2018/07/04

来週は App Store 誕生から10周年 App Annie による App Store Report がスゴい

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来週 7月11日で、App Store は10周年を迎えます。App Annie は 2010年7月から App Store のダウンロード数やアプリの売上統計を取り始め、その結果を公表しました。

冒頭画像にあるように、この約8年間の間に、アプリのダウンロード数は1,700億回売上は14兆円越えています。現在約200万を越えるアプリが App Store に登録されていて、通算で1億円以上の売上を上げたアプリの数はおよそ1万個もあります。年平均売上増加率は52%にも達していて、2017年のアプリ売上は5兆円に迫る勢いなのです。

どのようにして調べたのかはわかりませんが、iPhone User は約100種類を越えるアプリをインストールしていて、そのうちの40種類前後のアプリを毎月使っているらしいです。国により多少の差はありますが、大きな違いはありません。ちなみに、日本では109のアプリがインストールされていて、37アプリが毎月使われているとのことです。(私は200個を越えるアプリをインストールしていますが、使ってるのは40前後です)

興味深いのはアプリの種類です。App Annieはゲームとそれ以外のアプリで別けて統計を取っています。これを見ると、アジア人はゲーム好きであるのが一目瞭然です。(笑)

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左は昨年のダウンロード数で右が売上です。グリーンがアジア地区、ブルーがアメリカ、グレーはそれ以外の地域を示しています。アジアのダウンロード数は約半分弱なのですが、売上になると約6割を占めていることがわかります。アメリカではゲームの売上割合は66%なのに対して、アジアでは84%にもなります。

更に興味深いのは、我が日本はアプリ売上比率が他国を圧倒している点です。日本のアプリは日本語だけのものがほとんどで、ある意味ガラパゴス化しています。よって、ダウンロード数で Top 10 に入るようなアプリは無いにもかかわらず、売上では Top 10 に3個も入っています。

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このデータは2007年からの通算です。一昨年、爆発的にヒットした Pokemon GO が10位に入っています。日本製アプリの最高売上は2013年に登場した「モンスターストライク」です。2000年代半ばに一世を風靡した SNSの草分け Mixi が配信しているゲームアプリです。数多くのゲームアプリが発表される中、多くは飽きられてしまう運命にあるようですが、通称モンストは、先週末に行われた「XFLAG PARK 2018」の盛り上がりを見る限りまだまだ勢いは衰えてないように思います。現在、日本の他にも中国語圏で配信されているそうです。

日本人のゲーム好きは次のデータを見ると顕著にわかります。
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App Annie のデータに割合%を追加してみました。日本はダウンロード数では5.6%なのに、売上ではなんと19%をも占めています。アジアでは80%以上がゲーム売上であることを考えると、日本のこの数字の大部分はゲーム売上から来ていると想像できます。ちょっと異様な感じすらしますが、確かに電車の中でもゲームに夢中になってる人が沢山居ますからね。

日本は iPhone のシェアが 50%を越えていると言われ、世界のどの国よりも iPhone 比率が高いです。App Store の売上も 1兆円規模に達していて、Apple からしてみると日本は超優良お得意様といった感じでしょうか。(笑)

レポートには、各年の Top 10 アプリも載っていました。2013年と2017年を比較してみました。売上規模は4倍ほど違いますが、LINEが Top 10 に入っているのは意外でした。ダウンロード数で Facebookや Instagram, Google Maps が上位に来ているのは変わりませんが、最近は中国系アプリの台頭が著しいです。2017年の売上 2, 4, 7, 8位のアプリは中国製です。2018年になると中国製アプリが Top 10 の半数を占めています。圧倒的な人口なので当然のことかもしれませんね。ただ、訳わからない日本語や見慣れない “漢字” を使ったアプリが増えるのだけは勘弁願いたいものです。


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2018/06/28

Apple からの不可解なメール

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Apple から届いたメール

XXXX様 
Appleは、iTunes StoreまたはApp Storeでの購入時に、お支払いに関連する情報が引き続き確実に保護されるよう、2018年6月30日にシステムをアップデートいたします。 

