2012/02/06

SHURE E535 を聴く(2)

今回は、SHURE E535 に iBasso A02 を繋いで聞き比べをしてみました。
その前に、付属の無駄に長いコードをSAECに取り替えた時の音の違いについて。純正コードでは多少ですが中低音域がモッサリとして曇っていたのですが、SAECだとくっきり、すっきりして聴きやすくなりました。純正のあんな長いコードをぶら下げて歩くより、SAEC 80cm コードなら、iPhone を胸ポケットに入れて使うのに丁度良いです。コードの材質はラバー系なので、もつれることもありません。純正コードはかなり太めなので、取り扱いはちょっとやっかいで重い。裏面の説明書はこんな感じです。

120205 Saek ms

さて、本題の iBasso A02 です。
本体には入力端子と出力端子、いずれもミニプラグがあります。iPhone のアナログ出力ミニプラグから接続するための短いコードも付属しています。付属品はそれ以外に充電用の USB コード。結構しゃれた箱に入っています。

120205 iBaso ms

思ったよりも小さいです。iPhone と比べるとこんな感じで、厚さも iPhone とほぼ同じくらいです。写真は、ミニプラグからでは無く iPhone の Dockコネクタから出力して A02 のミニプラグに差しています。このコードは別売り。

120205 iBaso_3ms

まずは、Dockコネクタ出力とミニプラグ出力で音が変わるか試していました。
基本的に大きな差は感じられませんでしたが、強いて言うなら Dock出力の方が音が前に出てくる感じ。多分、クリアに聞こえてるんだと思います(笑)。何故か、ミニプラグ出力の時だけ、ジッというノイズが時々入ったので Dock出力にしました。説明書らしき物をみると、WIFI や電磁波があるところだとノイズがでるので遠ざけるようにとあります。iPhone と一緒に密着して使うのだから、WIFI なしはあり得ません。でも、まぁ、Dock出力だと気になるほどノイズはありません。

肝心の音ですが、結論から言うと『好みによる』としか言えません(笑) A02を通すと、中低音域に広がりが感じられて全体的に音が丸く角が取れる・・とでも言うか、落ち着いた音が好きな人には良いかもしれません。ただ、思うに、iPhone 4S の音も捨てた物じゃ無い。もっと音に違いがあることを期待して iBasso A02 まで購入したのですが、ちょっとぉ〜 って感じですね。ま、SHURE E535 がしっかり鳴ってるから違いを感じるまで至ってないのかもしれません。

A02を通すと、管楽器が入っているバロック系の曲だと音がふくよかになって聴きやすい。オーケストラも悪くないけれど、う〜ん、、、迫力が無くなるというか、音がふわ〜っと広がって奥行き感が出るのは良いけど、もう少し音が前に出てきて欲しいような。ブラームスならいいけど、チャイコフスキーやショスタコービッチ系は辛いかも。

ジャズピアノ、カルテットなどで落ち着いた曲は A02を通した方がしっくりときます。Pop系もバラードとかじっくり聞く系にはいいかもしれませんが、いずれも好みに寄ると思います。普通に聴く分には、A02を通さなくても E535だけで十分に満足できます。
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2012/02/05

SHURE E535を聴く、やっぱりSHURE 最高

ついに長年愛用の SHURE E530 にみきりをつけて、新しいイヤホンを買いました。もちろん、目当ての製品は E530 の後継機種 E535 で、ビックカメラに行って色々と視聴してきました。最近は、バランスド・アーマチュア・ドライバを搭載したインナーイヤホンが数社から出ているので、それらも興味ありました。特に、SONY XBA-3SL は評判も良いし値段も E535よりも数万円安いので、音さえ良ければ SONY でも良いかなと。

inc_XBA-3SL.jpg

SONY XBAシリーズにはドライバの数で 1〜4 までラインナップがあります。全て視聴してみましたが、全部鳴り方が違います。ネットの評にもあるように、XBA-3SL が一番バランスが良くて聴きやすい。ドライバを 4つも贅沢に搭載した XBA-4SL はちょっとモッサリ感があって欲しいとは思わなかったなぁ。

年を取ると高音が聞こえなくなるのは知られた事実で、iPhone の Age Test アプリでショックを受けたものです。う〜ん、13,000Hz位までしか聞こえてない。ま、年相応ではあるけれど、若い頃から確実に老いているのを実感させられました。

余談ですが、その昔、長岡鉄男のオーディオ評論で「20,000Hzまで素直に伸びている音が美しい・・・」とか読んで信じきっていたけど、あの頃、彼はすでに50歳を過ぎていたわけで、実は12,000Hz位までしか聞こえてなかったはず。今思えば、評論家って結構いいかげんなものなんですよね。

と言うわけで、若者ほど音が聞こえてないオヤジが音のことを語るのは少々気が引けますが、これまでずっと SHUREを聴いてきた者からすると、SONY の音は何となく線が細い感じがします。繊細なのは良いけど、ボーカルや管楽器の音にふくよかさが感じられない。ピアノの音もちょっと硬くて冷えた感じがする。ベースは少し広がりすぎかなぁ。

