2017/08/10

iOS 11 で iPhone/iPad はどう変わる?

iOS11s.png 

iOS 11 は6月のWWDCで発表されました。OSが毎年毎年アップデートされるのは嬉しいのだけど、せっかく慣れた操作が変わってしまうのはちょっと困りものです。でも、でも、早く使ってみたいという気持ちは抑えられません。

AppleのWebでもiOS 11の新機能は紹介されていますが、MacRumorsにもう少し詳しく何が変わるのか整理した記事があったのでまとめてみます。全体的にみるとインターフェースのデザイン変更はわずなようです。文字デザインが少し変わって読みやすくなり、計算機や電話アプリは全く新しくなって、コントロールセンターとロック画面が大幅に変更になることくらいです。何が新しいかをざっくりまとめると。。。

1. コントロールセンター(画面下からスワイプするとヌルっと出てくるやつ)は全画面になり、表示項目をカスタマイズできる
2. Finderのようなファイル管理アプリで iCloud, Dropbox, Google Driveなど横断的にファイルにアクセスできる
3. Drag & Drop が iPad できるようになる。iPadのスプリット画面で、文字、リンク、写真、ファイルのコピーが簡単になる
4. iPad に macOS のような Dock が表示され、よく使うアプリに素早くアクセスできる
5. Siri に出来ることが増えて賢くなり、より自然に話しかけてくれるようになる。日本語はまだだけど、英語からの翻訳もしてくれるらしい
6. Apple Pay で 個人間の送金ができる(日本で対応できるかどうか不明)

細かい点でも色々と改善はあります。
・Apple Pencilを使えば、MailやNotesアプリで In-line Drawingができる
・片手操作用にキーボード配置を変更できる
・Apple Map が改善される(America Firstですけどね)
・カメラの Live Photo 機能改善でベストショットを選べるようになる
・動画(HEVC)と静止画(HEIF)フォーマット対応で容量を抑えられる
・AirPlay 2 で複数の端末に同時配信できる
・長く使われてないアプリはデータを残した状態で自動削除できる
・近くに居る iOS 11ユーザーと Wifi パスワードをシェアできる
・Safari で Trackingデータを取られなくできる
・Health データは iCloudに保存され、複数端末で情報シェアできる
・App Store のデザインが大幅に変更される

新機能搭載と共に忘れてはいけないというか、ちょっと痛いのは、32bitアプリのサポートが終了すること。古いアプリは使えなくなるので要注意です。設定/一般/情報/App でApp互換性を確認できます。(現在、古いアプリを開くと「アップデートの必要があります iOS11では動作しません」と表示されています)

など、気になる点のまとめでした。
気が向いたら、それぞれの機能についてもう少し詳しくサマリーします。
2017/08/09

今秋、Appleは新製品ラッシュ?

iOS iPhone iPad 

Macファンにとっては嬉しくもあり悲しくも・・・複雑な心境ですね。今年の前半には廉価版iPadに加えて10.5-inch iPad Proが発売になりました。うちの初代iPad Pro 9.7-inchがiOSの更新と共に突然亡くなったこともあり、10.5-inch iPad Proを購入する羽目になりました。これはこれで驚くほど快適で満足してますが。

さて、6月のWWDC Special Eventでは、例年通りOSのアップデートに加えてiMac ProHomePodを年内販売開始するが発表されました。もちろん、iOSバージョンアップに併せて新iPhoneが登場するのは恒例のこと。ネット上では、iPhone 7s だの iPhone 8 のウワサが飛び交っています。またLTE対応AppleWatchが出るのでは・・という話もあり、時期はともかく現実的な情報でしょう。OSの更新に関しては、macOS high sierraiOS11, Watch OS4, tvOS11のpublic beta versionの発表が相次いでいて、開発は順調に進んでいることをうかがわせます。

    Roundup: Here’s everything Apple will release before the end of 2017 (9to5mac)


でも、私が注目しているのは・・・・たったの 2点 (笑)

一つは Apple TV  これはもう噂では無く、4K対応Apple TVがでるのはほぼ確実でしょう。iMac, iPhone, iPadをAirPlayで4Kテレビに繋ぐためには必須のデバイスです。iPhone 7 plusで撮った4Kムービーや、4Kカメラで撮ったムービーをiMacで編集し、そして4Kテレビに移す。そんな当たり前(?)の流れがいままで出来なかった訳なので、4K Apple TVは我が家にとって一番重要なハードウェアなのです。動画だけではありません、写真も解像度が上がるので綺麗になるのは間違いありません。