弊社の記録によると、お客様は古いバージョンのiOS、macOS、またはApple TVソフトウェアからストアにアクセスされている可能性があります。 

iOS 4.3.5以前 
macOS 10.8.5以前 
Apple TVソフトウェア4.4.4以前 

上記のソフトウェアを搭載しているデバイスからお支払い情報を変更するには、より新しいバージョンのソフトウェアに更新する必要があります。 

最初は何かの釣りかと思いました。と言うのも、うちの iMac, MacBook Pro, iPhone, iPad は可能な限り直ぐに最新OSにアップデートしていて、記載されているような古いバージョンは使っても無いから。いつのどのような記録に基づいているのかが不明なのでなんとも言えません。もしかしたら、なりすましが古いOSを使っている可能性もゼロではないです。

送信元を確認して、メールに記載された「詳しい情報」をクイックルックして Apple の公式サポートサイトであることを確認してから開いてみました。

iOS 4 は、iPhone 4 (2010年)に搭載されていた OS です。うちには古い iPhone 4S が眠っています。(捨ててないだけですけど)これに搭載されていた OS は iOS 5 ですので、上記には該当しません。初めて買った iPhone が iPhone 3GS で、本体は捨てずに持っていますが既に電源すら入らない。というか、ちゃんと OS の更新はしていたので、使わなくなった時点で iOS 6 にはなっていたはずです。

macOS については、メインの iMac と MacBook Pro は常に最新版の OS にアップデートしています。サブ機で時々使用する 2009年ものの iMac も今年になってから macOS 10.13 High Sierra にアップデートしました。その前までは macOS 10.9 Mavericks で使っていました。つまり、Mac についても macOS 10.8.5 以前の OS はここ数年使ってないのです。ちなみに、macOS 10.8.5 とは Mountain Lion です。

Apple TV ソフトウェアについても、Apple TV (3rd generation) が発売された 2012年までは Apple TV (2nd Generation) を使っていたので、その時の OS が Apple TV ソフトウェア 4.1 です。3rd generation からは version 5 になっています。

このように、少なくとも 2012年以降は該当する古い OS を使う環境に無かったはずなのに、なぜこんなメールが来たのでしょうね。なんとなく、気持ち悪い。


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2018/06/25

地図と言えばこんな話題も。。。Apple Maps には実在しない島が今でも載っている

存在しない島

旅行して街歩きをするときは、iPhone を持って Goole Map や Apple Maps を頼りに散策します。地図は正しいものと信じて歩き回るわけですが、街は常に変化しているので地図が更新されてないと、あるべき所に無かったり、地図に載ってない道があったり・・と困惑することもあります。これはカーナビ頼りにドライブするときも同じです。道なき道を走ることも良くあります。(私の車は地図を自動更新設定しているので新しい道も随時更新されていますが、それでも1ヶ月くらいのタイムラグはあります)

Yahoo ニュースにこんな記事が出ていました。

この記事によると、「二宮書店(東京都目黒区)が発行する地図帳に、2017年まで約8年間にわたって「実在しない島」が津軽半島沖に掲載されていたことが分かった。2018年発行の地図からは抹消された。」とのこと。

実はこれ 2008年頃から話題になっていて、多くの地図に記載されていたけど、国土地理院発行の地図には記載が無く “間違い” であることが確定していました。Yahoo地図には元々記載されていなくて、Google Map には「島」が存在しており、Google はその後、「その島」を削除しました。

二宮書店によると、「その島」は印刷原版を作る際に「点」が間違って入ってしまったのでは・・としてますが、8年間にもわたって修正がされなかったわけです。そして、おそらく二宮書店の地図を参照したと思われる Google Map, Apple Maps, Nokia Map などは「その島」を掲載し続けた。(Googleは間違いの指摘を受けて直ぐに修正して、現在「その島」は記載されていません)

冒頭の画像は Apple マップ のスクリーンショットです(2018/06/25 時点)
間違いがわかってから10年経っても修正されてないことになります。Appleさんの肩を持つわけではありませんが、領土問題に直接影響しないような日本の超マイナーな無人島があろうと無かろうと大した問題ではないのかもしれません。2008年というと、Apple Maps はまだ無かった時代なので、誰も間違いを Apple に指摘しなかっただけなのかもしれません。

