2017/08/09

写真にGPS位置情報を書き込む便利アプリ Photo Meta Edit

Photo Meta Edit 

iPhoneの登場以来、写真の管理は「撮影日時」と「撮影場所」で行うのが普通になってたように思います。Mac写真アプリに画像データを入れると、日時と場所で勝手に整理してくれます。けれど、ほとんどのデジカメはGPS機能を搭載してないので、位置情報が無くて写真アプリでの管理が難しい。iPhoneで撮った写真と混ぜて、日時から場所を推測するしかありません。

そんなときに役立つのが GPS情報を写真データに書き込むアプリです。ApatureやLighroomなどの写真管理アプリにはGPS書き込み機能があるものもありますが、どうせなら、写真ファイルそのものに直接書き込んでおいた方が何かと都合が良いです。GPSロガーアプリから一括して位置情報を書き込むアプリは前回紹介しました。
この記事の中でちょっとだけ触れた Photo Meta Edit というアプリが便利なので紹介します。有料ですが、これさえあれば画像データに関して何でも出来てしまう優れものです。様々な機能を持つアプリですが、私が使ってるのは下記の3点くらいです。

1. Google MapあるいはMacのマップを使ってGPS位置情報の追加、修正

Google Mapなら、場所を検索して表示したあとで距離と方角を数値指定して位置を修正します。Appleマップ表示では、マップを見ながら位置情報を示すピンを動かして位置修正できます。OS10.1以降で有効ですが、Google Mapを使うより断然簡単です。Appleマップでは場所を検索してもヒットする確率が低いので、まずGoogle Map表示で場所を検索表示してから、Appleマップに切り換えて微調整するのが良いです。(検索窓に住所や施設名を残したままではピンを動かすことが出来ないので注意)


2. 画像作成・編集日時などの修正

写真データの作成日時を秒単位で一括して進めたり戻したりでき、時差合わせもできます。GPSロガーから一括して位置情報を取り込む際、時間合わせしてないと正しい位置情報が書き込まれません。選択ファイルを一括して、秒単位で合わせられるので重宝します。

スキャンした昔の写真の年月日修正で主に使っています。


3. IPTCフォトメタデータの追加・編集

タイトル、キーワード、撮影場所(都道府県など)を追加するのも簡単です。


これら以外にもJPEG画像のサムネール追加・削除とか、様々なExifデータを追加・修正したりすることもできます。機能というか項目が多すぎて使い切れてないのが現状ですけどね。

Photo_Meta_Top.jpg  Photo_Meta_Top2.jpg

写真を読み込んだ時の画面はこんな感じで、左のカラムにファイル名とサムネール、右側に項目がずらっと出てきます。GPS情報を追加したいときはメニューから追加を選びます。あるいはウィンドウ下の[+]から追加できます。サムネールは拡大表示もできるので詳細を確認しながらデータを修正できます。Mapの切り換えもクリックするだけです。

Photo_Meta_Top3.jpg  Photo_Meta_Top4.jpg

Photo_Meta_Top5.jpg  Photo_Meta_Top6.jpg

ユーザーズガイドなど詳細は作者のページで。

2017/07/01

写真に位置情報を貼り付ける myTracks(つづき)

myTracks

前回 GPS ロガーアプリとして myTracks アプリを紹介しましたが、ここでは Mac の myTracks アプリとの連携、写真への位置情報追加の方法を試したので紹介します。

myTracks_Top.jpg  myTracks Top

myTracks App を App Store で購入して iMac にインストール(価格 ¥1,800)
App を立ち上げると上図のようなレイアウトで Map(左上)、GPS データ(右上)、そして下にログファイル名が表示されます。(ビュー/レイアウトで変更可)。Map データは変更できるので、私は見慣れた Apple Map にしています。右上の赤枠で示した部分をクリックして右上枠に表示するデータを選びます。

iPhone myTracks との同期
同期方法は二通りあります。ひとつはデータを iCloud に置く方法。「iCloudサポート」を ON にすると iCloud にデータが置かれて、他のデバイスと共有できます。もう一つは「同期」で、iPhone と Mac App を直接繋ぐ方法です。同期とは言いながら、iPhone からの一方通行でなので転送ですね。iCloud を利用した場合は、Mac App でデータを変更すると iPhone に書き込まれます。写真は同期されませんが、写真を撮った場所はアイコン表示されます。難しいこと考えずに iCloud を使った方が良いと思います。

