2017/08/20

iOS 11 で iPhone 7 Plus のポートレートモードが進化する

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appleinsiderの記事(2017/08/10)によると、iOS 11ではポートレートモードに変更が加えられるのだとか。ポートレートモードは、iPhone 7 Plus に搭載されたデュアルカメラを使って擬似的に背景のボケを演出する機能で、その名の通り人物撮影などで背景をボカして被写体をくっきりさせた写真を撮ることができます。

iOS 11になると、撮影した後にカメラロールの中でボケ効果の ON/OFF が可能になるようです。もちろん、ポートレートモードで撮った写真に限られますが、効果を OFF にしても画像データに変更が加えられるわけではありません(非破壊的)。

iOS 11から画像フォーマットとして HEIF が採用されます(iPhone 7 以降の機種についてのみ)。これ、読み方は色々あるみたいですが、個人的には「ヘイフ」がわかりやすいのですが、おそらく英語では「ヒーフ」って発音されるのかもしれません。ちなみに、このフォーマットは Nokiaが開発したもので、フィンランド語なら「ヘイフ」なんだそうです。HEIFの特徴は、同画質ならファイルサイズがJPGに比べて約半分になるとうたってますが、新しいフォーマットなので現時点では全く普及していません。Appleが採用することで対応アプリも増えていくでしょうが、競合他社も独自フォーマットを提唱していたりして先行きは見えません。JPGやPNGほど一般的に使われるフォーマットにはならないでしょうね。(大昔、Appleは PICTフォーマットを、MSさんは BMPフォーマットを使っていたけど、今では見かけません)

話は横道にそれてしまいましたが、背景ボケ効果は非破壊的ということからして、情報は HEIF ファイルに書き込まれるのでしょう。つまり HEIF に対応する最新機種(iPhone 7, iPad Pro以降)なら効果の確認はできるけど、それ以外の機種ではJPGに変換した画像しか表示できないので・・・おそらく、背景ボケさせた画像しか表示できないのでしょう。

私はポートレートモードで写真を撮ったことありません。正確には、試してみたことはあるけど何となく不自然な感じがして。。。先ほど、ちょっとだけ試してみた画像を紹介します(左が普通写真、右がポートレートモード)。背景ボケの効果は素晴らしくて、Instagram的に撮ってアップロードするには十分な品質ですが、やはり、iMacの大画面で拡大表示すると細かい部分が アレ? ってな感じになります(下の画像の赤丸)。あくまで疑似画像なので、被写体と背景の境界部分の処理がまだまだだなぁと感じてしまいます。例えるなら、フォトショで曖昧に切り取った画像を貼り付けてるような。。(笑)

Portrait Test_S 

一眼レフとスマホ写真の最大の違いは「ボケ」にあります。焦点距離が短いと背景がボケない。スマホの焦点距離の短さは物理的にどうしようもありません。それをソフト的に解決しようという Apple の努力には感謝しますけどね。iPhoneカメラの焦点距離については別記事で書いたので、よかったらそちらもご覧ください。

2017/08/18

海外でプリペイド SIM を使う - iPhone の設定変更を忘れずに!

私は最近、海外に行くときは Amazonでプリペイド SIMカードを買って使ってます。現地価格に比べると多少高い場合もあるけど、到着後直ぐに使えるメリットの方が大きいです。以前は、Mobile Wifi を空港で借りたこともあるけど結構高い。ソフトバンク iPhone ならアメリカでも日本と同様に追加料金なしで使えてお得です。海外ローミングって滅茶苦茶高いですからね。だいたい一日あたり 3,000円くらい。一週間行けば 20,000円以上の出費になるので痛いです。

使ってる Mobile Wifi は NECの Aterm MR05LN。これ、デュアル SIM スロットなので、日本のSIMと海外のSIMを両方同時に入れておくことができて、海外に着いたら海外SIMに切り換えるだけです。飛行機が着陸したらゲートに着くまでの間にさっと切り換えてます。(一応、電波を発信するデバイスなので離着陸時は OFF)

