2011/08/23

Apple TV のお話 - なぜ 1080pフルHDじゃないの? -

我が家に Apple TV (2nd Generation) が来たのは、日本で発売された直前のことです。なかなか日本で発売されないのにしびれを切らして、Amazon USで買いました。先進の技術とでも言うか、「こんなことができたらいいな」を普通に可能にしてくれる製品だったので少しでも早く手に入れたかったのです。しかも、日本円だとわずか8,800円。

それまでは、iTuneの曲だけしかTVやAVアンプに送れなかったのが、iTuneに入れた動画もTVで再生できるようになった。これは大きな進歩です。さらに、iPhoneで視聴しているYouTubeをそのままTVの大画面で見ることもできる。こういう環境、普通にできそうだったけど、なかったんですよね。

Apple TV を購入するときに一瞬迷ったのは、最大解像度が 720p でフルHDでは無かったことです。この点は、First Generationと同じだったので、ちょっとがっかりしました。

色々と、USサイトを調べてみましたが、どうも Apple TV に使われている A4 chip の限界らしい。また、iOS 4 も1080pフルHDはサポートしてないようなのです。ハード的にスペックが足りずソフトも対応していなければ致し方ありません。でも、何故、720p などという中途半端?な状態でも製品化して、映画のダウンロード販売も始めたのでしょうか。世の中、Blu-Rayビデオもある時代、また、なんと言っても50インチを超える大画面テレビも売られている時代にです。大画面で見ると、1080pビデオと720Pでは明らかに鮮明度が違います。

AppleInsiderというUSサイトに、もっともらしい説明が載っていました。
映画のダウンロード販売、視聴を考えると、USではまだネットスピードが一番のネックになっているとのこと。つまり、フルHDにしても、USの視聴環境だと再生に支障がでる可能性が高いらしいのです。

ちなみに、世界で一番平均ネットスピードが速いのは韓国です。次いで、香港(9.4Mbps)。そして我が日本(8.3Mbps)は第三番目。1920 x 1080フルHDの平均ビットレートは 10Mbps ほどになるので、それを余裕でクリアできるのは韓国(13.7Mbps)しかありません。USは平均で 5.1Mbps なのだそうです。

という事情を考えると、Appleは 720pに落としてでも早く映画ダウンロードを始めたかったのだと思います。ま、40インチ以下のテレビだと、720pでも1080pでもさほど変わらないような気もするので、VOD, 映画ダウンロード販売でも主導権を握るためにはタイミングが重要だったのでしょう。

ともあれ、我々のニーズはやはり高画質です。Appleも次の iOS5, iPad3 では1080pを実現するとの噂です。もちろん、Apple TV も A5 chip にパワーアップして 1080pフルHDに対応してくれることを期待しています。

480p は SD画質
720p は HD画質
1080p は HD+画質 として、ダウンロード販売価格にも差が付けられるのでしょう。

10月とも噂される iOS5 の発表が待ち遠しいです。