iPhone からデータ同期(転送)してファイルを開くと、経路と共に iPhone myTracks 内で撮った写真の位置がカメラマークで表示されます。右上のカメラマークをクリックすると、このファイルに含まれる全写真が表示されます。デジカメ写真の取込は簡単、ファイルを選んでウインドウ内にドラッグするだけでここに表示されます。時間軸を基準にして Map 上に表示されるので、iPhone とデジカメの時計をぴったり合わせておく必要があります。私は iPhone で時計を表示してデジカメで撮っておき、時間のズレを秒単位で調べて写真のメタデータ編集ソフトを使って撮影時間を一括修正しています。myTracks アプリでも時間のズレを調整(タイムシフト)はできるようですが、私は使い慣れた Photo Meta Edit アプリを使っています。

GPS_Logs_Photo.jpg  写真を取り込んだところ

取り込まれた写真の撮影場所は経路上にカメラマークで表示されます。「写真の時間」は、デジカメから取り込んだ撮影時間。「トラックポイントの時間」は、割り当てられた GPS ログデータの取得時間。(このデータは、「精度の変更」を15秒で取っています)

割り当てた GPS 位置情報を元の写真ファイルに書き戻す
Output_Click.jpg  GPS_Output.jpg

GPS 位置情報を元のファイルに書き込みたいファイルを選択した後、上左図の赤枠マークをクリックすると上右図のウィンドウが開きます。ここで書き込みたい情報を選択して OK をクリックすると元のファイルに情報が追加されます。いたって簡単です。
同じ場所でも GPS データが多少ずれてる場合がありますが、その時は、私は上にも書いたPhoto Meta Edit アプリを使って位置情報を修正しています。

便利な点のまとめ
■ 動作が安定していて、アプリを閉じて他のアプリを使っていても、バックグラウンドで長時間動作します。気になるバッテリー消費も気になるレベルではありません。フル充電した状態で5時間半動作させても iPhone 7 Plus のバッテリー消費は 100% -> 70% でした。最初の45分間は 100% のまま。
■ Apple Watch からログ開始できます。もちろん動作確認もできます。
■ myTracks Mac App を合わせて使うと iCloud を利用して iPhone と同期できます。
■ myTracks Mac App でデジカメ写真を取り込むと、ログデータを使って位置情報を一括取り込みできます。
■ (Reviewでは触れてません)myTracks Mac App では、ログを時間あるいは距離を横軸にしてグラフ化できます。縦軸は移動スピードか高度。時間を横軸にして縦軸にスピードを選択すると、何時、何処で立ち止まっていたかが簡単にわかります。
■ (Reviewでは触れてません)有料ですが、iPhone で オフライン地図を使えるので、海外など通信量が気になる場合も安心です。

2017/06/23

iCloudフォトライブラリーの不可解(2)

iMac, MacBook pro, iPhone, iPadなど複数のMacデバイスを使っているのでデータの同期はいつも課題でした。Win PCも使ってますが、メインはMacなのでiCloudは外せません。書類フォルダがiCloudに保存できるようになり、いずれのデバイスからもアクセスできるようになったのは大きな進歩です。(DropboxやGoogleDriveなどで既に実現できてましたが。) 

さて、iCloudフォトライブラリーについて、便利な反面、大量のデータを扱う場合はiCloudの容量追加(有料)が必要だったり、スマートフォルダー機能が使えないなど課題もあります。今回、iMacとMacBood proの間で写真をiCloud経由で同期するとどうなるのか試してみました。

iMac <=> iPad/iPhoneの同期はiTunes経由でもできるので困らないけど、2台のMac間では写真の同期は面倒だったんですよね。Adobe LightroomとCloudを使えばできるのでしょうが、先に書いたようにLightroomの操作性が気に入らないので諦めた経緯があります。 