Aterm MR05LN 

日本での感覚からすると Wifi スピードが遅いと感じるけど、繋がることの方が大事なのであまり気にしません。プリペイドなので通信量制限があります。頻繁に通信するとスピード制限に引っかかります。制限に達すると通信速度が極端に遅くなって、Google Mapもまともに使えない状況になります。私がタイで使ってる SIMの場合、2.5GB / 7 days でだいたい 1,000円前後。現地で買ってもそんなにかわりません。通信量制限があることから、Wifi をバリバリ使ってると痛い目に遭います。YouTubeはもっての外ですが、意外と落とし穴なのは iPhone が勝手に通信すること。

前回の訪タイで、やってしまいました。いつも注意はしてましたが、すっかり忘れてて。 タイについて翌朝、Aterm の通信量を見てみるとなんと1.5GB。一瞬、目を疑い何が起こったのかわかりませんでしたが、原因は iPhone の設定。運悪く、夜中の間に、MSさんの巨大なアプリ三部作が一気の更新されていた上に、前日撮った写真データが全て iCloud にアップロードされてた。

日本に居る時は Wifi は自宅でしか使わないので「Appのバックグラウンド更新」が ON でも困らない、と言うより、勝手に更新してくれるので便利。モバイル通信で大きなファイルを更新しない設定にするのは直ぐに思いつくし簡単ですが、つい忘れがちなのは Wifi 環境下で更新するアプリ。更新しなくても使えなくなるわけじゃないので、忘れないように日本を出る前に OFF にしておいても良いかと思います。海外に着いたら最低限やることは三つ

1) Appのバックグラウンド更新を OFF にする
2) iTunes StoreとApp Storeの設定で全部 OFF にする
3) 写真とカメラ設定で マイフォトストリーム を OFF にする

※ iCloud フォトライブラリを使っている場合、これを OFF にするとデータが消えてなくなります。ON にした時、再度 iCloud からダウンロードして再構築するので膨大な通信が発生します。私はこの中途半端な iCloudフォトライブラリは OFF にして使っていません。マイフォトストリームも同様ですが、これは別に無くても困りません。iPhone で撮った写真はカメラロールに入っているので。

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モバイルデータ通信の設定の通信オプションでローミングの設定もありますが、これは普段から OFF にしていて何の不都合もありません。これが ON だったら、海外で電波拾うと勝手に通信されて高額な海外ローミング代がかかります。通信オプションのローミング設定は常に OFF

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これで安心して海外 SIM が使えます。

経験上、YouTubeなど動画を再生しない限り、Google Map を頻繁に使ったり、Webで画像の多い観光サイトを見る程度なら、一日で 多くても 200~300 MB くらいかな。一週間で 1.5GBはちょっと心許ないけど、2.5GBあれば多少余裕なんじゃないでしょうか。海外ローミングに比べると安いので、予備としてもう一枚 SIM を買っておけば安心です。

2017/08/15

旅行の写真を撮る - 飛行機内編(1)

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気が向いたら気まぐれに旅行するのが好きなのですが、飛行機を利用する際の楽しみは、機内から離着陸時の写真を撮ることです。2014年9月に機内での電子機器使用制限が緩和されてからは、堂々とデジタルカメラを出して写真を撮ることができるようになりました。それまでは、搭乗口が締まったら全ての電子機器の電源を落とさないといけなかった(航空会社により多少の違いはあったけど)。デジタルカメラとか携帯電話を手に持っているだけで「電源落としてバッグに入れてください」と注意されたものです。

離陸直前、空港内を移動してる時に飛行機の写真を撮れるようになったのはうれしい。離陸して直ぐ、空港や停まっている飛行機の写真を撮ったり、運が良ければ町の写真を撮ることもできます。普通では見ることができない写真なので、旅の思い出も倍増です。

でも、動く機内、しかもかなり揺れたりガタガタしたりするので写真を綺麗に撮るのは至難の業です。何度も失敗して次こそは・・・と、どれだけ悔しい思いをしたことか。せっかく撮った写真なのに、ピントがあってなかったり、ブレてたり、シャッターのタイミングが悪かったり。仕方のないことですが、なんとかして綺麗な写真を撮れないものかと。

ピンぼけの原因として考えられるのは、
・揺れが大きくてオートフォーカスが追い付いてない
・窓硝子の汚れでオートフォーカスが誤動作している
・ジェットエンジンからの熱で視界がモヤモヤしてフォーカスできない

