東芝を信じて、あえてBlu-Rayレコーダーを選択肢から外して購入したのがToshiba
VARDIA RD-X8。もちろん、
REGZAとの相性が一番だったので他社製を選ぶ余地はなく、地デジをHDのまま残せるのが決めてでした。しかし、2010年になると東芝さん、あっさりBlu-Rayレコーダーを出してしまいました。少々裏切られた感覚になったのは私だけではなかったかも。
VARDIA特有の高度な編集機能やPCからのアクセス機能などを捨ててまで他社OEM製品を販売するなんて、本当にがっかりしたものです。
地デジを高画質で録画したいという思いで最初に買った地デジテレビは東芝製
37LZ150。

2004年の時点で、地デジをHDでLAN-HDDに残せる優れものでした。けれど、テレビの買い換えと共にHDDに撮りためていた番組は全て見ることができなくなりました。受信したテレビ以外では見られないようにプロテクトがかかっていたためです。
次に購入したテレビは、2008年モデルの
REGZA 46Z7000。

このモデルはUSB HDD録画にも対応しており、
DTCP-IP方式のプロテクトをかけて
VARDIA RD-X8やLAN HDDにもダビングすることができます。当時は期待もしてなかったのですが、
DTCP-IPでダビングできるというのが今となっては大きなポイントです。
RD-X8はHD番組をDVDに残すことができます。もちろんBlu-Rayに比べると容量が1/5程度なので録画時間に制限はありますが、30分番組なら容量は3.6GBなので余裕で記録できます。わざわざテレビからダビングしなくても、RD-X8でHD録画して、編集してからDVDに残すことも可能です。そのため、当時はRD-X8で録画していたのですが、やはり機種依存性という壁が脳裏を横切る。RD-X8が壊れたらHDDやDVDに録画していた番組は全て見られなくなるのです。HDDはいつ壊れるかわからない。実際、RD-X8を購入したのは、それまで使用していたHDD録画対応DVDレコーダーが逝ってしまったからなのです。
なんとかして、機種に依存せずHD番組を残しておくことはできないか。言い換えれば、テレビに接続したUSB HDDに録画した番組から
DTCP-IP解除して保存はできないか、と言うことなのです。著作権保護のための規格なので、かなり微妙な状況ですが、PCメイン、しかもAppleメインの生活だと
DTCP-IPのようなApple非サポート規格は非常にやっかいなのです。
RD-X8は
DTCP-IP書き出しに対応していませんが、
REGZAの方は大丈夫です。ということで、将来のことを考えてRD-X8で録画するのをやめ、
REGZAに接続したUSB HDDあるいはLAN HDDに録画するようにしています。
そんなとき、Good Newsが飛び込んできました。
IO-DATAが
DTCP-IPネットワークダビングに対応した外付けBlu-Rayドライブ
BRD-U8DM を発売したのです。キモはI-O DATA製の
DTCP-IP Disc Recorderアプリです。早速、Amazonで予約購入しました。税抜き18,000円だったので、I-O DATAの直販サイトより安かった。もちろん、DTCP-IP Disc RecorderはWindowsアプリなので、そのままではAppleで使えません。
うちのiMacには
VMware Fusionという仮想Windows環境をインストールしています。あくまで仮想環境なので、DTCP-IP Disc Recorderが動作するか不安でしたが、結論から言うと、他のドライバとぶつかっているのか、Blu-Rayドライブを認識できませんでした。一番怪しかったのは
DVDFab Passkeyです。
DVDFab Passkeyは今や必須のツールなので外せません。いくらDTCP-IPでコピーできたとしても、
DVDFab Passkey無しではPCで汎用的に再生可能なファイルはできないからです。(要は、これがプロテクト解除の本体)
ということで、ちょっと残念でしたが、
DVDFab PasskeyをiMac上の
VMware Fusion/Windows 7 に残して、DTCP-IP Disc RecorderはWindows 7 NotePCに入れることにしました。