結論から書くと、iCloudフォトライブラリーを使うとiMacの写真Appで作成したデータは簡単にMacBook proに同期できました。ここまでは当然ですね。Appleのサポートサイトには「スマートフォルダーとプロジェクトは同期されない」と書かれていますが、Mac同士の場合はスマートフォルダーも同期されます。iMacで設定したキーワードやタイトルも含めて問題なくMacBook proの写真Appで表示できました。これは大変有り難い! ですが、プロジェクトはだめでした。まぁ、プロジェクトの位置づけ上、同期する必要はないのかもしれないので大きな問題では無いです。

 iCloud上ではスマートフォルダーは使えません。iPadやiPhoneでも同様です。ですが、写真ファイルやスマートフォルダーの情報はiCloud上に同期されてるわけです。では、なぜ、iPad, iPhoneで使えるようにしてないのか。大変便利な機能なのに、全く不可解です。もしかしたら、一つの理由はiPad, iPhoneの写真アプリのファイル構造にあるのかもしれません。
 

iPhoneの写真アプリを初めて目にしたとき、写真のファイル名がどこにも表示されないことに戸惑いました。Appleさんが写真の整理をファイル名ではなく、撮影場所と日時で簡単に手間無く行えるように変えてしまった。ファイル名という概念をバッサリ切り捨てたわけです。iPhoneだけで写真を撮るなら困らないかもしれないけど、デジカメ写真も併せてPCで管理・整理して入れたいと思うと問題が大きすぎる。iPad, iPhoneでは写真の詳細表示をしても、ファイル名はおろかタイトルやキーワードすら表示されません。(Macの写真Appではファイル名、タイトル、キーワード、説明も表示されます。つまり、iCloudには同期されている)
 

余談ですが、iPhone写真のファイル名は IMG_xxxxというフォーマットで付けられます。機種変更すると毎回0001から始まるので、PCで管理するとIMG_xxxxという同じファイル名が沢山できてしまいます。Renameアプリは必須です。私の場合、IMGの部分をiPhoneの機種名にRenameして保存しています。Macへの取込はイメージキャプチャアプリを使います。Macに同期したフォトストリームから書き出すと、撮影日時などの情報が飛んでしまうことがあるので要注意です。

Apple Photo Map 

 iPhone, iPadを単に表示デバイスとして旅の思い出とか記念写真などに使うなら現状でもさほど困りません。ですが、ここにも問題はあります。iPhoneなどの写真に表示される場所のデータがApple Mapから来ているわけで、そのApple Mapが完全ではないので訳のわからない表示になってたり誤表記もあるわけです。海外旅行した場合は、現地語で表示されて全く意味不明だったりも。な訳で、少なくともタイトルくらいは表示・編集できるようにしてくれないと実用的ではないんじゃないか・・・と思うのは私だけでしょうか。
2017/06/22

Mac 写真Appの良い点、悪い点

写真App  

Apatureのサポートが終了して多くの人がAdobe Lightroomに乗り換えたのだと思いますが、私は写真のプロでも無いしRAW現像の必要性も感じてないので慣れないLightroomへの乗り換えを諦めました。素晴らしいアプリであることは間違いないけど、写真整理の目的には使いづらいかなぁ。


ApatureがいつまでiMacで動くかわからないので、今のうちに写真Appに慣れておこうかな、と。独断と偏見で良い点、悪い点をまとめてみました。
 

まず、良い点 
1. 言うまでもなく、純正アプリなので安心感があり、しかも無料 
2. iCloudフォトを使えば、写真や動画を全てのデバイスの写真Appに同期可能 
 (プロジェクト、スマートアルバムは同期できないので注意) 
3. 編集ツールの機能拡張で様々な外部アプリが使える 
 (定番アプリAffinityを使ってレタッチできるのが嬉しい) 
4. Siriに写真を探してもらえる 
5. Apatureと同様のスマートアルバムが作れる 
6. iPhone, iPadの写真Appと共通した操作性 
7. Apatureで入力したタイトル、見出し(説明)、キーワードがそのまま使える 
8. GPS情報付きの写真にバッジが付く 
9. メモリーを勝手に作ってくれる(使わないけど、あると便利なときもある・・かな) 