今日、2018年6月25日に撮った iPad の Apple Maps のスクリーンショットは次の通り。
Google Map, Apple Maps, そして Apple Maps の衛星写真と続きます。

GoogleMap_0048.jpg AppleMap_0049.jpgAppleMap_0050.jpg

赤丸で示した部分が問題の「島」です。Google Map にはありません。衛星写真ではぼんやりと島影っぽいものが見えますが、北東方向の同じ大きさくらいの実在の島(渡島小島)と比べると写り方が明らかに違います。ちなみに、北側の少し大きな島は「渡島大島」という日本最大の無人島です。

Apple や Google は自ら地図を作っているわけではないので、地図製作会社と提携して地図を買って配信しています。制作会社が間違ってしまえば、それがネット上で広まってしまうのです。制作会社としては、無断コピーされないように何らかの対策を取るのは至極普通です。もしかしたら、深読みするならば、二宮書店は「その島」をあえて掲載してコピーされたときの証拠にしようとしていたのかもしれません。同様の手法は辞書や日本語入力システムにも使われているそうです。悪影響しないような間違いをあえて入れているという話です。日本語入力システムの場合は、変換の癖などもそれになるのでしょう。何度入力しても学習されない言い回しなどは随分と経験していますからね。

世の中には地図マニアと言われる人達がいて、中には地図の間違いをアラ探し(失礼)しているグループもあるそうです。地図って面白いです。スマホの地図を見れば、店舗情報やその店の評判なども知ることができます。今やスマホ地図は生活に密着していて、それ無しでは旅行やドライブも楽しめない。地図が情報発信のベースになる・・と確信していたのかどうかは知りませんが、Google がいち早く目を付けてスマホ地図の充実を図った先見性には恐れいります。


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2018/06/24

日本でも Apple Maps Vehicles が走り出す

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Apple の Web Site で、Map データ収集の為の車を 6月から10月の間、東京23区と浦安で走らせると案内がありました。この活動、海外では2015年から始まっていて、ようやく日本も対象になったのか・・という印象で、アジア諸国では日本が最初のようです。

これまで Apple Maps Vehicles が走った場所は、アメリカ全土の他、クロアチア、フランス、アイルランド、イタリア、ポルトガル、スォヴェニア、スペイン、スウェーデン、そして英国だけです。主要国というわけでは無くて東欧のマイナーな国々も含まれているので、まだテスト段階なのか、プライバシーの問題などで法的な許可が取れた国から始めているのか、対象地域の選別方法はよくわかりません。

Webページには、「データが公表される前に収集された画像中の人の顔やナンバープレートなどをぼかす処理を行います。」と記載されていることから Google Street View 的な機能を Apple Maps に加えようとしているのかもしれません。ですが、2007年から運用を始めた Google Street View に対抗するにはまだ相当な時間がかかるのではないでしょうか。

Apple が何を考えているのか、海外でも憶測が飛び交っています。Google Street View はいわゆるマーケットリーダーですが、Apple としても何らかの勝算がない限り始めないのではないかということ。

Apple が Street View データを何に使おうとしているのか。。
Apple の説明では、現在は他社の道路情報データを使っている部分があり、それを自社データに置き換えていく・・・と言うようなことを言っているようです。でも、それは何の為なのか。おそらくは他社データでは Apple が求める情報にならないからなのかもしれません。

可能性として、先の WWDC で AR 機能の充実が発表されたように、道路の画像情報と AR 機能を合体させようとしているのかもしれません。そうすれば、世界中何処でも、あたかも自分が旅行したような体験ができるようになるかもしれませんね。

2012年に Apple が iOS のデフォルト地図を Apple Maps に置き換えたとき、様々な不具合があって「使えない地図」のレッテルを貼られてしまいました。それから5年以上が経って地図の精度も上がり、 iPhone ユーザーに限るなら Google Map の3倍以上のユーザーがいるとされています。

今思うと、Google Map にも当初は沢山の間違いがありました。それでも、他に選択肢が無かったこともあり Google Map は mobile phone でデファクトスタンダードになっていたところに、5年も後に登場した Apple Maps がそれと比較されてしまったのです。今でも Apple Maps, Google Map 共に正確性を欠く部分は沢山あります。それぞれの地図には得手不得手があるので、私は目的に応じて地図を使い分けています。

