2012/05/23

Blu-Ray 映像、どこまで圧縮しても iPad で綺麗に見られるか

iPad の Retina Display は、肉眼ではドットが見えないくらい緻密です。そのため、大画面液晶テレビでは荒くて見るに堪えない映像でも、かなり綺麗に見ることができます。Blu-Ray の映像は 30 GB 程度はあるので、それをリッピングして iPad に入れて見るのは無理があります。ということで、どれくらいまで圧縮しても Blu-Ray Full HD 映像を綺麗に見ることができるか試してみました。

使った映像は市販の Blu-Ray です。こちょこちょと DVD Fab Passkey でリッピングした m2ts ファイルを HandBrake で Video quality を変更して確認しました。

HandBrake の Video quality 変更は RF: ○○ で行います。数字が小さいほど高画質です。また、 Picture Settings で Detelecine (Default), Decomb (Default) にしています。どのような処理が行われているのかわからないけど、経験的にこの設定にしておいた方が画質は綺麗です。特に、地デジ映像の場合は走査線間補完が必要なので必須です。

結果はこんな感じ。

120523 Bit Rate

あくまで個人的な感想なので絶対的なものではありません。参考程度に考えてください。
ちなみに、約2時間の Blu-Ray 映像を Full HD で変換した場合、RF20 なら 9GB、RF30 なら2.1GB でした。4倍もサイズが違うと、最低限満足いくレベルの RF30 の方が良いと思っています。

RF15 と RF18 は、大画面テレビで見ても全く区別できません。

RF18 と RF20 は、大画面テレビで見ると、映像の内容によっては多少の差が出ます。ですが、通常の映画の場合は無視できる程度で、Virtual Trip シリーズのような映像の美しさを楽しむものは RF18 の方が良いです。ただし、これも、静止画にすると差が出る程度なので通常見る範囲では RF20 で十分と思います。

RF25 になると大画面ではディテールが潰れて明らかな画質劣化を感じます。ですが、iPad で見る限り、RF20 とほぼ同等と言っても良いです。静止画にすると、わずかに劣化しているのがわかりますが。

RF30だと大画面では無理です。iPad でも画質を特に気にする人は厳しいですが、映画をみて楽しむだけなら問題ないレベルです。RF35 まで落とすと iPad でみてもディテールが潰れてブロックノイズも目立ち始めます。

AB2000は、Average Bitrate を2000にして試した結果です。

ということで、結論
大画面テレビで見るなら RF20
iPad で見るなら RF30


二種類ファイルを作らないといけないけど、夜中にやれば苦にはなりません。
RF30 なら Blu-Ray Full HD 映画を 10本くらいは楽勝で持ち歩けます。

HandBrake 以外の動画変換アプリも何種類か使ってみましたが、
同じ Bit Rate なら何故か HandBrake の方が高画質です。

最近は、レンタルした Blu-Ray をリッピングして HD に保存しているので、HD の使用量が半端ないです。1本でだいたい 30 ~ 40GB も占めてしまいます。また HD の増設を考えないといけなくなってきました。
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2011/08/23

Apple TV のお話 - なぜ 1080pフルHDじゃないの? -

我が家に Apple TV (2nd Generation) が来たのは、日本で発売された直前のことです。なかなか日本で発売されないのにしびれを切らして、Amazon USで買いました。先進の技術とでも言うか、「こんなことができたらいいな」を普通に可能にしてくれる製品だったので少しでも早く手に入れたかったのです。しかも、日本円だとわずか8,800円。

それまでは、iTuneの曲だけしかTVやAVアンプに送れなかったのが、iTuneに入れた動画もTVで再生できるようになった。これは大きな進歩です。さらに、iPhoneで視聴しているYouTubeをそのままTVの大画面で見ることもできる。こういう環境、普通にできそうだったけど、なかったんですよね。

Apple TV を購入するときに一瞬迷ったのは、最大解像度が 720p でフルHDでは無かったことです。この点は、First Generationと同じだったので、ちょっとがっかりしました。

色々と、USサイトを調べてみましたが、どうも Apple TV に使われている A4 chip の限界らしい。また、iOS 4 も1080pフルHDはサポートしてないようなのです。ハード的にスペックが足りずソフトも対応していなければ致し方ありません。でも、何故、720p などという中途半端?な状態でも製品化して、映画のダウンロード販売も始めたのでしょうか。世の中、Blu-Rayビデオもある時代、また、なんと言っても50インチを超える大画面テレビも売られている時代にです。大画面で見ると、1080pビデオと720Pでは明らかに鮮明度が違います。

AppleInsiderというUSサイトに、もっともらしい説明が載っていました。
映画のダウンロード販売、視聴を考えると、USではまだネットスピードが一番のネックになっているとのこと。つまり、フルHDにしても、USの視聴環境だと再生に支障がでる可能性が高いらしいのです。

ちなみに、世界で一番平均ネットスピードが速いのは韓国です。次いで、香港(9.4Mbps)。そして我が日本(8.3Mbps)は第三番目。1920 x 1080フルHDの平均ビットレートは 10Mbps ほどになるので、それを余裕でクリアできるのは韓国(13.7Mbps)しかありません。USは平均で 5.1Mbps なのだそうです。