悪い点というか、悩ましい点 
1. iCloudフォトを使うと、有料でiCloudの容量を増やさないと多くの写真を保存できない 
2. 参照ファイルはiCloudにアップロードされない(同期するなら取込/統合が必要)
 (同期したくない写真や動画をあえて参照ファイルにしておく使い方もできる) 
3. スマートアルバムはiCloudにアップロードされない 
 (スマートアルバムを使うならiCloudフォトで同期せずにiTunesから直接同期する) 
4. オリジナルファイルからアップデートの機能がない
 

いまのところ思いつくのはこんなところでしょうか。
Apatureの劣化版ではあるけど、新しい機能も加わってるので将来を見越して使いながら慣れていくしかなさそうです。
2017/06/22

iCloudフォトライブラリーの不可解

iCloud logo
 

iCloudフォトライブラリーをiMac, iPhone, iPadでONにすると、iCloud経由で写真アプリを通して全てのデバイスで写真を同期共有できるようになります。もちろん、どれかのデバイスで写真が追加、修正されると自動的に同期されます・・・とのこと。大変便利な機能であることは間違いありませんが、問題もなくはありません。 

 
その1) 写真アプリに取り込んだ写真や動画全てがiCloudにアップロードされる! 
写真や動画の数が多いとiCloudの容量を圧迫するので、有料プランを契約せざるを得なくなります。それはまぁ良いとしても、外出する際にiPhoneとiPad、さらにはMac Book Proまで持って出かけてしまうと、Mobile WiFiの通信量がみるみる増えてしまいます。iPhoneのモバイル通信はOFFにできても、Mobile WiFi接続だと勝手に通信して同期してしまうんですよね。まぁこれは便利さを買うということで、仕様として納得しないといけない点です。 

その2) デジカメで撮った大量の写真の整理には不向き! 
Appleさん、おそらく、そういう使い方をするユーザーはiCloudフォトの対象にしてないんだと思います。アダプタを使えばデジカメ写真をiPhone, iPadに取り込みできますが、写真の整理は半端なく大変でしょう。(自分ではやってないので何とも言えませんが) 便利さの為には切り捨てるものは容赦なく・・・というAppleらしい合理性ですね。でもね、せっかく便利な機能なんだから、なんとかならないものかと試行錯誤しているところです。やっぱり写真の整理はiMacで・・・と言うことに落ち着きます。そこで、また問題が。

その3) Macの写真アプリのスマートアルバムは同期されない!
写真の管理・整理にいまだにApatureを使っている私ですが、既にサポートが終了しているアプリなので、AppleさんのことだからOSのアップデートでいつ動かなくなるか不安な毎日です。(と言うのは大げさ?)Adobe Lightroomへの切り換えも試みたけど、どちらも一長一短。なんとなく馴染なかったのがいまだにApatureを使ってる理由です。

iCloudフォトもできたことなので、これを機会に写真Appへの移植を考えてみました。Apatureに比べると機能面で大幅に劣りますが、絶対に困るというレベルでもない・・・かな。拡張機能があるので、レタッチや修正に関してはむしろ写真Appの方が使い勝手が良くて今後の発展も期待出来るかなと思ってます。 

さて本題、Apatureで写真整理するときに一番気に入ってた機能がスマートアルバムです。写真Appにも同様な機能があるので、これだけで写真Appへの乗り換えを考え出したと言っても良いくらいです。iMacで写真Appを使う分は全く問題ありません。けれども、iCloudフォトをONにして同期しても、このスマートアルバムはiPhone, iPadに同期されないじゃないですか! Appleのサポートサイトをよく見ると、たった一言、下のような注記が・・・・

「注記: iCloud フォトライブラリには最新の写真とビデオが保存されますが、プロジェクトまたはスマートアルバムは保存されません。」

スマートアルバムを多用してただけに、これは痛い!
iCloudフォトを使わずに普通にiTunesで同期すればスマートアルバムも使えます。なんだか勿体ないけれど、iCloudフォトをOFFにして写真Appを使うことで落ち着きそうです。まだまだ不満はありますが。

今日はここまで。まだまだ続きます。