もう一つは、iOS11のファイルアプリ。iPadをPC的に使えるようにならないかなぁ・・・という期待。これはOSだけでは解決できなくて、iOSアプリ自体も改良されていかないとPC代わりに使っていくのは困難かもしれません。現状、旅行に行くときにはMac BookとiPadを両方持っていってます。ネットブラウジングやメール、簡単なフォトレタッチや動画編集などはiPadだけでもできます。が、ネックはiPad上のファイルに直接アクセスできないこと。いくつかのアプリではiPad上のファイルを開くことも、添付することも、そして参照することすらできません。これらが改善されれば、Mac Bookはいらなくなるかなぁ・・・と考えてます。もちろん、自宅には母艦としてiMacがあること前提ですけど。

気になる点もいくつか。動画にしろ画像にしろ新しいフォーマットが採用されます。Appleの言い分は、動画はHEVC (H.265) 採用により40%も圧縮効率が上がるとのこと。これはまぁ業界標準規格だし、従来のH.264とも互換性があるので歓迎です。が、画像フォーマット HEIF の方はどうなのでしょうか、まだ良くわかりません。同じ画質で圧縮率が50% upって凄いとは思うけど、JPGなど従来の標準フォーマットとの互換性が少し気になります。Googleも新フォーマットWebPとか言ってるわけで機種依存性が高まるのは有り難くないです。もちろん、どちらも現状を見てのことなのでJPGなりPNGに変換してシェアするのは容易なようですけどね。

Apple TV で4K  これを実現する上で重要なのが AirPlay です。動画や画像の圧縮効率を上げることは 4Kや将来の8Kに向けて必須となる技術であることは疑いようがありません。実は、Appleさん、FaceTimeでは転送効率を考えてHEVCを既に使ってるんです。
2012/02/22

iTunes in the Cloud が発表になったけれど・・・

本日、2012/2/22 に Apple が iTunes in the Cloud を開始しました。
今のところ、App や ブックと同じように購入した製品のみが対象ですが、年内に ITunes Match にも対応するらしいです。

iTunes を立ち上げると、右側のナビリンクに『購入済み』が表示されるようになっています。これをクリックすると購入履歴が表示され、ここに『ミュージック』も加わりました。既にインストールされている製品は『ダウンロード済み』のボタンが表示され、購入したけれどインストールされてない製品は、iCloud アイコンが表示されます。

120222 ナビリンク 120222 iTunes 新機能

ついでに、iTunes Plus が表示されているのに初めて気づいたのでひとこと。以前ダウンロード購入した曲は 128Kbps だったわけで、iTunes Plus にするためには、一曲当たり 50円かかります。ビデオだと 100円です。

120222 iTunes Plus upgrade

たしか、iTunes Match では購入してない曲でも自分が持っている曲なら 128Kbps のものが 256Kbps AACの iTunes Plus に無料でアップグレードされるという記事を読んだことがあります。『特別提供』とか書かれてるけど、何が特別なんだろう・・・と思ってしまいました。128kbps でも特別困っているわけでは無いので、当面、今のままにしておくことにしています。

ところで、日本の曲は 128kbps のままなのですが、US の曲はいつの間にか 256Kbps になっています。

iOS の方も『設定』→『Store』に『ミュージック』が表示されるようになっています。これを “オン” にしておけば、購入した曲は自動的にダウンロードされるようです。

たぶん、iTunes in the Cloud は便利な機能なのでしょうが、相変わらず自宅の iMac を母艦にして毎日繋いでいる者からすると、現状と何も変わらないように思います。

アップル、2012年後半に「iTunes Match」を国内展開 -Store全楽曲がDRMフリー/256kbpsに(AV Watch)
アップル、日本でiTunes in the Cloud開始 -iTunes購入曲をiCloud経由でiOS/PC同期(AV Watch)
2011/09/22

AppleのSamsung離れが進んでる。DRAM, NAND flash供給を日本企業にシフトか

AppleはSamsungへの依存を減らそうとしてます。[DigiTimes]  昨今の特許論争からすると当然と言えば当然だと思いますが、もしもAppleがSamsungからの供給を止めたら、Samsungは少なくとも78億ドル(約6,000億円)もの売り上げを無くすことになります。なにせ、AppleはSamsungにとって最大のお客様なのですから。また、SamsungはAppleにとっても最大のパーツ供給先です。日本人の感覚からすると、ビジネスとは言え、最大のお客様を特許侵害で訴えたり、真っ向から対抗する姿勢が良く理解できません。どうみても、状況はAppleに有利で、Samsungにとっては社運をかけた戦いのように思えます。Samsungさんも、『欲を出しすぎたばかりに・・・』と後世に汚点を残さなければ良いのですがね。

Samsungは全世界のDRAMマーケットで40%のシェアを持っています。NAND flashでも30%ものシェアを持っています。AppleはSamsungへの依存を軽減するために、NAND flashを東芝に、DRAMをエルピーダに打診していると記事は伝えてます。