ブレシャッターチャンスを逃す原因は、言うまでも無く、揺れが大きいため。手ぶれ補正機能があっても全然役に立ちません。

座席選びも重要なポイントです。エンジン、翼よりも前の席ならジェットエンジンによるモヤモヤはありません。ただし、通常はビジネスクラス以上なので予算に余裕のある方向けです。そうでなければ、できるだけ後ろの席を選ぶこと。

飛行機に乗ったら、まず窓硝子を綺麗に拭く。傷が付いている場合は仕方ないけれど、傷の少ない部分を調べておく。カメラを準備。AIモードよりスピード優先モードにして、最低でもシャッタースピードを 1/250 以下(1/500以下にできれば尚良し)にセットし、望遠レンズの場合は広角側を使う。ISO感度を400~800位まで上げてでもシャッタースピードを早くした方が良いです。

座席への座り方にも気を遣いましょう。シートベルトをキツめに締め背筋を伸ばして腹筋に少し力を入れて、できるだけ体が、特にカメラを持った手が動かないように固定する。その時、機内の壁に体を押しつけて固定するとかえってブレが大きくなるので壁には触れない方がいいです。

滑走路を滑走中が一番揺れが大きいですが、離陸したらガタガタする揺れは収まるのでシャッターチャンスです。被写体、画角など気にせずに、とにかくバシャバシャ撮りましょう。できの悪い写真はあとで消せばよいので(笑)。

スマホの場合はどうするか。iPhone は f値固定なので、外が十分に明るければシャッタースピードは 1/3000以下になることもあります。つまり、何も気にせずにバシャバシャ撮れば良いと言うことです。ただし、持ち方には多少の工夫が必要かもしれません。カメラ持ちではなくてがっつり手で掴むようにもつと安定してシャッターブレを抑えることができます。これは普通の写真撮影でも同じです。

と、まぁ、色々と書きましたが、一番簡単のは 4K動画を撮ること。あとでブレの無いフレームを書き出す・・・これがベストな感じがします。フレーム毎に見ていくと思いもよらず綺麗な写真が撮れてたりします。


TM_DSC05233.jpg 羽田空港(離陸直後)

 TM_DSC07040.jpg 羽田空港(着陸直前)

TM_IP7P_2251.jpg  羽田空港(着陸後)by iPhone 7 Plus

TM_DSC05156.jpg  成田空港でのお見送り(離陸前)
2017/08/14

iPhone カメラの焦点距離がどれくらいか調べてみた

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前回、iPhone カメラのことを書いたので追加です。

美しい写真を撮るためにはセンサーが大きいに越したことないけど、スマホの場合は色々と制約があります。まず、大きなセンサーが使えない。せいぜい 1/2.3 inche 位まで。しかも、厚さが薄いので焦点距離を長くすることもできません。では何ができるのか・・・。普通のデジカメと同じ発想だとおそらく美しい写真は撮れないのかもしれません(笑)。

iPhone のカメラ特性を手持ち画像の Exif データから読み取ってみました。
iPhone_焦点距離640 

これを見たらわかるように、iPhoneがやったことは、f値を下げる(明るいレンズに変える)ことと ISO感度を落とす(より美しい写真が撮れる)ことですね。iPhone 7S Plusはデュアルカメラなので、2x望遠カメラ側では焦点距離も伸ばしています(実際の距離をさほど変えなくても、小さなセンサーを使えば35mm換算焦点距離を伸ばすことができます)。画素数は 4K撮影(830万画素)には十分すぎる 1,219万画素として必要以上に画素数を上げない

明るいレンズを使って f値を下げれば、通常のデジカメなら「ボケ」味を出すことができますが、焦点距離が短いといくら f値を下げてもボケ味を十分に出すことはできません。スマホで「ボケ」を出せない理由です。iPhone 7 Plus では、デュアルカメラにすることで「ボケ」の実現に迫ってる・・・(35mm換算 57mm程度ではまだ不十分ですが)

センサーが小さいため、ISO感度を落として少しでも綺麗な画像にする。それを補うべく明るいレンズを使っているという感じでしょうか。明るい場所だとシャッタースピードも落とさなくて良いので、“ブレ”を抑えた鮮明な写真が撮れると言うわけです。

iPhone が間違いなく得意とする被写体は、ボケを抑えたい商品写真とか記念写真、ボケの必要が無い風景写真でしょうね。実際、町の景色とか風景なら手持ちのミラーレスカメラと変わらないくらい高画質です。弱点は言うまでも無く暗所での撮影。できるだけ ISO感度を落として撮影する傾向があるようですが、ISO感度を200以上にしないといけない状況になると、画質は一気に落ちてとても見れたものではありません。