買う前に、SHURE E535も視聴して唖然としました。E530から型番はほとんど変わらないのに、全く別物です。E530は2年以上使っていたから、ドライバがへたっていたのかなと思うくらいです。まず、低音がしっかり締まっていて中高音もすっきり晴れ渡っている。E530からベールを一枚はいでクリアにした感じです。SONY XBA-3SLの冷たい空気感とも全く異なり、全ての音がしっかり鳴ってる感じを受けました。

XBA-3SLを先に聴いたときは、E530よりスッキリしてるので、これでも良いかなと思ったのだけど、E535はちょっと別次元でしたね。ということで、安心して SHURE E535 を購入することに決めました。

ここで一つ問題が。値段が 44,800円となっていたんですね。ビックカメラの通販サイトでは確か 38,500円だったような。で、店員さんにそのことを言うと、いとも簡単に値引きしてくれました。6,000円の違いは大きいですからね、言ってみるものです (笑)

120205 Shure E535_03ms

E530は無駄に豪華なアルミ製の箱に入っていたのですが、E535はちょっとチープな包装です。でもまぁ、中身が良ければ関係ありません。付属品は基本的に E530の時と変わりません。何種類ものイヤパッドと使わないレベルコントローラーとか。航空機内用アダプタが追加されていました。ただコレ、ちょっとチープ過ぎです(笑)。以前、タイの電気雑貨店で150円位で買った物と見た目は全く同じでした。

120205 Shure E535ms

E530と比較すると、かなり形が変わっているのがわかります。コードが本体と着脱可能になっていてクルクルと回転します。作りそのものも E530 に比べるとちょっと雑というかチープ感があります。SHURE と E535 の文字がデカデカと刻印されているのもデザイン的にどうかと思います。もう一つ難点は、付属のコードがやたらと長い。ということで、SAECのコード(80cm)も別途お買い上げ。あなどるなかれ、コードでも定価で 1万円以上もする代物です。オヤジの耳でも聞き分けられるほど音も変わります(笑)

今回はちょっと気を良くして、ヘッドホンアンプというものも購入しました。これもそれなりに評判が良い iBasso A02 です。通常の使用ではかさばるだけで無用かもしれませんが、じっくり聞くのには良いようです。

聞き比べは次回。
2012/01/10

SHURE E530 がまた危篤状態

shure-e500-468.jpg

SHURE のイヤホンをもう5年も使っています。
一代目は E500 で、当時、ビックカメラで約5〜6万円もした代物です。
高級イヤホンの先駆けとも言える製品で、財力にモノを言わせた親父連中に人気と話題にもなりました。

付属のコントローラーがバカでかくて、せっかくの iPod の携帯性を損なうような作りで、流石アメリカ製と変に感心しました。でも、音は期待通り、iPod touch でも凄い音が出せるんだ・・・と感心させられたものです。それ以来、SHURE の虜になってしまった訳です(少々誇張しすぎ)。

当初より頑丈な作り、本体ではなくてコードが太いうえにゴツくて取り扱いにくいのが難点でした。SHURE のイヤホンは耳にかけて装着するので、コードの適度な堅さは耳かけには最適だったのかもしれません。

ところがです、日本の寒い気候では頑丈なコードが仇となり、二年目の冬にコードの被膜が割れて使えなくなってしまいました。

二代目 SHURE は、E530
一応現役で、3年目を迎えました。E500と比べるとコードが少し細くなり柔軟性も増したように思えました。多分、メーカー側でもコードのトラブルが頻発していたのだと想像できます。本体そのものは、見た目は全く変わりません。ジャックの部分にも少し工夫が見られ、折れ曲がって断線するのを防ぐようになっていました。

120110 SHURE E530 120110 SHURE E535

で、今回、この二代目 SHURE もやはりコード問題で危篤状態になりました。コードの折れ曲がり防止部分とコードの付け根あたりが割れてしまい、銅線が剥きだし状態になりつつあります。本体はまだ全く問題なく鳴っているので、またしてもコードにやられました。5万円近くもする高価なイヤホンが、コードがだめになって使い物にならなくなるなんて・・・なんか、悔しいと思いませんか?

最新モデル(E535)はどうかというと、上の図でわかるとおり、コードが着脱式に変更になっています。これって、明らかにコード問題が多発してメーカー側が取った苦肉の策なのでしょう。

不条理を感じるものの、3年間もいい音を聞かせてくれたので、お役ご免として安らかに眠っていただこうかと思っています。

次は何にするか。実は、BOSE や SONY も試してみました。いずれも、SHURE E530 と比べると “音の質” が全く異なります。音の緻密さ、分解能、つややかさ、いずれを取っても、SHURE に慣れた耳は受け付けませんでした。

最初の SHURE から約5年、当時に比べると値段も30%程度安くなっています。きっとまた、SHURE にお世話になることでしょう。