AppleはかつてSamsungとiOSデバイス用のプロセッサー製造契約を結んでいました。しかし、つい先日のレポートでは、Appleは次世代プロセッサーの製造を台湾の企業(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company : TSMC)に委託するだろうとのことです。ディスプレイについては、シャープの名前もあがっていました。もしも、これら全てが本当に実施されたならば、Samsungにとっては1兆円を超える売上減になるのは避けられません。もちろん、Appleもいかにして膨大な量のデバイスを安定的に供給するかが鍵ですので、Samsungを100%切るようなことはしないでしょう。単に、複数の供給先を確保して安定供給体制を取るのが最優先で、Samsungに偏りすぎていた現状を是正しようとしているだけなのかもしれませんが。

Appleの強みはなんと言っても莫大なFree Cash Flowです。10億ドル(750億円)程度のキャッシュを前払いして安定的に供給させるのです。シャープの時も、Appleがシャープに600〜700億円投資か・・と報道されました。かつて、iPod用のRAMをAppleが世界中で買い占めたとの噂さえたちました。世界を相手にした超優良企業だからなせる技です。日本人の考えるスケールを超えていますね。

ともあれ、Mac Loverの一人としては、Appleに今後もずっと『わくわくする製品』を開発していってもらいたいものです。
2011/09/17

第二四半期に販売された携帯電話の世界シェア - ランキングに表示されない会社がSamsung + LG + Appleの合計数以上を売っているという事実 -

2011年第二四半期の携帯電話販売台数は、前年同期に比べて16.5%増加しました。そのうち、Smartphoneだけを見ると73.6%の増加で、Smartphoneが全体の25.1%を占めるまで急激に増加しています。[Gartner Newsroom]

昨今、Smartphoneばかりが注目されていますが、携帯電話全体の販売台数を見ると、相変わらずNokiaがトップシェアを維持しています(22.8%)。次いで、Samsung(16.3%)、LG(5.7%)、Apple(4.6%)と続きます。実は、新興国の勢いは無視できなくて、Top 10以下の 「その他」 に含まれるメーカー全体のシェアは35.8%もあり、Samsung, LGとAppleの販売台数を足した数字よりも大きいのです。しかも、その割合は同時期で比べると2010年の28.1%から7.5%も拡大しています。この3社の増加台数は1,000万台なのに対して、「その他」の増加は5,000万台にも及びます。

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theAtlanticは、この「その他」に注目した記事を紹介しています。

「その他」に含まれるメーカーの数は数千にもおよびます。中でも、中国とインドは半端ではありません。グレーマーケット向けの超格安携帯電話を製造する零細企業が数千もあるとのことです。たとえば、中国の深せんだけでも年間に10億台も製造しているとも言われています。これらは論外としても、四半期に10万台程度製造している企業が中国とインドだけで400〜500社もあるというのは無視できません。もちろん、これらは新興国向けのチープな携帯電話でiPhoneのようなSmartphoneではありませんが。

深せん市の携帯電話メーカーは、上記のような零細企業だけではありません。Top 40に入るような企業もあり、台湾のHTCのように変貌する可能性を十分に持っています。また、インドの国産トップメーカーは、既にTop 10を狙える位置につけています。

アメリカ、日本などの先進国ではSmartphoneに注目が集まっていますが、世界レベルで携帯電話市場を見ると、やはり主力は一般の携帯電話であり、そこではNokiaがトップシェアを保っています。5番目に位置するAppleでさえ、シェアはわずか5%以下でしかありません。市場は極端に断片化・分散化しています。長期的に見て、もしも中国やインドの中小企業が統合していくことになれば、その中から巨大な企業が生まれてくる可能性もあると指摘する声もあります。


「携帯電話」という括りで市場を見ていくのは難しくなっていくように思います。Internetで様々な情報が得られる現在では、音声だけにとどまらない通信手段としてSmartphoneのニーズは確実に増大していくのでしょう。iPadのように「携帯電話」とは言いがたい新しいデバイスも市場で急激にシェアを伸ばしてきています。

昔からのMacファンの一人として、MacもiPodもiPhoneも、そしてiPadも買ってしまいましたが、Appleが切り開いてきたと言ってもよい今の流れ、Appleの進化に取り残されそうな思いを感じる今日この頃です。

そんな中、Sharpの"ガラパゴス"がひっそりと息を引き取りました。ザウルスを使っていた頃もありますので、そんなSharpも嫌いではありません。ガラパゴスという自虐的なネーミングも面白かったのですが、あまりにもiPadに似すぎていた。“マネ物”を堂々と売り込む根性と感性、決断力が日本人には乏しいのでしょう。ガラパゴス化の代名詞のような Docomo i-mode も世界携帯電話市場で取り上げられることは全く無くなりました。中国に抜かれたとは言え、まだまだ世界第三位の経済大国なんですがねぇ。