2017/07/01

写真に位置情報を貼り付ける(つづき)

myTracks

前回 GPS ロガーアプリとして myTracks アプリを紹介しましたが、ここでは Mac の myTracks アプリとの連携、写真への位置情報追加の方法を試したので紹介します。

myTracks_Top.jpg  myTracks Top

myTracks App を App Store で購入して iMac にインストール(価格 ¥1,800)
App を立ち上げると上図のようなレイアウトで Map(左上)、GPS データ(右上)、そして下にログファイル名が表示されます。(ビュー/レイアウトで変更可)。Map データは変更できるので、私は見慣れた Apple Map にしています。右上の赤枠で示した部分をクリックして右上枠に表示するデータを選びます。

iPhone myTracks との同期
同期方法は二通りあります。ひとつはデータを iCloud に置く方法。「iCloudサポート」を ON にすると iCloud にデータが置かれて、他のデバイスと共有できます。もう一つは「同期」で、iPhone と Mac App を直接繋ぐ方法です。同期とは言いながら、iPhone からの一方通行でなので転送ですね。iCloud を利用した場合は、Mac App でデータを変更すると iPhone に書き込まれます。写真は同期されませんが、写真を撮った場所はアイコン表示されます。難しいこと考えずに iCloud を使った方が良いと思います。

iPhone からデータ同期(転送)してファイルを開くと、経路と共に iPhone myTracks 内で撮った写真の位置がカメラマークで表示されます。右上のカメラマークをクリックすると、このファイルに含まれる全写真が表示されます。デジカメ写真の取込は簡単、ファイルを選んでウインドウ内にドラッグするだけでここに表示されます。時間軸を基準にして Map 上に表示されるので、iPhone とデジカメの時計をぴったり合わせておく必要があります。私は iPhone で時計を表示してデジカメで撮っておき、時間のズレを秒単位で調べて写真のメタデータ編集ソフトを使って撮影時間を一括修正しています。myTracks アプリでも時間のズレを調整(タイムシフト)はできるようですが、私は使い慣れた Photo Meta Edit アプリを使っています。

GPS_Logs_Photo.jpg  写真を取り込んだところ

取り込まれた写真の撮影場所は経路上にカメラマークで表示されます。「写真の時間」は、デジカメから取り込んだ撮影時間。「トラックポイントの時間」は、割り当てられた GPS ログデータの取得時間。(このデータは、「精度の変更」を15秒で取っています)

割り当てた GPS 位置情報を元の写真ファイルに書き戻す
Output_Click.jpg  GPS_Output.jpg

GPS 位置情報を元のファイルに書き込みたいファイルを選択した後、上左図の赤枠マークをクリックすると上右図のウィンドウが開きます。ここで書き込みたい情報を選択して OK をクリックすると元のファイルに情報が追加されます。いたって簡単です。
同じ場所でも GPS データが多少ずれてる場合がありますが、その時は、私は上にも書いたPhoto Meta Edit アプリを使って位置情報を修正しています。

便利な点のまとめ
■ 動作が安定していて、アプリを閉じて他のアプリを使っていても、バックグラウンドで長時間動作します。気になるバッテリー消費も気になるレベルではありません。フル充電した状態で5時間半動作させても iPhone 7 Plus のバッテリー消費は 100% -> 70% でした。最初の45分間は 100% のまま。
■ Apple Watch からログ開始できます。もちろん動作確認もできます。
■ myTracks Mac App を合わせて使うと iCloud を利用して iPhone と同期できます。
■ myTracks Mac App でデジカメ写真を取り込むと、ログデータを使って位置情報を一括取り込みできます。
■ (Reviewでは触れてません)myTracks Mac App では、ログを時間あるいは距離を横軸にしてグラフ化できます。縦軸は移動スピードか高度。時間を横軸にして縦軸にスピードを選択すると、何時、何処で立ち止まっていたかが簡単にわかります。
■ (Reviewでは触れてません)有料ですが、iPhone で オフライン地図を使えるので、海外など通信量が気になる場合も安心です。