Google Map は地図そのものに注力している感じがします。一方で Apple Maps は Wikipedia や Trip Advisor のデータを取り込んで、旅行ツールとして位置づけているように思います。Google Map と Apple Maps にタイの観光地 “カオサン”とカタカナで入力して検索すると次のようになりました。

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Google Map で表示すると、このように見慣れた地図が表示されます。地図の左側には住所、座標と Street View 画像が表示されます。これでも良いのですが、もしも現地でタクシーに乗って運転手に見せる必要がある場合には使えません。住所のカタカナ表示はありがた迷惑なのです。

一方で Apple Maps の場合は次のように住所は現地語で表示されます。そして、Wikipedia と TripAdvisor のコメントも合わせて表示され、観光客には使いやすいかもしれません。

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Apple Maps では、道路名などは現地語で表示されます。英語なら問題ありませんが、それ以外の言語だと我々は読むことができません。Google Map では多くが英語で表示され、逆に現地の人には良くわからなかったりします。Apple Maps には、設定で日本表示に切り替えることができて、そうすると一部表記がカタカナになります(次の通り)。ま、現実的にはほとんど使い物になりませんが(笑)。

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Apple Maps の左上に表示される写真は他社データのリンクです。これを自社データに変更していきたいというのは現実的な感じがします。観光地などの画像データベースを自社で持つことは戦略上重要なことですからね。

今後、日本の各地でも Apple Maps Vehicles が走り回るようになるのかもしれません。


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2018/06/17

iOS 12 で iBooks が Apple Books に変わる

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私は iPhone や iPad で本を読むことはほとんどありません。本を読むときはやはり紙の方が読みやすい・・と思うアナログ派なのです。自分の読みたい本が iBook や Kindle に無いことが多かったというのがいまだに紙派でいる一つの理由かもしれません。とは言え、気に入った本、何度も見返す参考書籍は自分で pdf にして iBook に放り込んでいますが。

いまいち日の目を見なかった iBooks が、iOS 12 で Apple Books となって生まれ変わります。 App Store, iTunes, Apple Music とインターフェースが同じになるようです。iTunes や App Store では古いインターフェースに慣れていたので、実はいまだに今の画面に違和感があります。探したい物を探すのに一苦労します。昔から使っている者にとっては、インターフェースの変更は慣れるまでが大変で少々ウンザリしてしまいます。

iPhone を初めて購入して iTunes を使い始めた頃、曲を自分で取り込んでプレイリストを作って聴きたい曲だけを何度も聴いて楽しんだものです。iTunes はアプリとしても優れていましたし、しかもそれが無料て使えたわけで、Apple にはほんと感謝しました。(ちょっと言い過ぎですが)

今やネット配信の時代。自分だけで楽しんでいた iTunes は既に終わり、音楽や映画などのストアに変貌を遂げてしまいました。新作やお薦めの曲や映画がトップ画面にどーんと表示されてコンテンツのストアアプリ以外の何物でもなくなってしまいました。そして、その画面を見ていると、ついついクリック(購入)してしまいたくなり、Apple の思うつぼにハマってしまった感があります。

iWorks は Apple 製品を売るためのツール、無料アプリです。けれど、iTunes や iBooks は決して iWorks と同じ位置づけでは無くて、自分なりの使い方はまだできるものの、Apple のコンテンツストアなのです。ハードの売り上げが伸び悩む中、コンテンツの売上は大幅に伸びているので、Apple も当然コンテンツの充実を図り収益の一つの柱にしたいと考えているはずです。

新しくなった Apple Music、そしてこれから変わる Apple Books はコンテンツを売るために最適化されたインターフェースと言って良いように思います。タダほど怖い物は無い・・・というか、無料と思って慣れ親しみ使ってきたアプリでコンテンツを購入させられようとは。。。(笑)

自分の聴きたい、読みたい本を実際に店で買おうとすると探すのも大変です。それがネット上で簡単に検索できてその場で購入できれば楽です。欲しいと思ったときに手に入ることほど幸せなことはありません。言うなれば、Apple とユーザーは Win-Win の関係なのかもしれませんね。ただし、ネット購入は敷居が低いので、いらない物まで買ってしまうのだけは注意しなければ。。。


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