という事情を考えると、Appleは 720pに落としてでも早く映画ダウンロードを始めたかったのだと思います。ま、40インチ以下のテレビだと、720pでも1080pでもさほど変わらないような気もするので、VOD, 映画ダウンロード販売でも主導権を握るためにはタイミングが重要だったのでしょう。

ともあれ、我々のニーズはやはり高画質です。Appleも次の iOS5, iPad3 では1080pを実現するとの噂です。もちろん、Apple TV も A5 chip にパワーアップして 1080pフルHDに対応してくれることを期待しています。

480p は SD画質
720p は HD画質
1080p は HD+画質 として、ダウンロード販売価格にも差が付けられるのでしょう。

10月とも噂される iOS5 の発表が待ち遠しいです。
2011/08/20

DVD (ARccOS) のリッピング

Windowsユーザーの場合は、DVD Shrinkなどが定番アプリでした。Macの場合、Windows環境よりもかなり制限があり、DVD Shrinkに比べても操作性に劣るMacTheRipperを使っていたものです。けれど、このMacTheRipperもOS X 10.7 Lionになってから撃沈しました。

最近、MacTherRipperでリッピングできないDVDに出くわすことが多くなりました。(Snow Leopardで使用していたとき)リッピングが途中で止まるというよりも、ファインダでDVDの中身を見てみると、ダミーのようなVOBファイルた多数入っており、何がなんだかわからない状態で、言うならば、本物が偽物の中に隠れているような感じです。HandBrakeを使っても同じ事で、多数のTitleが表示されて、しかもいずれもDVD全体のサイズと同じくらい。1枚のDVDにそんなに沢山のデータが入っているわけ無いのに。

これが ARccOS プロテクトによるものでした。
フリーアプリをいくつか試してみましたが、最善策はやはり DVDFab Passkey でした。

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2011/08/16

MacでBlu-Ray

Appleは何故かDiscというものが嫌いらしい。最新のMac MiniにはついにDVDも非搭載になってしまった。けれども、iCloudの発表により、Appleの目指すところが明確になったように思います。Appleほど先進的な会社は他にはなかなか見当たらないのではないでしょうか。Steve Jobsのことですから、10年以上も前に今の状況、そして今後のネット環境を予測していたのででしょう。そして、それに向けてブレずに製品開発をしてきた。だから、DVDはメディアとして採用せざるを得なかったが、その延長線上にあるBlu-Rayはもはや必要ない・・・と。

とは言え、AppleユーザーでもBlu-Rayを使いたい。いつ頃だったか覚えていませんが、MacでもBlu-Rayをちゃんと認識するようになりました。LogitecからMac対応をうたったBlu-Rayドライブ LBD-A2FU2/WM が発売されたのは2006年です。もちろん、対応と言ってもBlu-Ray映像が見れるわけではなくて、単に大容量データの保管用にすぎませんが。

I-O DATAから発売されているのは、ネットワークダビング対応のBlu-Rayディスクドライブ BRD-U8DM です。DTCP-IPネットワーク対応ということで即購入しました。

I-O DATAのBRD-U8DM仕様を見ても、どこにもMac対応は書かれていません。付属のソフトは全てWindows専用です。でも、大丈夫、ちゃんとMacでも使うことができます。ROXIO Toast Titanium with HD/BDプラグインを使うと、DVDと同じようにBlu-Rayに簡単にデータを残すことができます。メーカーサイトにはまだLion対応情報は記載されていません。Toast version 10以上でMacOS X 10.6に対応していることになっています。しかし、うちのToastはVersion 9ですが、今のところOS X 10.7 Lion上でBlu-Ray記録については問題なく動作しています。

iMac (2011)に空のBlu-Ray BD-Rを入れると、空のBDが挿入されたことを知らせるウインドウが開きます。ここで操作を選択することができます。

BD Insert popup

BD Insert popup2

Toastを使うときは、ここで「無視」を選択しておきます。
Toastを起動してBDを選択すると、DVDの場合と同じようにファイルをウインドウに追加して保存することができます。

Toast BD

記録されたBlu-Rayディスクを挿入すると、通常のDVDと同じように内容を見ることができます。つまり、MacもちゃんとBlu-Rayに対応していると言っても良いのではないでしょうか。もちろん、市販のBlu-Ray記録の映画などは見ることができません。

ところが、最近、MacでBlu-Ray映像を見ることができるアプリが発売されました。Blu-ray Player for Mac

3ヶ月間、無料で仕様できるので、使ってみたらどうでしょうか。私も試用してみましたが、そこまでしてMacでBlu-Ray映画を見たいと思わないので、深くは試していません。想像するに、Rippingしてm2tsファイル再生を連続して一気に行うアプリだと思われます。ディスクを挿入するとしばらく待たされました。

MacでBlu-Rayリッピングはネットを探せば色々と出てきます。それぞれ特徴はあるのでしょうが、リップしたm2tsファイルを編集して動画変換できるものを選択した方がいいですね。