スポンサーサイト
2017/06/30

街歩き 写真に位置情報を貼り付ける

iPhone誕生以来、写真の整理方法に革命が起きました。iPhoneで写真を撮るとGPSからの位置情報が自動的に追加されたファイルができます。時間と位置情報で写真を整理するという全く新しいスタイルができたわけですが、残念ながら通常のデジカメで撮った位置情報なしの写真と混在して整理するとなると問題が生じます。iPhone写真が一眼レフと変わらない品質であれば、iPhoneだけで写真を撮るのだけど、そうはいきません。

世の中にはGPSロガーなるものも販売されており、デジカメで撮った写真にあとから位置情報を付け加えることは可能です。けれど、せっかく iPhone 持ってるんだし、iPhoneアプリでなんとかならないの? と考えるわけです。App Storeを見るとGPSロガーアプリは色々と出ています。ですが、本当に使えるのか??? 別の方法は、デジカメとスマホを連携してGPS情報を自動的に追加できないのか?

これまでGPSアプリもデジカメとスマホの連携も試してきましたが、残念ながら十分に満足いくものは有りませんでした。しかも、それらのアプリ、iOS11で動くかどうかもわからない。(iPhoneのApp互換性情報にしっかりリストアップされてる! GPSRecorder, マイマップ, iTrail 及び既に消したアプリ)それぞれ良い点もあったので場合によって使い分けてましたが、バックグラウンドでの動作が不安定?で、いつの間にか止まってしまってたという経験を何度もしました。Panasonicさんのデジカメ連携アプリ(Image App)も同じ。GPS情報の追加はWifi経由なんですね、いちいち切り換えないといけないし、時間合わせ忘れるととんでもないデータが追加されてしまう。(iPhone Appで取り込んだGPSデータをデジカメに転送して書き込んでるだけ)どうも、Canonさんのアプリも同じようですね。Blutoothでリアルタイムに書き込めない仕様上の問題があるのでしょうか。

前置き長くなりましたが、ここからが本題
色々と試してやっとたどり着いたのが、定番かもしれないけど、myTracks というアプリ。(Googleがサービス終了したアプリ名前が似てるけど別物です)今もせっせいと更新されているので安心感もあります。(Version 4.0.3の更新日は 2017/05/07)

myTracks  myTracks

設定は一度してしまえば、あとはログ取り開始するだけでログの途中で途絶えることもなく、試した中では一番安定して動作しました。Apple Watch とも連動するので、iPhone を鞄の中に入れたまま動作状況を Apple Watch で確認する・・・なんてことも簡単にできます。

IMG_2297.png   IMG_2298.png  IMG_2299.png  IMG_2300.png

一番左で記録開始をクリックするとログが取れます。「精度の変更」をクリックするとGPS Chipを使うか MobileとWifiから大体の位置を取るのかを設定できます。もちろん、GPS Chipを使った方が位置精度は最も高くなりますが、バッテリー消費は大きいです。ログを取るインターバルも設定できます。
GPSログを取るときにはアプリもGPS Chipもバックグラウンドで動いてる訳で、バッテリー消費量が気になるところです。iPhone 7 Plus を使ってざっくり調べてみたところ、30分間の使用でバッテリーが約 6% 消費されました。単純計算で、フル充電だと約8時間連続して使えることになるので、あまり神経質にならなくても良いレベルだと思います。(iPhoneは充電しながらでも使えるし)

右の二枚は設定画面です。コンパスを ON にすると地図を自由に回転できるようになります。OFF だと常に北が上です。「ローカル名」は ON でないと地図上で日本語表示されません。それ以外、特筆すべき点は、iCloudにデータを置けることと、Mac 本体に myTracks アプリ(¥1,800)を入れておくとデータが同期できることです。この使い勝手は次回レビューします。
2017/06/29

今日はiPhone誕生から10周年

iPhone

iPhoneが発売されてから今日でちょうど10年。スティーブ・ジョブズの最高傑作であり、たった一つの製品でAppleを世界一の企業にして、さらに今でもトップの座を守り続けている。ほんとに凄いことです。それほど世の中にインパクトを与え、世の中を変えてしまった新製品だったわけです。

