットを使っていたけど、今では見かけません)

話は横道にそれてしまいましたが、背景ボケ効果は非破壊的ということからして、情報は HEIF ファイルに書き込まれるのでしょう。つまり HEIF に対応する最新機種(iPhone 7, iPad Pro以降)なら効果の確認はできるけど、それ以外の機種ではJPGに変換した画像しか表示できないので・・・おそらく、背景ボケさせた画像しか表示できないのでしょう。

私はポートレートモードで写真を撮ったことありません。正確には、試してみたことはあるけど何となく不自然な感じがして。。。先ほど、ちょっとだけ試してみた画像を紹介します(左が普通写真、右がポートレートモード)。背景ボケの効果は素晴らしくて、Instagram的に撮ってアップロードするには十分な品質ですが、やはり、iMacの大画面で拡大表示すると細かい部分が アレ? ってな感じになります(下の画像の赤丸)。あくまで疑似画像なので、被写体と背景の境界部分の処理がまだまだだなぁと感じてしまいます。例えるなら、フォトショで曖昧に切り取った画像を貼り付けてるような。。(笑)

Portrait Test_S 

一眼レフとスマホ写真の最大の違いは「ボケ」にあります。焦点距離が短いと背景がボケない。スマホの焦点距離の短さは物理的にどうしようもありません。それをソフト的に解決しようという Apple の努力には感謝しますけどね。iPhoneカメラの焦点距離については別記事で書いたので、よかったらそちらもご覧ください。

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