街歩き、カフェ巡り、料理写真を撮ったりするなら、間違いなく iPhone は素晴らしいカメラになります。(他社製スマホもだいたい同じようなコンセプトで作られてると思います)

以上、独断と偏見に満ちた説明で申し訳ないです。間違ってたらごめんなさい。m(__)m
2017/08/14

旅の必需品 iPhoneだけでは物足りない、やっぱりデジタルカメラは必須

旅行に出るとき iPhone, iPad などマックが欠かせません。たとえ使う機会が少なくても持っていかないと不安でしょうがないのは何故なんでしょう(笑)。結構な重量になるので、重さを調べてみました。
iPhone 7 plus (188g)
iPad Pro 10.5 inch (469g)
iPad Pro Smart Keyboard JIS (224g)
MacBook Pro (1,620g)
MacBook Pro 充電器 (241g)
Mobile Wifi MR05LN (115g)
ANKER PowerPort 4 (140g)
Panasonic QE-PL201 バッテリー (150g)

IMG_0027s.jpg  旅行支度はこんな感じ

ここまでで、なんと 3,147g  3kg越えです。
旅先で持ち運ぶのは MacBook Pro 以外なので、実質 1,286g

街歩きの時、バッグに入れているのはこれだけではありません。ミラーレスカメラ(480g)、望遠レンズ(525g)と DJI OSMO Mobile(490g)、さらに予備バッテリーで合計約1.5kgも一緒に持ち運んでます。望遠レンズを抜いても約1kgになります。カメラ固定用の小型三脚(580g)や夜景撮影では大型三脚(1.3kg)を入れると相当な重量です。

iPhoneのカメラ性能が向上したとは言え、まだまだ高級コンデジや一眼レフにはかないません。せっかく旅の記憶・記録として写真を残すので、より綺麗に撮りたいと思うのはしかたないですね。多少の重さに耐えるのはエクササイズ・・ということで。

iPhoneのカメラ性能が飛躍的に良くなればデジカメを持ち歩くこともなくなるかもしれません。でも、スマホに搭載可能なセンサーの大きさ(1/2.3~1/3 inch)を考えると受光面積がネックとなり限界があるでしょう。1,900万画素などとうたってる製品もありますが、解像度が上がっても高画質になるわけではありません。画質を考えるなら、同時期に販売されたカメラの場合、同じセンサーサイズなら画素数が少ない方が綺麗に撮れる・・・と言われています。センサー市場は SONY のシェアが圧倒的に高くほとんどの高級スマホに搭載されているので、センサー自体の性能差よりも撮影制御と画像処理エンジンによってスマホ写真の見栄えが変わると言っても良いのではないかと思ってます。

写真として美しいもの。その一つは「ボケ」具合で写真に奥行き感を出してくれます。スマホの場合はレンズからセンサーまでの焦点距離がどうしても短いので、この ボケ を出すことが難しいのです。iPhone 7 plus の場合はデュアルレンズを使ってポートレートのボケを作っています。アプリ的にボケを作ることもできるでしょうが、やっぱりちょっと不自然な感じがするのは私だけでしょうか。

iPhoneで撮った写真は何故綺麗に見えるのか。独断と偏見で言うと、
ISO感度を落として画像の“荒さ”を抑えている。(iPhone 7だとISO20〜だけど、一般的なデジカメは 100〜)
f値が小さく、より多くの光を取り込むことができる。俗に言う“明るいレンズ”で、一眼レフ用だと非常に高価(iPhone 7 の f値は 1.8)
・小さな f値のおかげで、シャッタースピードを上げられる (被写体ブレを防ぐ)
HDR処理(High Dynamic Range) 暗いところは明るく、明るいところは暗くして、潰れのない見た目に近い映像にすることができる。
・必要以上にシャープネスをかけず、細部はぼんやりしたまま。(シャープネスが効いていると一見綺麗に見えるけど拡大すると不自然な感じがする)

ま、色々あるけれど、写真アプリで写真を管理し、iPhone か iPad で写真を見たり、SNSへの投稿が主な目的なら全く不満のない品質だと思います。Apple はそういう人を対象にしてるのでしょうし。