歴代 iPhone を並べてみると
2007年 iPhone (GSM)/ARM1176JZ: Storage 4, 8 or 16GB, Weight 135g, Display 320x480 (163ppi)
2008年 iPhone 3G/ARM1176JZ : Storage 8 or 16GB, Weight 133g, Display 320x480 (163ppi)
2009年 iPhone 3GS /ARM Cortex-A8 : Storage 8, 16 or 32GB, Weight 135g, Display 320x480 (163ppi)
2010年 iPhone 4 /Apple A4 : Storage 8, 16 or 32GB, Weight 137g, Display 960x640 (326ppi)
2011年 iPhone 4S/Apple A5 : Storage 8, 16, 32 or 64GB, Weight 140g, Display 960x640 (326ppi)
2012年 iPhone 5/Apple A6 : Storage 16, 32 or 64GB, Weight 112g, Display 1,136x640 (326ppi)
2013年 iPhone 5S/Apple A7 (64 bit) : Storage 16, 32 or 64GB, Weight 112g, Display 1,136x640 (326ppi)
2013年 iPhone 5C/Apple A6 : Storage 8, 16, or 32GB, Weight 132g, Display 1,136x640 (326ppi)
2014年 iPhone 6/Apple A8 : Storage 16, 64 or 128GB, Weight 129g, Display 1,334x750 (326ppi)
2014年 iPhone 6 Plus/Apple A8 : Storage 16, 64 or 128GB, Weight 172g, Display 1,920x1,080 (401ppi)
2015年 iPhone 6S/Apple A9 : Storage 16, 32, 64 or 128GB, Weight 143g, Display 1,334x750 (326ppi)
2015年 iPhone 6S Plus/Apple A9 : Storage 16, 32, 64 or 128GB, Weight 192g, Display 1,920x1,080 (401ppi)
2016年 iPhone SE/Apple A9 : Storage 16, 32, 64 or 128GB, Weight 113g, Display 1,136x640 (326ppi)
2016年 iPhone 7/Apple A10 : Storage 32, 128 or 256GB, Weight 138g, Display 1,334x750 (326ppi)
2016年 iPhone 7 Plus/Apple A10 : Storage 32, 128 or 256GB, Weight 188g, Display 1,920x1,080 (401ppi)

大きな進歩は3回。最初は iPhone 4 で採用された Retina Display。ついで、iPhone 5S からは 64 bit chipの採用。そして最後は iPhone 6 Plusから Display の大型化だと思います。

日本では iPhone 3G から販売されました。話題にはなりましたが、携帯電話としての機能がイマイチだったため見送り。通信環境も良くなってきたので3GSを購入しましたが、しばらくはガラケーと併用してました。

ちなみに、上の写真は 3GS, 4, 4S, 5, 6, そして7 Plusです。
3GSは流石に立ち上がらなかったけど、それ以外は今でも動かすことができます。(3GSが動くのはiOS 6まで)

iPhoneも機能的には行き着くところまで来たように思います。今後どうなっていくのか楽しみです。
2017/06/23

iCloudフォトライブラリーの不可解(2)

iMac, MacBook pro, iPhone, iPadなど複数のMacデバイスを使っているのでデータの同期はいつも課題でした。Win PCも使ってますが、メインはMacなのでiCloudは外せません。書類フォルダがiCloudに保存できるようになり、いずれのデバイスからもアクセスできるようになったのは大きな進歩です。(DropboxやGoogleDriveなどで既に実現できてましたが。)

さて、iCloudフォトライブラリーについて、便利な反面、大量のデータを扱う場合はiCloudの容量追加(有料)が必要だったり、スマートフォルダー機能が使えないなど課題もあります。今回、iMacとMacBood proの間で写真をiCloud経由で同期するとどうなるのか試してみました。iMac <=> iPad/iPhoneの同期はiTunes経由でもできるので困らないけど、2台のMac間では写真の同期は面倒だったんですよね。Adobe LightroomとCloudを使えばできるのでしょうが、先に書いたようにLightroomの操作性が気に入らないので諦めた経緯があります。

結論から書くと、iCloudフォトライブラリーを使うとiMacの写真Appで作成したデータは簡単にMacBook proに同期できました。ここまでは当然ですね。Appleのサポートサイトには「スマートフォルダーとプロジェクトは同期されない」と書かれていますが、Mac同士の場合はスマートフォルダーも同期されます。iMacで設定したキーワードやタイトルも含めて問題なくMacBook proの写真Appで表示できました。これは大変有り難い! ですが、プロジェクトはだめでした。まぁ、プロジェクトの位置づけ上、同期する必要はないのかもしれないので大きな問題では無いです。

iCloud上ではスマートフォルダーは使えません。iPadやiPhoneでも同様です。ですが、写真ファイルやスマートフォルダーの情報はiCloud上に同期されてるわけです。では、なぜ、iPad, iPhoneで使えるようにしてないのか。大変便利な機能なのに、全く不可解です。もしかしたら、一つの理由はiPad, iPhoneの写真アプリのファイル構造にあるのかもしれません。

iPhoneの写真アプリを初めて目にしたとき、写真のファイル名がどこにも表示されないことに戸惑いました。Appleさんが写真の整理をファイル名ではなく、撮影場所と日時で簡単に手間無く行えるように変えてしまった。ファイル名という概念をバッサリ切り捨てたわけです。iPhoneだけで写真を撮るなら困らないかもしれないけど、デジカメ写真も併せてPCで管理・整理して入れたいと思うと問題が大きすぎる。iPad, iPhoneでは写真の詳細表示をしても、ファイル名はおろかタイトルやキーワードすら表示されません。(Macの写真Appではファイル名、タイトル、キーワード、説明も表示されます)

余談ですが、iPhone写真のファイル名は IMG_xxxxというフォーマットで付けられます。機種変更すると毎回0001から始まるので、PCで管理するとIMG_xxxxという同じファイル名が沢山できてしまいます。Renameアプリは必須です。私の場合、IMGの部分をiPhoneの機種名にRenameして保存しています。Macへの取込はイメージキャプチャアプリを使います。Macに同期したフォトストリームから書き出すと、撮影日時などの情報が飛んでしまうことがあるので要注意です。

iPhone, iPadを単に表示デバイスとして旅の思い出とか記念写真などに使うなら現状でもさほど困りません。ですが、ここにも問題はあります。iPhoneなどの写真に表示される場所のデータがApple Mapから来ているわけで、そのApple Mapが完全ではないので訳のわからない表示になってたり誤表記もあるわけです。海外旅行した場合は、現地語で表示されて全く意味不明だったりも。な訳で、少なくともタイトルくらいは表示・編集できるようにしてくれないと実用的ではないんじゃないか・・・と思うのは私だけでしょうか。
2017/06/22

Mac 写真Appの良い点、悪い点

写真App

Apatureのサポートが終了して多くの人がAdobe Lightroomに乗り換えたのだと思いますが、私は写真のプロでも無いしRAW現像の必要性も感じてないので慣れないLightroomへの乗り換えを諦めました。素晴らしいアプリであることは間違いないけど、写真整理の目的には使いづらいかなぁ。ApatureがいつまでiMacで動くかわからないので、今のうちに写真Appに慣れておこうかな、と。独断と偏見で良い点、悪い点をまとめてみました。

まず、良い点
1. 言うまでもなく、純正アプリなので安心感があり、しかも無料
2. iCloudフォトを使えば、写真や動画を全てのデバイスの写真Appに同期可能
 (プロジェクト、スマートアルバムは同期できないので注意)
3. 編集ツールの機能拡張で様々な外部アプリが使える
 (定番アプリAffinityを使ってレタッチできるのが嬉しい)
4. Siriに写真を探してもらえる
5. Apatureと同様のスマートアルバムが作れる
6. iPhone, iPadの写真Appと共通した操作性
7. Apatureで入力したタイトル、見出し(説明)、キーワードがそのまま使える
8. GPS情報付きの写真にバッジが付く
9. メモリーを勝手に作ってくれる(使わないけど、あると便利なときもある・・かな)

悪い点というか、悩ましい点
1. iCloudフォトを使うと、有料でiCloudの容量を増やさないと多くの写真を保存できない
2. 参照ファイルはiCloudにアップロードされない(同期するなら取込/統合が必要)
 (同期したくない写真や動画をあえて参照ファイルにしておく使い方もできる)
3. スマートアルバムはiCloudにアップロードされない
 (スマートアルバムを使うならiCloudフォトで同期せずにiTunesから直接同期する)
4. オリジナルファイルからアップデートの機能がない

いまのところ思いつくのはこんなところでしょうか。
Apatureの劣化版ではあるけど、新しい機能も加わってるので将来を見越して使いながら慣れていくしかなさそうです。